6-03
綺麗に掃除されたキッチンでヨモギさんが薬膳サラダと薬膳スープ
を作ってる、俺もストレイジからボアの肉を取り出して
ヨモギ「ちょっと待て~い、どこからその肉を出した」
ああ、また油断した
俺「この便利なカバンからです、あはは」
この世界にはマジックバックはあるようなので大丈夫だろう
ヨモギ「いやはや、キミはマジックバック持ちか、何度驚けばいいんだ」
微妙な嘘を積み重ねているが余り意味がないのかな…
その日は楽しい夕食になった、色々な話しで盛り上がり話しが尽きない
ヨモギはお酒も入り本当に楽しそうだ
俺「さっき、話をしてた石鹸なんですが」
ヨモギ「石鹸がなんだって、う~ヒぃック…」
俺「髪の毛を専用に洗う液体石鹸を作りたいんです、それと髪の毛の
ダメージを治してサラサラにするようなコンディショナーを」
ヨモギ「石鹸は石鹸だろう変な事考える奴だなぁ意味がわからん」
ん~体験してもらうしかないかな
俺「今からヨモギさんの髪の毛を洗らわせてください」
ヨモギのボサボサの髪を見て、ずっとウズウズしてた
ヨモギ「洗うってどうするんだよ」
俺はメルちゃんに美容室のリクライニングシートに洗髪シンクが一体になった
イメージを伝えて変形してもらった
俺「ここに寝てください」
ヨモギ「なんだこの椅子はキミはいったい…」
黙って寝てくれた、桶を借りて蒸しタオルを作り顔に掛ける
桶のお湯に石鹸を溶かし簡易シャンプーを作り髪を洗う
泡をたっぷり作り頭皮マッサージをしながら感想を聞く
ヨモギ「あ~気持ちいい、こんなの初めてだよー
人から髪を洗ってもらうのがこんなに気持ちいいなんて…」
泡を洗い流すお湯にヒーちゃんに入ってもらってヒール効果を付ける
少しはサラサラになってるみたい。
ドライヤーで髪の毛を乾かす、
筒を両手で持ち右手をヒール左手をエアーでドライヤーになる
ああ、あのヨモギさんがこんなに綺麗に…
鏡を見せるとサラサラ髪で眼をパッチリ開けたヨモギさんが
驚いた表情で「こっ、これ私?キミには本当に…」
部屋中綺麗になるどころか私までこんなに綺麗にしてもらって…
ヨモギ「なるほど、女性の真理を突くわね、髪が綺麗になると幸せな
気持ちになるわ、その内色々な専用の石鹸を作り出すんじゃないの?
食器専用とか洋服専用とか、あはは、そんな訳ないか」
流石に鋭い
ヨモギ「本当に今日はありがとう、明日も朝から来てくれるの?
道具の使用料を取るとか意地悪言っちゃったけど忘れて、
こっちからお給料だすからずっと居ていいのよ」
俺「給料の話は置いといて、明日からもよろしくお願いします」
そう言って宿に戻った。
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