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極東戦記  作者: ATD-X
2.北方紛争編
37/66

第三十三話「撃破」

やっと金正日が死んだか・・・・。

今日のゲストは久々に本編に登場。吉月明さんです。


「よっしゃぁ!。やっと登場できた!。

にしても後継者はどういうことをするんだろうか?。」


現状では金正恩反対派が粛清されてますね。おぉ、こわいこわい。


「いったいどういうことをしでかすんだか。

日本に向けてミサイルを撃つか、韓国に進撃か。」


どっちもビミョーですね。自分としては工作員が気になります。

まったく、来年は人権侵害救済法案について審議するようですが、そんなことしている暇があれば災害復興法やスパイ防止法とかを施行しろって話です。

大体人権侵害救済法案が可決されれば人権救済の名の下に言論弾圧を行われますよ。

ネットで政治の素朴な疑問や意見はアウト。

国旗掲揚、国歌斉唱もアウト。

外国人の批判もアウト。

日本人、または主人公が外国人を倒したり、ふざけて罵倒する描写がある小説もアウト。あたり障りの無いものしか作れません。

疑問に思う人が居るかもしれませんが、差別の定義は人それぞれなんですよ・・・

だから―――――


「これは長くなりそう。第三十三話「撃破」どうぞ。」

八月二十日

午前十一時五十二分

国後島

陸上自衛軍

<町田耕哉三等陸曹>


90式戦車。日本の国産第三世代戦車。冷戦時に上陸したソ連軍機甲化部隊の大量のT-80による無停止前進スチームローラーをいかに食い止めるか。当時の陸上自衛隊が出した答えでもある。

そしてその砲撃は大抵のものを打ち抜くことが出来、自動装填装置により、速射性も高い。

竹三番―――――――――90式戦車のコールサイン―――――――から援護を受け、現在シベリア軍の拠点の町を攻撃している。



『竹三番。砲撃する!。』



戦車からの無線を聞き、耳をふさぐ。

数秒後、とんでもない爆音が右前から聞こえた。耳鳴りが俺を襲う。

だが、爆音を出すだけあって、敵が立てこもっていた建物が崩壊した。



町田「全く、すごい威力だな。」



崩壊した建物を見ながらてき弾をはめて撃つ。

戦車にRPGを撃とうとした敵兵が吹き飛ぶ。



竹三番『ナイスカバーだ、町田。』



戦車から、無線が聞こえる。この戦車長。実は室蘭であったあの戦車長だったりする。

が、今はそんなこと関係ないので細かいところは省略。

さぁ、俺達の盾になり進撃してくれ!。



竹三番『あ~俺たちはここで君達が前方を確保するまで進めない。スマン』



竹三番ぇ・・・・。

交戦距離の短い市街地戦では、取り回しの悪い戦車は携帯対戦車兵器のいい的だ

いちいち歩兵が援護しなければいけないのは非常にめんどくさい。

文句を言いながら山崎が90式戦車の砲塔をはたいている。



町田「さっさと終わらすぞ。」



手始めに前方の建物を確保するため、行動を開始する。

ドアを蹴破り内部に突入する。一階は水城二曹、二階は俺達、三階は冬野曹長が制圧することになった。

先頭を走り階段を駆け足で登り踊り場に出る。

そして曲がった瞬間顔面に強い衝撃と痛みが。

転倒した拍子に前が見える。そこには銃を突きつけたシベリア兵が今まさに発砲した




―――――――――――――ところで銃口が曲がり銃弾はあらぬ方向に行きシベリア兵は倒れた。



山崎「おい、班長がそんなんじゃ示しがつかないぞ」


町田「助かった。」



9mm拳銃を構える山崎の左手をつかみ立ち上がる。二階に上がった後、廊下の様子を伺う。

いきなり銃撃を受けた。とっさに横に転がるも銃弾がかすめる。



町田「ぐっ。」


山崎「町田!?。」


町田「いや、大丈夫だ。防弾チョッキで助かった。」



かすった箇所を見せて、怪我を負っていないことをアピールする。

後ろで心配そうにしていた田中たちもほっとしている。



町田「田中、攻撃手榴弾を投げろ。」



田中が攻撃手榴弾(爆風だけで敵を殺傷する手榴弾)を取り出し廊下に投げ、爆発。直後に突入し、シベリア兵を仕留める。

そして二回の制圧に乗り出す。



「ウラーーーーー!。」



ドアからシベリア兵が飛び出て弓川に飛び掛った。体格差により弓川が押されている。

すかさずナイフを取り出しシベリア兵の首にさす。

生々しい感触が手に残る。



弓川「た、助かった。」


町田「おい。ここに突入するぞ。」



弓川を起こし、突入するドアのそばに駆け寄る。

ドアを少し開け田中の攻撃手榴弾を投げ込む。爆発後突入。

二階制圧に割り振れられた他の班も次々と部屋に突入。制圧している。

この動作を繰り返し二階を徐々に制圧する。

そして、最後の部屋へ突入。部屋に居たシベリア兵を掃討する。

掃討し終え一服しようとしたそのとき。



パンッ!



弓川「がっ!?。」


町田「弓川!?。」


弓川が腕を押さえ倒れた。部屋を見渡せばまだシベリア兵の一人が生きていて拳銃を構えていた。

すぐに射殺し弓川の応急処置を行う。



弓川「す、すいません。」


町田「気にするな。」



傷口を思いっきり縛り上げる。少しきつく締めすぎたか、弓川のうめき声が大きくなった。

応急処置を終えたところで窓の外からキャタピラの音が聞こえる。

この部屋は90式戦車が止まっているところからは裏手にある。

窓を覗くとそこにはT-80がこの建物に砲身を―――――――



町田「伏せろーーーー!。」



猛烈な振動が部屋を襲い、転倒する。

9mm拳銃が腰に食い込んでイテェ・・・・・。



町田「全員無事だな?。」



皆野無事を確認するが誰も怪我はしていない。

・・・・・・そういえば一階はどうなっている?。


町田「水城二曹。無事ですか!?」


水城『くそっ、こちらは負傷者多数で動けん。破壊できるか?。』


西本「だめだ。バックブラストに巻き込まれる。」


『こちら竹三番。さっきの砲撃が命中して自動装填装置が使えん。』



・・・・・最悪だ。対戦車兵器は駄目。戦車砲は駄目。そして、下の階の部隊がピンチと来た。

不味い不味い不味い不味い不味い不味い。

頭を必死に回転させ、打開策を考える。



日野『機関銃撃ってきやがった!。』



様々な対処法が頭に浮かんでは消える。

無反動砲の弾を投げて弾を撃ち抜きキャタピラを破壊?。

キャタピラだけ破壊しても攻撃は止まらない。

飛び降りて戦車に肉薄攻撃?。

周囲の敵兵に撃たれアウト。

消火器を投げつけて視界を妨げ時間稼ぎ?。

消火器自体が重すぎて戦車まで届かない・・・・・

屋上から攻撃して撃破?。

俺達の位置から屋上に言っても時間がかかる。





そう。俺達・・の位置からは・・・・・・・



町田「冬野曹長。あのT-80を撃破出来ますか?。」


冬野『とっくに移動してるよ。』



上からかすかに発射音が聞こえ窓の外をミサイルが通過。

直後下で爆発が起こる。



冬野『T-80を撃破したぞ。』


水城『スマン。今度なんかおごってやる。』



とりあえず、一階に降りて負傷者の救護に回ろうとした時に本部から無線連絡が来た。



『こちらCP。全部隊、作戦を中止し、現状維持のまま待機。繰り返す、現状維持のまま待機。』












同時刻

東京

地下司令部

内閣

<霧本雄一郎官房長官>


浅尾「作戦中止命令は出回ったな?。」


三山「はっ。すでに戦闘行動を止めている舞台もいるそうです。」


浅尾「そうか。」



ほんとに良かった。ロシアがシベリア共和国を陥落させてほんと良かった。

シベリアとのゲリラ戦や戦闘が長引いて、厭戦気分が出てきたからな。

それに費用がドンドン増えていたし。

まぁ、こっちもこっちでIMIJを使って工作活動をしたからな。ひょっとするとその効果が出たのかもしれない。 



ウィンストン「しかし、IMIJも短期間でよくここまでの水準にこれましたね。」


霧本「まぁ、ネットで得た国民の妄想を下に作られましたからね。」


矢部「国民ではなく、オタクでは?。まぁ、国民でもありますが・・・・。」


今泉「しかし、ネットと言うものは恐ろしいですね。ごろごろと妙案が転がってますから。」



全員どこか明るくなった感じで会話している。

これからは大規模な戦闘が起きることは無い。そう考えるとこういう雰囲気になる理由も自ずと見えてくるもの。



前沢「しかし、これで我々の役割も終わりですな。」


ウィンストン「えぇ。同盟国としても今回のことは非常に喜ばしいです。」


北見「交渉頑張って下さい。」


ウィンストン中将、北見統合幕僚長、前沢海上幕僚長がうれしそうに言う。



霧本「梅本外務大臣。戦後交渉がんばりましょう。」


梅本「もちろんだ。」



しかし、ロシアとの戦後処理交渉が残っている。この交渉で以下に利益を取れるか・・・・。

これが現状で最も大切なことになっている。



今泉「とりあえず、記者会見を開きましょう。」


浅尾「そうだな。各メディア、動画投稿サイトに連絡してくれ。」



と言うわけで、今日の会議は終了となった。最もすぐに記者会見があるが。

それにしても最近は日シ事変の影響で帰りが遅い。

一時とかはざらだ。あぁ。早く平時に戻って欲しい。






「あー霧本さん。昼食食べます?。」



記者会見場に向かう車のに乗ると

吉月がビニール袋から愛妻弁当を取り出す。



霧本「もちろん。」



弁当についている端を取り出し予定を聞きながら食べるとする。

今日はとんかつか。



吉月「これからの予定は一旦準備をしに官邸までに戻った後、一時までに記者会見場に向かい記者会見を行います。

その後は――――――」



とんかつを頬張りながら吉月の言葉を聞く。やっぱりまだまだ平時の体制にはならないな。


そんなことを考えながら、弁当を完食し記者会見場へ向かった。

外国の人間が「この教科書を使え」って提示して、それを断ったりしても人権侵害。

自分の店で問題ばかり起こすから来店しないで、と言っても人権侵害。

金日成の像を建てろといわれて、断ったら人権侵害。

初詣したら宗教的に人権侵害なんてこともありえます。

これ以上上げたらきりがありませんのでここまでにしておきます。


吉月「なんと言う人権弾圧。こっちではこういうのが閣議に上がることはほぼなくなっているのに・・・」



自分で作った世界ですが、うらやましい。


「これ可決されたら、作者の書いている小説が消滅するね。

ついでに他の作者様のやつも・・・・・。」


なんか、長々と小説に関係の無いことばかり書いてしまいましたね。

とりあえず、自分に関係ないと思っている人には

「彼らが最初共産主義を攻撃した時」を読むことを薦めます。

ついでに、活動報告にこの法案に関係するページのリンクを載せときます。

良かったら見てください。

それでは、次回にご期待ください。


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