7-03
日が落ちてきたので河原でキャンプをすることにした
ボアの肉が焼けた後、香辛料をかけてアルスに食べてもらうと
凄く気に入ってくれた、森での食事はただお腹が膨れれば良い行為で
味は関係ないと思っていたが、食が進むとご満悦である。
カエルのスープもあまりの美味さに驚きを隠せない。
暗闇になり焚き火に背を向け森を監視しているアルスの後ろで
俺はお風呂の準備をする
アルス「な、お前はいったい何をしているんだ」
森の中で入る露天風呂を一番の楽しみにして来たのだ
何とか誤魔化して入りたい
俺「ここは見晴らしが良いし、モンスターが襲って来ても
アルスさんなら楽勝で対処できるでしょ、僕のサーチもあるし」
流石に混浴は無理だろうから真ん中に仕切りを立てる
俺「この壁で見えませんからアルスさんもどうぞ、ヒール効果もありますから
明日の為にも体を癒してください」
俺が気持ち良さそうに入ってるのを見て、躊躇しながらも入るようだ
アルス「何だこの鉄の箱は、背負ってたヤツ?本当にお前は…
あ~こ、これは、気持ち良いな
森の中でこんな緊張感のない事をしてると死ぬぞ…ああ、でも気持ちいい」
露天風呂を堪能して今度は鉄のテントに形状を変える
いつもは1人用の軍幕型だが今日は2人なのでファミリータイプのカマボコ型にした
俺「俺の便利道具です、鉄を箱型に変形できるんです
剣とかの武器には変形出来ませんから、あまり役に立ちませんが、あははは
こんな強力な武器が世の中に知れたら、国が動き出す、
人同士で争ってる今は世に出すべきじゃない
人が減るスピードが加速してしまう、
火薬も絶対にダメだ 世に出す時は国が一つになって
力を合わせてモンスターと戦う時だと思う。
テントの中に箱型ベットを作りスライムを敷き詰め、ウォーターベットを作る。
アルスさんもどうぞ
アルス「な、いやもう何と言うか…」
呆れて物が言えない様だ
アルス「ここは本当に森の中なのか、普通は見張りをして1人づつ寝るものだが
町の家より快適ではないか…このベットの柔らかさよ」
文句を言いつつ気に入ってる様だ、寝付くまでの間、雑談をする
修学旅行のノリで普段聞けないような事を聞いてみたくなる
俺「冒険者の男女混合パーティって排泄とか大変そうですよね、特に女性とか」
アルス「何でだ?立ってするぞ」
俺「へ、森の中にお花摘みに行きま~すって感じじゃないんですか?」
アルス「お前は馬鹿なのか、1人で森に入ってしゃがんで背中を無防備に晒して
殺してくださいと言ってる様ではないか、
まあ、初級女冒険者の死因で一番多いパターンだな
1人木の影で排泄中にホーンラビットに背中を刺されて死んでるのを見て、
みんな成長していくんだ、小は竹筒を押し当てて男と同じ様にする」
俺「大は?」
アルス「お前は立ったまま大をするのか?」
話は終わった、そのまま眠りにつく…
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