7-01 初めてのパーティー
ヨモギさんが研究に集中してる間に夕食の準備をする
冷蔵庫がないので基本的に毎日買い物に商店街へ行くことになる
新鮮な肉は毎日冒険者が狩ってくるので問題ない
俺はストレイジ(時空間収納)があるので関係ないが
野菜が足りないので買い足しに行く、ボーちゃんの出す肥料で今度お庭に
畑を作らせてもらうかな
さて今日の夕食は何にしよう、そうだ香辛料的な物を採取してたので
カレーを作ってみるか、ウサギの肉入りカレーとサラダにした
じっくりコトコト煮てたらヨモギさんがフラフラ近づいてきた
ヨモギ「何~この食欲を誘う匂い~お腹すいた~」
俺「食事にしましょうかヨモギさん」
ヨモギ「ウマイうまい美味い、なんて料理なんだいユージ君」
俺「カレーです香辛料を使ってます」
ヨモギ「何とあの薬草を料理に使うのか、すごいな君は、もう家の嫁に来い
いや、真面目な話 宿を引き払ってうちに下宿してみないか」
俺「でも、男と女だし…」
ヨモギ「君は私を襲うつもりなのかい?」
俺「めっそうもございません、ありがたく住まわせてもらいます」
ヨモギ「よし、じゃあ今日からいいぞ」
俺「いきなりですか、わかりました後から宿に置いてる荷物を取って来ます」
ヨモギ「その代わりに家事全般頼むぞ」
俺「やはり、それが目的ですか あはは、家事は好きな方なので喜んで」
思い掛けず定住先が見つかった
ヨモギ「話は変わるがユージ君、ほぼシャンプーの製作の目ぼしが付いたが」
仕事が早い!
ヨモギ「一つだけ素材が足らない、アロエという薬草だ、明日ギルドに依頼を出しに行ってくれ」
俺「それなら僕が取ってきますよ」
ヨモギ「いや、その生息地はC級モンスターの生息地なんだ、君じゃ無理だろ」
俺「ん~ギリ行けない事もないけど、僕のスキルサーチとカバンを使えば大量に取れますし」
ヨモギ「ダメだ、君を危険にさらす訳にはいかん
それなら冒険者パーティの同行が条件だ」
ん~どうしよう、大人数だと俺の秘密が漏れるだろうし
ヨモギには内緒で1人だけ同行してもらうか、また小さな嘘をついた
俺「ヨモギさーん、お庭にお風呂設置していいですか~」
宿を引き払って、2階のヨモギさんの隣の部屋に間借りする事になった。
メルちゃんを庭に設置してスライム達と一緒にお風呂に入る
小鳥のピーちゃんも最近はすっかり気に入ってる、ボーちゃんと大はしゃぎだ
俺らの後に、ヨモギさんも入ってもらった
「君にはもう…何も言わねぇ」
翌日、ギルドに行きパセリさんにその事を相談すると
パセリ「ああ、ちょうど1人パーティーの仲間が怪我をして暇してる人が
いるから紹介するね」と言われた。
C級 女剣士 LV32 赤髪のアルスだ
俺「C級モンスターの生息地ですが、よろしくお願いします。」
アルス「はあーん、素材収集だーぁ?なんでそんなダサい事しないといけないんだよ」
パセリ「どうせ暇でしょう、行ってあげなさいよ」
アルス「あそこなら1泊するぞ、用意はできてんのか?」
俺「はい、大丈夫です」
アルス「じゃあ、さっさと行くぞ遅れんなよ」
俺「は、はい せっかちな人だなぁ、じゃあパセリさん行ってきます」
パセリ「気をつけてねー、早くシャンプー作ってねー」
うん、俺よりそっちの方が大事だよね。
「面白かった!」と思ったら
下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から、作品への応援お願い致します。
面白くなかったら ⭐︎一つ付けて下さい
がんばりますので ブックマーク頂けると本当に嬉しいです。
アダルト【18禁】な内容は、ミッドナイトノベルズに収録しております
そちらも合わせてご覧いただけたら嬉しく思います。