第10話「桃・栗3年、柿8年」人の魂はどれくらいなのですか?
こんにちはー、黒助です。この世界に産まれ直して、皆から可愛がられている内に、あっという間に3才になりました。
とても幸せな日々です。特に、両親の仲がいいのが本当に嬉しいです。そういうわけで、今日は僕の両親について語っていきたいと思います。
まずは年齢から……僕の母親である、まりーは今年39才、父親ゴルトは48才です。二人共とても若々しくて元気です。
ちなみに、この村では大体45才くらいで結婚と出産をするみたいなので、僕の両親が遅いわけではないです。
どうして皆が45歳くらいで結婚と出産をするのかですが……
。。。
村長曰く『肉体を持って生まれた人間の魂が成熟するには、少なくとも100年はかかる』そうです。長い道のりです。
ちなみに、この村の人達の寿命は、エルフや魔族などの種族の例外を除けば、およそ120年くらいみたいです。
『生涯勉強』
生まれてから死ぬまで、ずっと学び続けなければならない。
そんな考えを地で行く、この村の多くの人達。だけど……
村人α「99才の私なんてまだまだ未熟者! 未熟者な私に子供を産み育てるなんて出来ない!」
なんてやってたら種が滅んでしまうんで……大体寿命の半分くらいの年齢で結婚するみたいです。そして村長が夫婦の相性や村の人口事情、食糧事情を考慮して、許可された夫婦だけが、この村で子作りに励むそうです。
けれど、そんな未熟な魂を持つ夫婦では、子育ては厳しいので、村の人達みんなで子供を育よう! ってことになっているらしいです。
ちなみにこの村は、村人同士の結びつきが強くて、避妊魔法というものも確立されているため、性にはかなり奔放な村です。村人みんなが夫婦みたいな感じです。
なので大半の村人は、子作りはしませんが、セックスは誰とでも沢山楽しんでます。セックスが汚いだとか下品だなんて考えはここの村人にはないようです。
楽しくて、嬉しくて、幸せになれる。これ程コミュニケーションに優れたツールはそうあるものではないので、とても綺麗で美しく、清らかな行為だと考えているみたいです。
なのでみんな、握手感覚です。したくないなら、そうはっきりと言ってるし、したいなら何処でも誰とでも、って感じです。特に女性が積極的です。男性の方が少し襲われ気味……。
何ていうか女性って、こんなに性欲がある生き物だったんだなぁ、って感じです。それを考えると、夢の中に出てくる地球って世界の女性は、もしかして色々と、かなり我慢をさせられてたんじゃないでしょうか?
女性の性欲が恥ずかしいと思われている世界では、色々と言い出せない性の悩みなんかも、多かったんじゃないかなって思ってしまいます。
地球という世界が、女性の性に対して偏見を持たれず、我慢をせずに幸せになれるような、女性にとって住みやすい世界になるといいですね。
続く……。
○ 私の独り言 ○
地球人は、自然な「性」についてよく考えるべきですよね。
地球人は自分達で「性」を作りすぎな気がします。
この世界の誰が、人間の男性に異常な「性」を、植え付けたのでしょう?
誰が人間の女性に恥じらいと誘惑を教えたのでしょうか?
化粧や衣装に欲情するのが男性の「性」なのですか?
化粧や衣装で誘惑して、地位や名誉に恋するのが女性の「性」なのですか?
それだととても残念なのです……。




