第三十七話「それぞれの理由。そして、ハイポート走。」
最近更新の頻度が墜ちている。
それはなぜか?。
そうネタがない!。Help me ERINNNNNN!。
と言うことでゲストは西山二士です。
「何がと言うことなのかさっぱり分からないし、二次元のキャラクターに助けを求めるな。」
じゃあ、Herp me ERWINNNNNN!。
「砂漠の狐に助けを求めても死んでるし身分も違うから無理だ。」
さて、漫才はここまで。本編どうぞ。
陸上自衛軍
九月九日
午前十一時三十分
<町田耕哉三等陸曹>
町田「山崎はやっぱ曹になるのか?。」
山崎「一応なるが・・・厳しいな。」
どこか遠い目をしながら呟く山崎。
そういえば巻波三曹の見舞いに行って帰った直後に曹候補の指定を受けたんだよな。
曹候補の指定は陸士長として一年間過ごしたやつから任免権者―――山崎の場合は土屋隊長が成績優秀者を選び、指定する。
曹候補生の指定を受けると陸曹候補生課程とい陸曹になるための試験を受けることになる。
が、その前に二~四週間ほど陸曹候補生履修前教育――――陸曹候補生課程についていくための最低限の知識や技能を学んだり、鍛えたりする教育を受けなければならない。
そして、陸曹候補生課程を受ける。
町田「俺のやつもけっこうきつかったな。」
一般曹候補生の訓練を思い返す。二士として入隊後六ヶ月で一士。その一年後に陸士長となりそして承認試験を受け陸曹となるまでの過程を思い出す。
座学では他の指定を受けた陸士長と共に必死で勉強。間違えたら怒号が飛んでくるという。
鍛練では延々と走り続ける。九月に入ったとはいえ残暑が厳しい現在。軍靴の下は汗でびしょびしょ。
軍靴の中は金魚が泳げたかもしれない。
因みに普通の曹候補生と一般曹候補生の違いは入隊後兵として活動するか下士官として活動するくらいだ。
町田「何で最初から陸曹にならなかったんだ?。」
山崎「一般曹候補生の存在を忘れてたた。」
自分の就職先の制度くらい調べろ・・・・。
因みに俺の入隊理由は高校で進路が中々決まらなくて外をふらついていたら地連の親父と遭遇。
地連の親父にホイホイと着いていったら自衛隊への進路が内定。
結果こうなった。
町田「ところで、お前らはなんで自衛軍に入った?。
俺は進路が決まらなくて外をぶらついていたら地連の親父に声をかけられてだが。」
山崎「夜逃げした親の借金を返済するため。」
田中「資格が目当て。」
西山「就職が楽そうだったから。」
弓川「東日本大震災の時に助けてもらってあこがれたから。」
見んな様々な理由で自衛隊・・・ではなく自衛軍に入隊してるな。
南はいったいどんな理由で入隊したのだろうか。
しかし山崎のはシリアスだな。夜逃げって・・・・。
町田「山崎。良い嫁さんもらえよ。」
山崎「言われなくてももらう・・・・・いや、攫うつもりで探すよ。ヤル時にぎゅってしがみつくロリな嫁さんが欲しいな。」
西山「おまわりさん。こいつです。」
一瞬、暗い雰囲気になりかけるもすぐに持ち直す。
後、西山。そこは警務隊だろう。
そんなことを考えているうちに土屋分隊長が声をあげる。
土屋「全員。小休止終了!。」
町田「おし。いくぞ。」
遅れるとどやされるので駆け足気味でいく。
特に俺は陸曹候補生なのでちゃっちゃといかないと色々と不味いことになる。
土屋「さぁ、楽しい楽しいハイポート走だ。一時間走り回るぞ!。」
ハイポート走とは小銃を抱えて走り回る運動だ。決して腕を下ろしてはならない。
分かりやすくいうなら鉄アレイを抱えて走り回るといったところか・・・・。
最初は腕が痛かったが、慣れとは恐ろしい。徐々に慣れてきて入隊前は普通だったのが今じゃ結構あるからな。
ちなみに、ハイポート走を夏場にやる人が居るなら熱中症には十分注意してくれ。
土屋「全員駆け足!。」
今回は訓練用の64式7.62mm自動小銃を持って走っている。
89より重いから訓練になるがいかんせん89に慣れていると重く感じる。
だからこその訓練だが。
土屋「もっと早く走れ!。いい忘れたが、陸曹候補生は三十分追加だ!。」
「「「了解!」」」
・・・・・やっぱりな。返事をしながら内心呟く。
陸曹候補生の指定を受けた当たりからハイポート走の走る量が通常より多くなっている。
いくら陸曹候補生課程に着いて行く為とはいえきつい。
だが、それでも山崎はましだ。一尾のやつなんてミニミを持って走っているからな。
山崎「町田。俺陸曹候補生になれるか不安になってきた。やめたら無職になるのが確定してるのに・・・。」
町田「なれるかじゃない。なるんだ。こういう気持ちでやれば陸曹になれる・・・・・はず。」
山崎「頼りない返事だな、おい。」
自分でも自覚している。ぶっちゃけて言えば、陸曹候補生履修前教育の時点できつそうだから陸曹候補生課程に入ればどうなるか・・・・。不安だ。
土屋「そこ!。喋る暇あったら走れ!。」
町田/山崎「「は、はいっ!」」
土屋隊長に見つかって俺と山崎はすぐに走り出す。
幸い、追加されるということは無いようだ。追加されたら間違いなく死ねる。
土屋隊長に目をつけられないように黙って走ることにする。
黙々と腕の痛みに耐えながらハイポート走を行いノルマを達成した。
「ところで、作者。」
なに?。
「俺達の入隊理由は分かったが、他の隊員の入隊理由はいつ発表するんだ?。」
・・・・・・考えてなかった。待て。無反動砲で何をしようとしている?。
「お前をうつ。」
う、撃つ!?。やめろ!。俺の肉体がバラバラに弾け飛ぶ。そしてお前にもダメージが!
「関係ない。小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?。」
NO!。
「おらっ!」
ズゴン。
・・・・そっちの打つかい・・・・・ごふ。
「撃ったらやばいのは当たり前だろう。
さて、作者がいないので代わりに・・・。それでは、次回もお楽しみに。」