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第4話 手がかりと交渉

ー謎の失踪をする男達を追えー


 全国での男性失踪者の数は年間約5万2千人にもなるという。その中でも不思議な失踪をする男性が増加しているという。

 彼らはごく普通の生活を送る普通の男性ばかりなのだが、失踪1週間前くらいから目の焦点が合わなくなったり、無口になったり、無気力になるなど、鬱と似た症状になるのだが、鬱病と決定的に違うのが、皆一様にある者の名前を呼びながら夜な夜な徘徊するのだという。

 その名は、「アラクネ様」アラクネとはギリシャ神話における女性の名前でもあり、蜘蛛の意でもある。

 果たしてアラクネと失踪者とはどのような関係があるのだろうか。引き続き調査を続けたいと思う。


    ー失踪した記者のメモ書きより抜粋ー

 誘拐された藤森錬太郎(ふじもりれんたろう)の手掛かりを探すため、高倉惣之助(たかくらそうのすけ)は藤森珈琲店の店内を調べていた。

 店の外にCLOSE(閉店)の看板を掛けておいたため客が入ってくることはない。これで誰にも邪魔されることはないだろう。

 本来ならこれは警察の仕事なのだろう。だがどうしても自分で解決したいという想いと、大宮氷雨(おおみやひさめ)の「ご自分で探されてはいかがでしょうか?」という言葉がどうしても引っ掛かり、自分で調べることにしたのだ。

 (しばら)く自分で調べていて分かったことがある。レンタは早朝にはこの店に来ていたということだ。


根拠は3つある。

 1、店のカギが開いていたこと。

 2、コーヒーを淹れるための器具サイフォンが準備されていたこと。

 3、彼が肌身離さず持っていたお守りがカウンター席の下に落ちていたこと。

 このお守りは5年前に亡くなったレンタの母親、藤森鞠子(ふじもりまりこ)さんが亡くなる1週間前に病院のベッドの上にて手縫いで端正込めて作ったものだ。

 レンタが一度だけそのお守りを見せてくれたことがあった。それは彼の母の葬式が終わり数日が経った時のことだった。

 その日はおばさんの思い出を話し合っていた。その流れでお守りを見せてもらうことになった。そのお守りは手にスッポリ収まる位の大きさで、長方形の真紅の布地に金色の糸で笑顔という文字があしらわれていた。


「このお守りは母ちゃんとおれっちとの約束の証なんだ。母ちゃんが"アンタはバカでどうしようもないヤツだけど、これだけは覚えておけ。どんなに辛く悲しいことがあってもアンタは笑え。アンタの笑顔は周りを幸せにする"って言ったんだ。だからおれっちは"どんなことがあっても笑ってやる"って約束したんだ。だからよぉ、母ちゃんは死んじまったけど、泣く訳にいかねぇ。おれっちはどんなときも笑ってやるって誓ったからな。」

 

 そう言った彼は笑っていた。目から大粒の涙を流しながら‥‥。

 

 そんな彼をなんのために誘拐したのか‥‥金?そんな財産が藤森家にあるとは思えないし、俺もない。では、要求?藤森健三(ふじもりけんぞう)さんに?海外のコーヒーのことだろうか?いやあり得ない。俺が掛けた電話に出てる時点で違う。健三さんと交渉をするのであれば電話に出る必要がない。

 ではレンタを誘拐するうえでほかに交渉相手がいるとすれば‥‥俺か?だが、俺になんの要求をするというのか。じゃあ、ゲーム?なんてリスクの高い!!

 犯行状況を考えると共犯者がいる。大人の男一人をたとえうまく気絶させたとしても運ぶには女の子一人では無理だし、車が絶対必要だ。そうなると共犯者がいることになる。

 ただし一人ででも可能ではあるが、レンタに自分で誘拐場所まで来てもらうことになる。だがレンタが仕事を投げ出してまで行くとは考えにくい‥‥。


ークソォー、わからん!!


 時間を掛ければ掛けるほどレンタの命のカウントダウンが近づいているような気がして冷静な思考が出来なくなっている自分に気づく。

 そういえば今日は土曜日だったことに気が付く。俺は先ほどの自分で解決してみせるという決意をあっさりかなぐり捨て、猫の手ならぬ、妹の手を借りることにした。


 ピピピ、ピピピ、プルプルプルッ、ピッ、


「もしもし、高倉美晴はただいま電話に出ることが出来ません。発信音の‥‥」


 切られそうな気がしたため割り込むように、急いで話始めた。


「おい!!切るなよ!大変なんだって、錬太郎が誘拐された。美晴、頼むチカラを貸して欲しい。」


 兄のただならぬ雰囲気を感じとった妹は兄をからかうのを止め、事件のことについて真剣に訊く。


「誘拐?なんで錬太郎を?」


 年上を呼び捨てかよと思ったが、今はそれどころではない。 


「俺が聞きたいくらいだ。朝来たら、店は開いてたけどレンタはいなくて、電話したら、犯人が出て、誘拐しましたって」


「えっ?犯人と話したの?」


「ああ、なんで電話に出たのか知らんけど、今度はこちらから連絡しますってな。しかも犯人は昨日言ってた黒髪美少女さんだ」


「ええーっ?‥‥あぁ~なんか急展開過ぎてついていけないんだけども‥‥今どこにいるの?」


「藤森珈琲店の店ん中だけど」


「‥‥はあ。」


 なんだそのあきれたため息は?


「兄ちゃん、盗聴器とか隠しカメラとかまったく考えなかったの?」


「えっ?‥‥なんで?」


 何故こんなところに盗聴器や隠しカメラを仕掛ける必要があるのか?


「兄ちゃんが店の中に入れるってことは犯人も入れるってことでしょ。犯人が情報を手に入れようと思ったら、盗聴か盗撮をして現場の状況を(うかが)うんじゃない?まあ、あくまでも可能性だけどね。」


ーそんな可能性思い付かねえよ。どんな名探偵だ。


「とりあえず、すぐそっち行くから兄ちゃんは "なにもせず" "触らず" "黙って" 店の外で待ってて。」 


妹は【なにもせず、触らず、黙って】の3つを特に強調してから電話を切った。どうやら余程信用されていないらしい。

 だからといって妹に逆らう気も起きず、妹に言われた通り、なにもせず、触らず、黙って、店の外で待つことにした。



 店の外のテラス席の付近で待っていると10分ほどで美晴はやって来た。

 妹は上からポニーテールに黒のロングコート、赤の短めのふわっとしたスカートに黒のタイツそして丸めの黒ブーツという出で立ちだ。化粧もしている。かなり"おめかし"しているところを見ると何処かへお出掛け中だったのだろう。悪いことをしたなと思ったが、口に出すことができなかった。出してしまえば、言い合いになりそうな気がしたからだ。


 美晴は到着するなりすぐに店の中に入ろうとしたため思わず「おい、店の中には盗聴器かなにかあるんじゃ?」と聞いてしまった。


 俺の指摘に美晴は「安心して。ワタシが来ることは兄ちゃんのお陰でバレバレだから。」と返し、二階を指差し、「物置でなら話しても大丈夫。」と言った。


ーうわ~、凄い嫌みだな。


 どうやら美晴は折角のお出掛けを兄に邪魔されたことと兄の不甲斐なさにご機嫌斜めのようだ。でも本当に大丈夫なのだろうか?

 兄の不安とは対照的に妹は余程自信があるのか躊躇(ちゅうちょ)なく店の扉を開け、二階へと歩を進め、物置へと入る。

 妹が小学生のころから藤森珈琲店に遊びにきていたから二階に物置があることを知っていることは疑問に思わないが、なぜ盗聴器が二階の物置にはないと踏んだのか?


「美晴はなんで二階の物置には盗聴器がないと考えたんだ?」


「可能性が低いのよ。時間的にも物的にも色々。」


「可能性が低い?」


「まずこの店に設置される可能性が高いのは盗聴器。何故かというとカメラは回収しないといけないし、電波で飛ばすタイプだったとしても電池寿命は1日持たない。だけど盗聴器は2~3日持つからね。ただ例外としてコンセント型はずっと電気を供給されているから関係ないんだけど、ここの物置にコンセントはないのよね。」


 確かに不思議なことに此処(ここ)にはコンセントがない。


「しかも、犯人は大人一人を運ばなければならない。共犯者がいたとしてもすぐバレない所に仕掛けなければならないし、時間も限られる。二階に仕掛けたとしても、一階より人が往き来する確率は低い。犯人が情報を効率的に得る為には一階の店の中が一番なの。」


 俺は唖然とした。美晴が賢いのは知っていた。だからこそ俺は妹に協力を要請したのだがここまで頭が切れるとは思いもよらなかった。今まで俺が知っていた美晴は彼女のほんの一面に過ぎなかったらしい。


「じゃあその一階の盗聴器を探すとかは?」


「盗聴器はショボいやつならラジオとかで発見できるけど高性能なやつなら発見できない。時間の無駄よ。それよりもどうだったの?」


 俺は美晴に今までの事件の経緯(いきさつ)を昨日の占いのことから俺の先程までしていた考察まで俺の知っているすべてを話した。


 「犯人の目的は間違いなく兄ちゃんだね。もちろんお金のためじゃない。能力だね。」


「能力だと?俺は自分のことなんて話してなんかいないぞ‥‥あっ!!」


 自分で話してから気づく。


「心を読まれていることに気付かないヤツが防げる訳がないか。」


 大宮氷雨を占った日のことを思い出す。あの時、俺のなかでは空前絶後であろう事件だったため心を読めなかったという事実ばかりに気をとられていたが、前提が間違っていたのだ。俺が心を読むことができなかった彼女ではなく、心を読まれぬよう防ぐことができる彼女自身のチカラに焦点を合わせるべきだったのだ。


「読まれない体質という可能性もあるけど今までのことを照らし合わせると、気付いたというほうが自然かな。しっかり把握しているかどうかは別だけど。」


 美晴は俺を指差し「それに」と自らの推理を続ける


「もともと兄ちゃんは標的ではなかったんだと思うよ。兄ちゃんが占ったあの日、あの時、急遽(きゅうきょ)決定した。もしくはしなければならなかったんだよ。じゃなきゃ頭の悪いやつじゃない限りこんなお粗末な犯行にならないよ。」


「お粗末?レンタの名前を知らないとかそういうことか?」


 美晴はコクリと頷く。


「下調べが足りなすぎる。もし、ワタシが犯人なら錬太郎ではなく妹のワタシを誘拐すると思う。大の大人よりも女の子のほうが運びやすいし、この世界で唯一の家族であり、シスコンな兄ちゃんは血眼になって捜すでしょうから。」


「誰がシスコンだ。」


 美晴はふふっと冗談めいた笑いをした後、真剣な眼差しで


「血縁者がワタシしかいないということを考えると、友人である錬太郎より妹のワタシのほうが色々な意味で人質の価値が高い。」


 言われて初めて気が付いた。確かにその通りだ。レンタを必死に探さない訳ではないが、美晴が(さら)われたとなるとそれこそ形振(なりふ)り構わず探しまくるかもしれない。


 ‥‥でもまてよ?


「俺を直接狙わないのはなぜだ?まわりくどすぎる。」


 顎に手を当て、美晴は思案しながら答える。


「多分だけど兄ちゃんを試すためじゃないかな。普通ならお守りを落とすとか電話とか足がつくようなことはしない筈だから。」


「俺が色々な意味でどのくらいの能力を持っているか試しているってことか?」


「たぶんね。試すのが目的なら、ヒントはまだあるはずだよ。」


「よしっ!なら急いで探そう!!」


 妹は手で俺の動きを制する。


「なぜ止める?」


「そんなまどろっこしい方法なんてとらなくても大丈夫!!」


 自信たっぷりに任せろという妹。意味が分からず妹の後ろにただついていく俺。

 一体なにが大丈夫だというのか。

 美晴は一階の店の客席の中心で立ち止まる。


「本当は秘密にしたかったんだけども‥‥。」


 そういうと、妹は店のドアやテーブル、壁や床、お守りやコーヒーの器具などありとあらゆるものに手を触れ、20~30秒ほど目を閉じたかとおもうとまた別の物に触れるを繰り返し、店の中から外まで触れて回った。


「何をしているんだ?」


 大方の検討はついたが、質問せずにはいられなかった。

 妹は言葉を選びながら、ポツリポツリと語り始めた。


「ワタシが今したのは、人が触れたものの残留思念を読むというワタシたちが持っているチカラの応用なの。これは死んだお母さんが教えてくれたチカラの使い方のひとつなの。」


 話している途中でこの話の内容はとても危険なことに気付く。


「おい、こんなところで話したら美晴も危険な目に!!」 


 まだあるかどうかも定かではないが、美晴の推理を聞く限りでは盗聴器の(たぐ)いはあると思われる。そんな所で能力を明かしてしまうなんて自分を捕まえてくれというのと同義である。それと同時に俺も随分と迂闊(うかつ)な質問をしたものだと自分自身にも腹が立つ。


「だって兄ちゃんばかり危険に(さら)す訳にいかないもの。」


 能力を明かしたのはそれが目的だったらしい。


「はあ、まったく。」


 そして電話口で言われた妹からの警告の意味を理解した。


「あ~、だから電話口で美晴は店の物に触るなと言ったんだな。」


「うん。兄ちゃんがなんかやらかしそうだというのもあるけどね。」


 信頼してませんよという事実を改めて伝えられたことによって、時間差でぐさりと言葉がつき刺さる。


「イタタタ、もうちょいオブラートに包むとか何とかならんのか、兄の心はもはや砕け散る寸前だぞ」


「だって、前に家族たるもの嘘偽りは無しの関係が望ましいって、言ってたじゃない!」


「いや、それとこれとは‥‥まあいい。」


 今そんなことをしている場合ではないと気が付き、今一番重要な質問をする。


「で、なにがわかった?」


「うん。錬太郎はテーブル席とカウンター席の間、店の真ん中よりちょっと左側で気絶させられたみたいね。ビックリしたことに、店に来て気絶させて店から運び出すまでの間全部一人でやったみたいね。その後は仲間の車でおさらばしたみたいだけど。」


「女の子一人で!? 信じられん!!」


 レンタは身長180㎝の体重68㎏あるのにそれをたかだか一人の少女が‥‥化け物だな。こっちは普通の人とはちょっと違う程度だが向こうは体の作りからして全く違うらしい。


「で、犯人が残していった決定的なヒントがコレね。」


 美晴はサイフォンを指差す。


「えっ?なんにも‥‥なぁ!?」


 サイフォンの台座の下に紙切れが隠されていた。どうゆう順序で手掛かりを調べていったらこんなとこに辿り着くかは知らないが中身を拝見させてもらう。


 電話番号?全く知らない番号だった。


「掛けてみれば?」


 勿論そのつもりだ。俺は携帯で謎の電話番号に掛けてみる。


「もしもし」


「もしもし。こちらからのヒントは不要でしたね。」


 真横では美晴が携帯に耳を近づけて一音も聴き逃すまいと聞き耳を立てている。


「人を試すようなマネしやがってどうゆうつもりだ!!」


「申し訳ありませんでした。失礼を承知で貴方を試させていただきました。お願いします。助けてください。」


「助けてください?どうゆうことだ」


「実は私たちは貴方達と同じく、普通の人間ではありません。詳しくは言えませんがどうかチカラを御貸しください。指定する場所まで来てくだされば、ご友人の錬太郎様もお返しします。」


 貴方達?やはり盗聴されていたらしい。勿論、錬太郎もタダで返すつもりはないらしい。


「錬太郎の無事を確認させてくれ」 


「承知しました。」


 すると、電話口から聞き慣れたやけに(さわが)しい声が響いてきた。


「よお~、ソウちゃんコッチは天国みたいなところだぜ。ガ~ハッハッハッ~!!」


「元気そうで何よりだ」


「助けになんて来なくてもイイゾ。おれっちはここでキレイな女の子にお世話されているからよお。なっ、お、ね、い、さ、ん!!」


 ゴツンといい音がむこうの電話から響いてきた。


「もうよろしいでしょうか?」


「ああ、楽しそうで何よりだ」


 錬太郎が楽しそう?いや、違う。アイツはガ~ハッハッ~なんて声で笑わないし、あんなオーバーなテンションで話したりしない。俺に心配掛けまいとするアイツなりの気遣いと此処に来るなという暗黙の意思表示だろう。


「そういえば一つ、聞きていいか?」


「どうぞ。」


「警察に通報されるとは考えなかったのか?」


「ええ。あり得ませんから。」


「何故だ?」


「それは秘密です。」


 どうやら敵はなにか奥の手を隠しているらしい。奥の手どころか概要も分からない。圧倒的に情報的にも戦力的にも此方が不利だ。


「では堺港町南の南埠頭(みなみふとう)のウオハル社の廃倉庫にてお待ちしています。それからこの事を誰かに言ったら‥‥犯人の常套句(じょうとうく)なので分かりますよね?」


「チッ、分かってる。その代わり錬太郎になにかしたらてめえらぶち殺すからな!!」


「承知しております。あっ、それから妹様もどうぞお二人でお越し下さい。」


「なにっ!?それは‥‥無r、あっ、おい!!」


 否定の言葉を言い終えるまえに美晴が俺のケータイをひったくる。


「心配せずとも行きますのでよろしくお願いします。」


 言い切って電話も切ってしまった。


「おい!!オマエなにを言っているんだ!!!!」


「これは明らかな罠だよ!!それに元々ついて行くつもりだったし。」


「バカなこというな!危険だぞ!!大体からして盗聴されていたから能力的にオマエが一番狙われるぞ!!!」


「それじゃそんな危険な所に独り立ち向かおうとしていた兄ちゃんはどんな作戦を立ててるの?」


「そりゃ色々と作戦を練ってだな‥‥すまん。無策だ」


 なんの具体的な策も持たない情けない兄をよそに妹はフフンと得意げに鼻を鳴らし、


「ワタシは大丈夫。ちゃんと秘策があるから。手伝ってね兄ちゃん♪」


 敵の概要もなにも掴めていないのにどうするというのか?秘策とはなにか?

 藤森錬太郎奪還作戦の作戦準備のため兄妹は自宅へと向った。

 矛盾やおかしな点を修正するのにかなり手間取りました。かなり手直ししましたが、もし、修正点を見つけた場合ご指摘下さると幸いです。

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