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極東戦記  作者: ATD-X
1.日常編
7/66

第六話「閣議」

やっぱ政治は難しい。それではどうぞ。

1月28日

14:35、国会閣議室。


浅尾「さて、最後の議題は何だ?。」


現在俺こと霧本雄一郎官房長官は現在閣議に参加中だ。

さっきの議題は「福島の原子力発電所の復興関連」だ。


霧本「じゃ、私から。」


俺がそう言い席を立つとこの部屋に居る全員が視線を俺に向けてきた。

・・・・・やべぇ、緊張してきた。やはりこの部屋居るやつは法務大臣の小泉新治郎を除き全員が俺より20歳以上年上だからか。やっぱ年季か?。

ちなみにこの部屋に居る人物は総理大臣の浅尾 士郎、総務大臣の矢部 信三、法務大臣の今泉 新治郎、

財務大臣の森丘正弘、外務大臣の梅本忠弘、文部科学大臣の街斑 延孝、厚生労働大臣の永岡 蛍子、

農林水産大臣の城井 実、経済産業大臣の永津 協、国土交通大臣の今野 博、環境大臣の吉田 泉、

防衛大臣の平間 健夫、国家公安委員委員長の仲島 正治、特命大臣(領土問題対策担当大臣の外山福士朗、拉致被害者担当大臣の新田芳隆、金融担当大臣の内嶋 栄一、消費者及び食品安全担当大臣の石川 孝文)の4人だ。


街斑「どうしたんだ?、早く言いたまえ。」


霧本「す、すいません。」


やばい早く話さなければえっと。


霧本「武器の輸出ですけれども、識字率、及び就学率が低い国には輸出しない、と言うのは出来ないのでしょうか?。」


・・・・・・・・・この静寂は何だ!?。

この空気はきつい。誰でもいい発言をしてくれ!。


永津「輸出を制限するからにはそれなりの理由があるはずでしょうね。霧本官房長官?。」


やっと発言が来たか。


霧本「はい、理由は就学率が高ければ少年兵がなくなるのではないか。という考えと、識字率も高ければ民主化に貢献できるのではないか?。という考えからきています。それに教育をおろそかにしている国には未来はありませんからね。」


永津「つまり、君は武器の輸出を君の言う条件で制限すれば識字率などが上がると思っているですか?。」


霧本「はい、そうです。もちろん学校建設などには我が国が援助しますが。」


森丘「それでは我が国は損だけをするのでは?。」


霧本「いえ、損ばかりではないと思いますよ。長い目で見ればその国に親日感情が芽生えて親日国になると思いますし、我が国の民生用品などを無償で少数給与すれば我が国の製品の宣伝になると思います。それに資源等の貿易時にこの件である程度融通が利くのではないかというのが私の考えです。」


浅尾「成る程、そういう事か。」


といきなり聞き役に徹していた麻生さんが呟いた。


浅尾「多数決を執るぞ。」


そして、多数決の結果、賛成十七人、反対ゼロで関連法案が衆議院で提出されることとなった。

ちなみに領土問題対策担当大臣は沖縄及び北方領土対策担当大臣の発展版と解釈してください。

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