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サイドストーリー Sunset in summer

ほんのちょっとだけガールズラブっぽい描写があります。

 それは、夏の神舞祭を五日後に控えた夏の夕方であった。いまだ太陽は地面に没するのを嫌がるように、その赤々とした姿を西の地平線に留めている。東の空はそろそろ黒と藍の中間色のような深みに染まり始めたような、そんな時間である。


 鮮やかなツートーンの空の下、夜風の露払いと言わんばかりに夕暮れの微風が王都を駆け抜けていく。


「ふう」


 一軒の大きな屋敷のテラスに、物憂げにため息をつく白っぽいサマードレスを纏った女性が一人。その髪の色はそんな夕焼けの赤を容易に想起させた。緩やかなウェーブを描いた髪が見事な隆起を誇る胸をつたい、いやでも立体感を強調している。男ならちらりと見ざるを得ない色気が弾けそうであった。


 リーズガルデ・ハイベルク。ハイベルク伯爵家夫人その人の夕涼みの時間は長い。今日も一時間前から日陰を作らせ、その下に冷たい飲み物と本を用意させて、長椅子に寝そべっていたのである。


 三杯目になるアイスティーを可憐な唇に注ぎこむ。長い脚を組み替えて長椅子に寝そべり直す。緑色のややつり気味の瞳が猫を連想させ、それがまた彼女のコケティッシュな魅力を増幅させていた。


「ああ、もう! 来る日も来る日も!」


 しかし、そんな美女の口から飛び出したのは愛の囁きでもなく、色っぽい睦み事でもない。罵倒寸前にまで加熱された悪態である。


 長椅子の前に置かれた白いテラステーブルの上に、そのイライラの原因が乗っかっている。何通も何通も重ねられ山のようになった封書だ。封書の綴じ目に家印が押されているのが、遠目でも分かった。家印は貴族のみが使用が許された物だ。


「リーズガルデ様、どうなさいましたか。おや、今日もですか」


「処理しても処理しても、毎日のように届くのよね、神舞祭へのお誘いが」


 四杯目のアイスティーのお代わりを持ってきた執事のロクフォートにため息をつきながら、リーズガルデは答えた。彼女が言う通り、どの手紙も五日後に控えた夏の神舞祭への誘いの手紙である。


 もちろん夫のブライアンを含めて二人で正式に家と家のお付き合いとしてご招待したいという内容の手紙ばかりなのだが、パーティーで会った時に、いやにリーズガルデに言い寄ってきた当主の家も何個か含まれていたのだ。


 それを思い出してしまう。リーズガルデとしてはまともな誘いも不真面目な匂いがする誘いも、まとめてごみ箱に叩きこんでやりたくなる。

 

 そうしないのは、たまに本当に慎重なお付き合いを求められる家が含まれる可能性がゼロではないからである。


 貴族にとって出世とは実務での貢献と財力、人付き合いの総合力により決まるものだ。実務、つまり、ついている役職での働きぶりは夫のブライアンが頑張るしかないとしても(本人は出世欲はまあそこそこと言ったところだ)、人付き合いの部分は夫人であるリーズガルデが何とかしなくてはならない。


 どの家の誰が何を好むか。

 どの家の誰が今勢いがあるか。


 そういった情報の海をくぐり抜け、より権力者に近づく、あるいはそこまでいかなくても、敵対しないような立場に家を誘導する。それが求められるのが、王都に居を構える貴族の奥方というものだ。


「なんかもう、こんなことばっかりしてるとやんなっちゃう」


 細い腕で髪をかきあげながら、リーズガルデはため息をついた。憂愁というには程度が軽すぎる。それでも、傍に控えるロクフォートは小さく苦笑するのを禁じ得ない。


「奥様。私ごときが口を挟むのは越権行為と存じてはおりますが、どうかご辛抱していただければと存じます」


「分かってるわよ、ロクフォート。私の判断一つでお家の行く末が変わるかもしれないんだから。真剣にやるわよ」


 ややツンツン気味に返ってきた伯爵夫人の返事を、忠実な執事は微笑で受け止めた。執事というと初老以上の男性をイメージしてしまいがちだ。けれども、長い深緑色の髪を首の辺りで結んでいるロクフォートはまだ30歳だ。長身のすらりとした姿を夏用の白い半袖シャツと黒いパンツで包んでいる。そんな彼は屋敷に勤めるメイド達の憧れの的である。


 もっとも憧れの的になる男性という意味では、ハイベルク伯爵家には何人か対象者はいる。当主のブライアンや居候のフレイもそうだ。故にメイド達の間では、誰がいいかとキャイキャイ騒ぐのは日常茶飯事であるのだが。



 とはいえ、それに慣れきった者――つまりはこの赤毛の伯爵夫人だが――はもういい加減封書の整理に疲れてきたので、テラスを後にする決意を固めた。


「後は夕食後にやるわ。ロクフォート、全部私の部屋に運んでおいてね、お願い」


「承知しました、奥様」


 慇懃に頭を下げる執事に「頼むわね」と言い残し、リーズガルデは夕暮れの残照を背にしながら、屋敷の中へと戻っていった。



******



「フレイが帰ってくるまで夕ご飯は待つわ。それまで少し散歩してくるわね」


「承知しました、奥様。行ってらっしゃいませ」


 メイドに一言声をかけ、リーズガルデは屋敷から表門を抜けて外に出た。一人で食べるのは寂しいので、フレイが帰ってくるまで待つ。これは彼が私塾に行きだしてからの日課だ。ブライアンは早い時は早いが、遅い時はとことん遅い。なのでたまたまタイミングが合えば、夕食を一緒にとることにしている。


 少しずつ暗さを増していく空。それを仰ぎ見れば、夏の星が微かな光を放っているのが見える。ようやく熱気の減った空気が肌に心地好い。


 (貴族も楽じゃないけれど、仕方ないわよね)


 そんな夏の夕暮れの街を、リーズガルデはとことこと歩いていく。サマードレスにサンダルという軽装なのは、この季節いつものことだ。


 ハイベルク伯爵家に嫁いで二年。

 もともと同格の伯爵家の長女として育ったリーズガルデにとって、それほど家格の変化というのは無い。そういう意味でも良い結婚であったと言える。


 夫のブライアンとの仲も良好であり、強いていえば子供が生まれればあとは言うことはない。だが、どうしてもついて回る貴族の装飾的な儀礼や義務が重く感じられる時もあった。


 ただし、それを含めてリーズガルデは今の立場に感謝している。やはり貴族であることのメリットは大きい、と思うことは多いのだ。


 ほぼ間違いなく飢える心配はなく、労働で手を荒らすこともない。これで文句を言えば罰が当たるだろう。



「人生万事ぬかりなし~とは言わないけれど、概ね幸福これ上等~」


 伯爵夫人らしからぬ鼻歌を即興で歌う。ご機嫌なリーズガルデはくるりときびすを返して、家への帰り道へとUターンした。




 その事件は、あと数分でハイベルク伯爵家に着くという時に起こった。


 いつもの道をいつものように歩いていたリーズガルデの前方から、ガラガラガラと大きな音をさせ、一台の馬車が走ってきたのだ。


 他にも馬車が走る大通りを走っていたのでいささか乱暴とはいえ、それ自体は問題はなかった。だが、その急な音に脅えた路肩に留めていた馬が後ろ脚で急に立ち上がったのだ。それは周囲の通行人にとっては少々災難だったろう。


「うわっ、危ないな!」

「きゃっ、何!?」

「押すな、こっちも倒れる!」


 リーズガルデ自身はその混乱のただ中にはいなかった。しかしこれから歩こうとしていた辺りがその混乱の渦に巻き込まれたのを、偶然目の当たりにしてしまう。その時、人込みの中に何だか見覚えのある人影を見つけた。


「......もう、ついてないわ!」


 半泣きになりそうな顔で道の脇にどいた一人の少女。騒動に巻き込まれたせいか、半袖シャツから覗く華奢な左腕の白い肌にべったりと青い液体がついている。何かの染料なのだろう。


「あら。あの子、確かフレイのお友達じゃ?」


 混乱を避けながら、リーズガルデはその見知った顔に近づいた。肩まで伸びた金髪がきらびやかに輝き、紫色の瞳は誰にぶつけていいか分からない怒りをたたえてなお美しい。


「ごめんなさい、ソフィーさんじゃない? 大丈夫?」


「え? あ、あっ! ハイベルク伯爵夫人!」


 慌てた様子で道路脇でお辞儀の姿勢をとろうとする少女――ソフィー・アンクレスを、リーズガルデは苦笑しながらなだめた。


「リーズガルデよ。リーズでいいわ、ソフィーさん。ところで貴女大丈夫なの? かなり酷く汚れたみたいだけど」


 リーズガルデの言葉にソフィーは視線を左腕にやった。確かに粘性の高い染料のせいで酷いことになっている。腕に異常はないが、シャツはもう駄目だろう。


「お見苦しいところを見られてしまいました、すいません、大丈夫です」


「全然大丈夫に見えないけれど......少なくとも怪我はなさそうね。ところでうちに何かご用かしら? フレイはそろそろ帰ってくる頃だけど」


 アンクレス商会の家はここからそれなりに距離があることを思い出し、リーズガルデは聞いてみた。フレイがこの少女と簿記を通じて友人なのは知っていたので、妥当な推測であろう。


「そうです。いえ、特に用があるわけではないのですが、少し話したくなったというか」


「そうなの? じゃあ、うちにお寄りなさいな。その服のことなら心配しないで。私の服貸してあげるから」


 幾分固くはあるがしっかりしたソフィーの返事を受けて、リーズガルデは優しく言葉を返した。少女の毅然とした表情に密かに感銘を受けたというのもあるが、ピンときたのである。


 (いらっしゃい、お嬢さん。うちのかわいいフレイに会いたいんでしょ?)


 恋愛経験なら二枚も三枚も上手のリーズガルデである。ソフィーの態度からほぼ正確に、彼女のフレイに対する気持ちを勘で見抜いていた。


 思わぬ申し出に動揺するもその抗い難い魅力にソフィーが屈したのも、無理からぬことであろう。



******



「すいません、本当に。汚れた服の着替えまで貸してもらっちゃった上に、夕ご飯まで......」


「いいのよー、ソフィーちゃん。あ、あとその服貸したのではなくて貴女にあげたのだから。ほんの気持ちだから遠慮なく受け取ってね?」


「おーおー、馬子にも衣装っていうけど本当だな、ソフィー」



 賑やかな三人の声がハイベルク伯爵家の食堂に響く。リーズガルデのありがたい申し出を受けたソフィーが着替えをして一緒に食堂に下りてきた時、ちょうどフレイが帰ってきたのだ。


「どうせだから一緒に夕ご飯食べていったら?」というリーズガルデの思いつきはすぐに実行に移され、リーズガルデ、ソフィー、フレイの三人で食卓についたというわけだ。



 今は食事も済み、そのまま談笑タイムとなっているところであった。




「こーら、フレイ! 女の子にそんなこといっちゃ駄目でしょ! こんなかわいい子にねえ?」


 従兄弟を注意しながら、リーズガルデはにんまりと隣のソフィーに笑いかける。若干緊張しつつも、それはソフィーにとっては嬉しい笑みに映った。


「ありがとうございます。でもこんな綺麗な服、やっぱりいただくわけにはいかないと思いますし」


「いいのよ、どうせ私には可憐過ぎて似合わないんだから。ソフィーちゃんが着た方が服も幸せだわ」


 恐縮するソフィーをリーズガルデは説得する。事実、ソフィーが着ているノースリーブのピンク色の短衣(チュニック)とお揃いのスカートには控えめにフリルがついており、ソフィーの若々しい可愛らしさを引き立てていた。確かにリーズガルデにはいささか可愛らし過ぎるだろう。


「どーせリーズ姉があれこれ着せ替え人形ごっこしたんだろ? いいよ、ソフィー、もらっちまえよ。迷惑料がわりだ」


「え? いや、確かにいろいろ服着せてもらったりしたけど、迷惑なんてあたし全然思ってないよ、フレイ」


 ほんとにいいのかしら、と半信半疑のソフィーである。それも無理はない。フレイと話せたらいいなあと思ってきてみたら運悪く染料をひっかけられ、半泣きのところをリーズガルデに見られたのだ。酷くバツが悪い思いをした時点から、どう運が向いたのか。


 家にあげてもらい夕ご飯までご馳走になり、さらに可愛い服もくれるという。降ってわいたような幸運だ。迷惑なわけがない。


「そうよー、ソフィーちゃんが着てこそ、その服意味あるんだから。ね、こんな綺麗な顔してるんだから、お洒落しないともったいないわ......」


「あ、リーズさん......指が」


 いつのまにやら席を立ち、リーズガルデは横からソフィーの細い顎にスッと指を走らせた。大人の女の細い指が白い喉元を掠める快感に、ピクンとソフィーが身を震わせる。


 (や、気持ちいい......!)


 一瞬目の前の美女の指先に魅了されかけたソフィーだが、あくまで一瞬。

 リーズガルデも本気で落としにかかったわけではない。そもそも同性愛者ではないので、少しだけ目の前の美少女に女の顔をさせてみようと悪戯心がわいたのだ。


「奥様。悪遊戯(わるふざけ)し過ぎですよ」


 そして案の定、リーズガルデの悪戯は見咎められた。声の主たるロクフォートがその長身をいつの間にか食卓の横に滑りこませている。


「やーね、ロクフォート。ちょっとからかっただけよ。ね、ソフィーちゃん?」


「そ、そうですよ! べ、別にあたし気持ちいいなんて思ってないですから!」


 リーズガルデに相槌をうち、墓穴を掘りまくるソフィーであった。赤くなった顔が見事にその言葉を裏切っている。それをみたフレイがため息をつく。


「こーら、リーズ姉。ソフィーからかうなよ。そっちの道に走ったらどうすんだ?」


「そ、そっちの道って何よ! 変なこと言わないでよ!」


 むきになるソフィーがフレイに食いつく。自分が仄かに恋心を抱いている相手にそういう目で見られたのがバツが悪い。とはいえ、フレイも目が潤んだソフィーが醸し出した色気にぴくんとくるものはあった。憎まれ口は半ば照れ隠しである。


「ふふ、ごめんね、ソフィーちゃん。あんまり可愛いからからかいたくなっちゃったの。フレイ、もう遅いから送ってあげなさい。いいわね?」


「へーい」


 従姉の命令には逆らえない。フレイはやれやれ、と席を立ってソフィーを促す。







「あの、今日は本当にご迷惑をおかけしました。ありがとうございました」


「また来てね、ソフィーちゃん。今度は別の服来て遊びましょ」


 門扉まで見送りに出た後、にこやかに笑いリーズガルデがソフィーとフレイを送り出す。門扉を開けるロクフォートはフレイに「お気をつけて」と丁寧に声をかけ、ソフィーには「またのお越しをお待ちしています、お嬢様」と微笑を送った。



 送られていく少女と送っていく青年の姿が見えなくなると、リーズガルデはさっさと屋敷へと戻ろうと歩き始めた。その横に忠実な執事が並ぶ。


「奥様、さきほどのソフィー様へのおたわむれですが」


「なあに?」


 不意に声をかけてきたロクフォートへと、リーズガルデは顔を見上げた。彼女の緑色の目が好奇心で輝いているのを確認してから、執事は質問を続ける。


「若様を挑発されるためですか」


「あら、やっぱり分かっちゃった? うちの執事は勘がいいわね」


「全くお人が悪い......」


 ロクフォートの端正な顔は僅かに浮かんだ笑いをこらえる。


「フレイもたまには刺激受けた方がいいのよ。もっともあの子は本命がいるみたいだけどね」


 そう言いながら、マレットの顔をリーズガルデは思い浮かべた。その横にソフィーの顔を並べてみる。



 (さあ、うちの従兄弟の恋の相手になるのはどっちかしら? 楽しみだわ)


 (絶対何か企んでますね、奥様)


 いやに上機嫌のリーズガルデに付き添いながら、ロクフォートは(仕方のない人だな)と内心ため息をついたのであった。



******



「わりいな、遅くなっちまって」


「ううん、こっちこそごめんね。送ってもらっちゃって」


 フレイの声にソフィーが答える。確かにフレイが言うように、そこそこ良い時間になっている。


 (でもフレイと二人きりとか、リーズガルデさんに感謝しなきゃ)


 とはいうものの、この状況はもちろんソフィーからすると嬉しい状況ではあるのだが。


「ねえ、聞いていい?」


「ん?」


 ソフィーがフレイを見上げると、フレイはいつもの少し眠そうな顔で反応した。


「リーズさんて素敵な女性よね。あんな風な人が近くにいて意識することない?」


「あるか! リーズ姉は親戚だぞ! おまけに小さい時からたまに遊んでもらったりした仲だ、ドキドキしたら怖いわ!」


 何を言ってるんだこいつは、という顔でフレイは全力否定した。もっともたまに目のやり場に困るような服を着ていたりもするのだが、従姉の為にわざわざ言うことでもない。


「まあでもさ、俺の目から見てもいい女だとは思うけど。ソフィーはああなりたいと思ってるのか?」


「え! うーん、なれたら素敵だろうなあとは思うけど」


 ソフィーは少し考える。現実的には難しいだろう、強いていうなら憧れというレッテルがソフィーがリーズガルデに抱く感情に付けられるだろうか。


 色気も余裕もある大人の女性。


 まだ15歳のソフィーが目指すには、少し無理のある目標だった。


 それでもいつかは。

 いつかはああいう女性になってみたいものだと漠然と思いつつ、ソフィーはフレイとの距離を拳一個分だけ近づけた。

書き終わってからリーズガルデだけ逆ハー状態ということに気がつきました。

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