第三十四話「慰霊」
諸君、私は最初に言っておこう。今年最後のゲストは全サイドの主人公とヒロインです。それでは、ミュージックスタート!。
テーレッテー。テテトテトット、テテテテッテ~♪
鷲田「最近頻繁に登場している気が・・・・・。」
尾咲「まぁ、この翔で私たちの出番はほとんど無かったし。」
町田「俺たちは初めての登場だな。」
神楽「初めての登場がこういうのだと何か緊張しますね~。」
清水「それにしても何で北斗の○?。」
天白「伏字の意味が無いわね。」
霧本(以降、雄一郎と記載)「陽子はここに出るのは初めてだったな。」
陽子「そうね。まぁ、楽しみましょう。」
今年最後の投稿ですから、こんなに呼んでみました。
・・・・・ほんとは、もう二つほど話を今年中に同時投稿するつもりでしたが、書き終わりませんでした。
鷲田「まぁ、バイトをしているからな。仕方ない。」
ええ。そういってもらえると助かります。
ついでに言うと神楽さん、天白さん。ヒロインらしいこと書けなくてすいません。
神楽「いいえ。全然問題ないですよ~。」
天白「でも、来年は書きなさいよ。」
善処します。
町田「にしても、サブタイトルと、前書きの温度差が激しいな。」
清水「それには同意する。」
うん。ちょっとミスったかも。それでは、本編どうぞ!。
陽子「フフフフフフフフ。」
雄一郎「陽子?。」
八月二十五日
東京、武道館 日シ事変戦死者慰霊式典会場
十一時四十八分
<霧本雄一郎官房長官>
武道館の空気は悲しい雰囲気に包まれている
日章旗の下に献花をする人が並んでいる。
すすり泣く人も居る。
残された遺族だ。
いや、遺族だけじゃない。自衛官や海上保安間も泣いている人が居る。根室港の住人もここには居ないが、恐らくこの式典を見ているだろう。
こういうものを見ると自分達の選択が正しかったか疑問に思うものだ。
だが、選択し、行動し、結果を残した。いまさら行ったことを公開するわけには行かない。
しかし、今回の事は深く刻まれるだろう。
何せ、七十年間平和の中に暮らしていたのだ。この傷は果てしなく深い。
さて、この日シ事変の被害だが、
航空自衛軍
根室分屯基地が全損。網走、稚内両分屯基地は損害はあるが、時間をかければ再び稼動できる。
しかし、死傷者が結構出ている。
戦闘機の損害は
F-2二機、F-4八機、F-15四機、UH-60J一機、U-125二機。
人員は八十三名戦死、三十二名負傷。
陸上自衛軍
稚内、礼文分屯地が全損、標津分屯地、美幌駐屯地は時間をかければ復興できなくは無い。
74式戦車 二十四両 90式戦車六両 10式戦車一両。うち74式戦車八両、90式戦車四両、10式戦車は修復すれば運用可能。
その他戦車以外のAFV、合計二百五十両。
うち百三十九両が修復することで使用可能。
人員は九百三十二名
海上自衛軍
稚内分屯基地が全損
まきなみ、りゅうじょうが中破、きりさめ、ありあけ小破。ミサイル艇が二隻中破。三隻撃沈。
幸い、被害はよそうより少なかった。
撃沈艦が二隻以上出ると思ったが・・・・。
それと、冷夏の桜作戦時に、特殊警備隊員二名が死亡した。
戦死四百二十八名 負傷者十六名
海上保安庁は
巡視艇、巡視船合わせて二十六隻が沈没。
全て第一管区の船だ。しばらくは他の管区の巡視船や巡視艇を動員しなければならないだろう。
人員は
戦死三百四十二名 負傷、四百二名。
日シ事変の原因となった栄漁船団の犠牲者は三十一名。
漁船も三隻の内二隻が沈没。もう一隻も中は判定を受けて、現在修理中だ。
上陸された時の被害は民間人に三十六名の犠牲者が出ている。
と、こんな感じだ。
これは次の防衛大綱はこの事変が強く反映される。
もし、日本が再び戦闘になっても死傷者が減らせるようにな・・・・・。
同時刻
靖国神社
陸上自衛軍
<町田耕哉三等陸曹>
「総員、捧げ銃!。」
中隊長の号令を聞き、捧げ銃を行い、戦死者の冥福を祈る。
この戦いで俺がよく会話するやつからは死んだ奴はいなかったものの
怪我が原因で辞めるやつが結構出てきた。
南や結城陸曹長もその中に入っている。
南は銃弾が骨を傷つけ、自衛官としての任務が出来なくなり退職することになり、
結城陸曹長は盲貫銃創で背骨に銃弾が残っており取り出そうにも下手に取り出せば間違いなく
大変なことになるらしい。
さらに激しい運動は危険で自衛官としての職務は全うできないと判断され退職することになった。
結城陸曹長の後釜には水城二曹が着いた。
俺の班の通信兵は、しばらくは山崎が担当することとなる。
「捧げ銃、やめ!。」
捧げ銃をやめ、戦死者に黙祷する。
来世では、戦争に巻き込まれないようなところに生まれろよ。
同時刻
自衛隊病院
海上自衛軍
<清水良助三等海曹>
「はぁ。あの説教も聴けなくなるのか・・・・。」
「そうだね。」
病院で別途に寝ながらテレビで式典を見ながら喋る。
海木海曹長の死からは立ち直ったが、やはり、どうしても喪失感が大きい。
「天白も寂しいとか思ってるのかな。」
「さぁな。ところでこっちが被弾した後天白はどうしてたんだ?。」
「確か、暫く哨戒活動をしてりゅうじょうに着艦したらしいよ。」
天白から聞いた被弾した後のまきなみの様子を清水に語る。
テレビから音声が聞こえる。
「黙祷。」
この声を聞いて、黙祷。まきなみの乗員の冥福を祈る。
もちろん、この戦争で死んだ人たちも祈る。
それにしても色々と寂しくなるな・・・・・。
同時刻
那覇基地
航空自衛軍
<鷲田雄大三等空尉>
「黙祷」
テレビからの声を聞き黙祷。
一分間の黙祷の後、スクランブル待機に向かう。
今回の事変は俺たちは最後まで関わらなかったが、空守の知り合いがこの事変に参加している。
空守曰く「まだ無事を確認していないが、二人ともタフで――――――――――とくに陸自に所属しているやつは運が人より高めなので多分無事だと思う。」
との事。
しかし、知り合いに二人も自衛官であることは早々無い。
この県が落ち着いたら、会いに行こうと思う。
尾咲「にしても、日本が実戦を経験するなんてね。」
スクランブル待機の途中に読書をしていた尾咲が顔を上げて呟いた。
まぁ、確かに俺もそうは思っていた。
それに、実戦を経験したと言っても―――――――こう言っちゃ何だが実感がわかない。
戦場は北海道。ここは沖縄。しかも、現在は徐々に仮想敵国が中国や韓国等に移っているので、
南西方面からは兵力は徴用されていない。
鷲田「そうですね。まぁ、俺たちは俺達の任務を達成するだけです。」
尾咲「あら?。冷たいわね。」
・・・・・・・実は言葉が思いつかなかっただけだったりする。
尾咲「でも、もしもの有事になったら守ってね。」
鷲田「それにしても、今日は来ませんね。」
尾咲「あら、スルーされた?。
けど、確かに。普段ならとっくに空の上に居るはずなんでけど。」
話をそらし、会話を別の話題にする。
シベリアとの戦いが起きているときは、かなりの頻度で中国軍機が防空識別圏内に接近していたわけだが、今日はほとんど来ない。
首をかしげている。
だが、噂をすれば何とやら。サイレンが鳴った。
瞬間、走り出す。
そして、F-15に乗りハンガーから出て、滑走路から飛び立ち、指定の高度まで向かう。
鷲田「噂をすれば何とやらとはまさにこのことだな。」
管制「ハウスよりカフー。ボギーは当基地から三-二-四の方位。
直ちに向かえ。」
尾咲「了解。さぁ、いくわよ。」
真昼の空を二機の鷲が飛んでいく。
俺たちはこの事変の最中はずっとスクランブル任務に明け暮れていた。
まぁ、これからも続けばいいんだがな・・・・。
さて、今日も歓迎しましょうかね。
町田「何か、いつもと順番が違うな。」
日常への復帰をイメージしましたから。
鷲田「確かに日常はいいが・・・・」
尾咲「あんな日常はお断りよ。毎日、中国軍が飛んでくるもの。任務だから仕方ないけど。」
「こっちの哨戒任務もきついぞ。毎日景色の変わらない海、海、海。しかもある種の閉鎖空間だから精神的に来る。」
「それに着艦も結構難しいわよ。艦が動いているし・・・。」
ほんとにお疲れ様です。リアルで現職の自衛官や予備自衛官や自衛隊に入る人、来年頑張って下さい。
雄一郎「おい。こっちもがんばっているぞ。」
あ、すいません。何分、内閣がアレなんで・・・・・・。
神楽「まぁ、頑張って下さい。」
巨乳美人の応援来たwww。これで勝つるwww。
町田「何に勝つつもりだ」
それでは、締めの挨拶に行こうと思います。
来年も、極東戦記を――――――――――――
「「「「「「よろしくおねがいします!!。」」」」」」
「ところで、作者さん。」
はい?。何ですか陽子さん?。
「私の出番が全くなかったのは何故?。」
・・・・・・・・あ。
雄一郎「やっちまったな・・・・・。」
「フフフフフフフフフフフフフ(凶笑)。」
ごめんなsグム・・・・・・(これは280mlのペットボトル?それに、内容物が半分。なんでこんなもnくぁwせdrftgyふじこlp座qxswcでvfrbgtんhymじゅきぉp!?・・・・・
「「「作者ぁーーーーー!」」」
雄一郎「ちょ、何飲ませた!?。」
陽子「ハイポーションを濃縮したものを・・・・・。」
雄一郎「はぁ?。」
町田「な、なんていうものを・・・・。ニコニコ動画で作られたアレを飲ませるとは・・・・・鬼畜すぎる。おい、トイレまで連れてくぞ。雄一郎さん。肩もって。」
雄一郎「わかった。」
神楽「もしもし!。山崎さんですか!?。衛生兵を!。」
町田「救急車呼べよ!。」
天白「ハイポーションって知ってる?。」
清水「確か、摂取した人によると、大量に飲むと嘔吐が止まらなくなって四回目ぐらいから胃液が出まくって――――」
尾咲「もはや、収拾がつかなくなったわね・・・・。」
鷲田「とりあえず、良い子のみんなはハイポーションを絶対に作るな。
後悔する羽目になるぞ。お、作者が動き出した。顔から生気を失っているが・・・・」
う、うぅ。それでは、次回にご期・・・たいくださ・・・い・・・・・・ヤバイ、吐く。
「「え?。」」
――――――――――――――nice boat.――――――――――――――
落ちがこれですいません。