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極東戦記  作者: ATD-X
3.帰ってきた日常編
51/66

第四十二話「自己紹介」

遅くなって申し訳ございませんでしたあぁぁ←ジャンピング土下座


今回のゲストは霧本雄一郎官房長官です。


「・・・・・どうしてこうもぽんぽん更新が遅れるんだ?。」


一にネタ不足、二にアーマードコア3ポータブルが面白い。三がバイト探しで四が大湊地方隊に所属している選定の設定がなかった。五に部活。六がエスコンどうしようかと言う悩み。


「つまり全部お前のせいか。特に二は100%お前が悪い」


返す言葉もございません。それでは第四十二話どうぞ。

十月十日

午後三時三十分

海上自衛軍大湊基地


<巻波孝太三等海曹>



巻波「他の艇魂を紹介したい?」


まきなみ「はい。」



やることが無いので部屋で本を読んでいるとまきなみが転移してきて、言ったのが先の言葉だ。



巻波「まぁ、確かに同じ基地内にいるのに知らないって言うのはどうかと思うけど・・・・」


まきなみ「ですよね。と言うわけで今から予備会議室に行きましょう。」


巻波「ちょっと待て。」



そういいながら僕の手を掴み転移しようとしたところで待ったをかける。



まきなみ「はい?」


巻波「清水は連れて行かないの?。」


まきなみ「清水さんは外出していていませんよ。」



どおりで朝から見かけなかったわけだ。それにしても自分の艦内であれば人がいるかいないかを探せるなんて艦魂は便利だよね。

そんなことを思いながら転移をする。



まきなみ「それではここで待っていてください。」



そう言ってどこかに転移していった。

ここでまきなみや清水の知り合いの神職関係者から教わった艦魂の特徴を思い出す。


艦魂と言うものは各艦船や小型艇に一人宿っており必ず女性の姿をしていて、艦魂の精神は艦の士気とリンクしており艦の状態は艦魂の状態とリンクしている。艦魂の行動範囲は宿っている艦とその周辺の空間。つまりある程度は外で行動することが出来る。けれど基本的には物体に触れられないために外へ出ても散歩しかやることがないらしい。

ただ、艦魂が見える人間が触れたものには触れるらしい。

ちなみに似たような存在に飛魂と車魂がいるらしいけど、そこはまだ詳しく知らない。



マユ「おお。巻波。お茶いる?。」



しばらくしてマユとハルの二人が入ってきた。二人ともお盆にお茶を載せている。

恐らくまきなみが連れてくる艦魂に用意するお茶だろう。



巻波「それじゃあ一杯。」



そして、お茶を受け取る。茶柱が立っている。これは縁起がいいね。何かいいことが置きそうな予感がする。



巻波「おいしい。」


ハル「ありがとうございます。」


マユ「よかったね~ほめられて。っと、そろそろ来るよ。」



マユが部屋の隅を指差す。指された方向を見ると空間が光り徐々に人の形を取っている。

やってきたのはまきなみを含め全部で六人。



???「この人がまきなみ三尉が言ってた人?」


まきなみ「うん。」



小柄な少女がまきなみに僕の事を聞いているようだ。とりあえず自己紹介をしておこう。



巻波「始めまして。まきなみ乗組員の巻波孝太三等海曹です。」



外見が年下とはいえ階級章は全員僕より上か同じ個が多いので敬礼しながら自己紹介をする。

すると他の艇魂も返礼しながら自己紹介してくれた。



わかたか「自己紹介ありがとうございます。私は艇魂のわかたか海士長。ここの哨戒艦艇の中では一番年上です。こちらは私の妹のくさたかにきたか。同僚のゆずです。」


くさたか「はやぶさ型ミサイル艇十五番艇。くさたか一等海士です!。」


きたか「同じくはやぶさ型十三番艇。きたか一等海士です。」


ゆず「・・・・・艦種記号YDT-2、水中処分母船2号、ゆず海曹長。」



わかたかが笑みを浮かべながら、くさたかがはきはきとしながら、きたかがまっすぐとこちらを見ながら、ゆずが静かに敬礼しながら、それぞれ自己紹介をしてくる。そばでマユとハルがお茶を置いて静かに転移していった。



わかたか「噂は聞いてますよ。久々に艦魂が完全に認識できる人と。」


巻波「うん。そうらしいみたいだね。上陸した時に清水――――――もう一人の艦魂の存在を認識できる奴で今は上陸してここにいないやつの知り合いが神主をしている神社で見てもらった時に、霊的なものの存在を認識できるようになってるって言われたし。」



神社の話を聞いたらゆずの目が鋭くなった。神社に何か恨みでもあるのかな?。



ゆず「・・・・・・その神社の名前は?。」


巻波「舟御霊ふねみたま神社だったね。海難事故で死んだ人や舟に関連する妖怪とかを祭っているよ。」


ゆず「・・・・・そう。今度写真撮ってきて。」



心なしか目がきらきらしている。この様子じゃ恨みはないみたいだけど・・・・・。

そんな僕の疑問にまきなみが答える。



くさたか「ゆずは以外に恋愛系がすきなんです。巻波さんの言った神社は彼女のお気に入りの物語に関連する舞台だから・・・・」



ああ。なるほど。つまり、らき○すたとかに登場した実在の神社にファンが押し寄せたのと同じ奴か。




きたか「ところで、まきなみ三尉と発音がいっしょってまぎわらしくない?。」


くさたか「ちょっと。敬語を使いなさい!。」



バシリ!ときたかの頭を叩くくさたか。きたかが頭を抑えながらくさたかを睨みつける。



きたか「何すんのよ!。」


くさたか「階級は上よ!。ちゃんと敬語を使いなさい。」


巻波「別に無理して敬語は使わなくていいよ。質問の答えだけどあまり意識したことはないね。」



喧嘩になりそうな空気を質問の答えで一掃する。軍籍に入っているとはいえこの子達も外見年齢相応の子供だね。多分その手の人たちからは結構嫌な視線受けると思う。みんな外見はきれいだから・・・・

そんなことを考えていると、わかたかがジト目で見てきた。



わかたか「今、へんなこと考えませんでした?。」


巻波「いや、別に。ところでゆずの名前の由来って何?。」



話題を変えて質問の追及を回避する。女の感は怖いね。でも水中処分母船2号という艦名からどうして果物の名前が名前になったのかは正直言って気になる。



ゆず「・・・・・YDT-のYD両方の文字にUをつけた後にDをZに変えてローマ字読みにして完成。Uは2の英語の発音から取り出した。」



なるほど。そういういきさつか。けど、2は英語でTWOと発音するからそれは間違いなんだけどなぁ・・・・。



ゆず「・・・・・ちなみに名前をつけた後に2の発音が間違ってた。」


巻波「そうなんだ。」



その後は特に変わった質問はなく、解散となった。

陸から帰ってきた清水にこのことを話したら上陸しなきゃよかったとぼやいてた。

「やっと他の艦魂が出てきたか。」


ええ。と言うか、他の艦魂の設定を考えなければ・・・・


「新米士官先生や零戦先生の影響を受けすぎたか。」


そうなりますね。キャラクターの多い小説の作者のすごさがよく分かります。


「・・・・まぁ、がんばれ。ところで前回お前」


はい?。


「陽子の名前を忘れたそうだな。」


・・・・正確に言えば、忘れかけたの方があってます。


「とりあえず、逝け。」


残念M36の対策は完了してますよ。見よ。この防弾盾を!


「それじゃ、それで砲撃を防いでみろ。」


何故に砲撃が出てくる・・・・って何ですあれは!?


「M36ジャクソンだな」


もしやCod4のジャクソンの転生した姿!?。


「残念だが、違う。焼き払え!」


ズドオォォォン!


「対戦車自走砲に焼き払えは・・・・ぎゃあぁぁぁぁ!」

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