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極東戦記  作者: ATD-X
2.北方紛争編
35/66

第三十一話「潜入」

さて、今年もいよいよ残すところ一ヶ月。今回のゲストは高田准空尉です。


高田「また、遅れたな。自分の決めた目標を守れんとは・・・・。」


あ~、そうですね。目標を立てているけどこれが中々上手くいかない。

しかも今回は何か駄文っぽい感じがするようなしないような・・・・。


高田「ヲイコラ。」


駄文かどうかは皆さんに判断を任せましょう。第三十一話「潜入」。どうぞ。

八月十五日

午前二時四十八分

陸上自衛軍 第一空挺団

樺太 ホムトヴォ郊外

<倉持心助一等陸曹>


さて、あの後俺たちは基地に着いた後今回の作戦概要を説明された。

作戦名は「冷夏の桜」。

航空自衛隊、特戦群(特殊作戦群)一個分隊と特警隊(特殊警備隊)一個分隊と第一空挺団一個小隊に第一ヘリコプター団のヘリコプター三機。さらには米軍からアメリカ空軍、第七艦隊航空隊、SEALs一個分隊とデルタ一個分隊が投入される。

作戦内容はまず、第一空挺団、特戦群とデルタの合同部隊、特警隊とSEALsの合同部隊がそれぞれ樺太、ウラジオストク、ヴィリュチンスクにそれぞれ進入。次に空自のASM-2。米軍の巡航ミサイルとHARM等で敵防空網を攻撃。防空網破壊が完了し次第、艦艇や航空機を破壊。脱出する。俺達の任務はそれに増援部隊が来るまで戦闘機の確保が付け加えられている。増援部隊の中に戦闘機パイロットが居るのだろう。俺達の脱出は強行着陸する輸送機で行われるらしい。他は多分ヘリとかだろうな。

作戦説明を受けた後、一時休息をとり、ひゅうがに乗艦。臨時艦載ヘリとなったUH-60に搭乗し、今に至る。


UH-60に乗りながら、89の点検をする。現在はもうすぐ目標地点と言ったところだ。機内を見回せば顔にペイントを、服には偽装に草をつけている。

このヘリ以外にも別々の地点で二機ほどブラックホークがそれぞれ一個分隊ずつ乗せて飛んでいる。

それにしても恐ろしいほど高度が低い。ちょっと足を伸ばせば木に触れるぞ。

と、心中で呟いていると視界から木が無くなってきた。



「よし、そろそろ降下地点だ。幸運を祈る。」



パイロットの声を聞き気を引き締める。チャカチャカと銃を操作する音が機内に響く。

ここからは陸路で向かう。現在地は空港からおよそ八キロの地点。普通なら根を上げるとこだが、俺たちは陸上自衛軍の第一空挺団。この程度でへばったりはしない。



倉持「総員降下!。」



俺の号令とともに分隊はラペリング降下する。

今頃は他の地点でも降下しているだろう。

降下後、速やかに移動する。銃口をあたりに向け、敵が居ないかを確認。

そして、前進を開始する。

敵兵と遭遇せずに空港に着いたら最高なんだが

しかし、ここは敵地。敵兵がいるのは必然なわけで。



岸田「前方に敵の歩哨二名。」



案の定敵兵が居た。しかも、しっかりと警戒している。



倉持「清野、久野お前らがやれ」


久野くの三等陸曹/清野きよの三等陸曹「了解。」



この分隊の狙撃手の清野、久野両三等陸曹に敵兵を任せる。

特製サプレッサーをつけた64式7.62mm狙撃銃とM24で敵を狙撃し歩哨二人を処理。



岸田「ナイスショット。」


清野「いい夢を。」


倉持「死体を片付けるぞ。」



死体を近くの草むらに片付ける。そして前進。余計な感傷に浸っている暇は無い。

道なき道を突き進む。頭上では防空網破壊のためのミサイルの轟音が響いている。

今頃シベリアは必死にミサイルとかを迎撃してるんだろうな。

と、のんきに考えていると、今度は小屋を発見。



倉持「中に四人か。放置しとくぞ。」


久野「ポーカーやってる。命拾いしたな。」



どうやら中の歩哨らは自分達の防空網が攻撃されているのに、ポーカーをやっているらしい。

もしかして民兵か?。とりあえず、こちらに気付く様子もなさそうなのでそのまま素通りする。

民兵を素通りした後は途中で歩哨をやり過ごしたり、狙撃しながら早歩きで向かう。

そして草原に出る。空港まで後数百メートルと言うところで大規模な部隊を捕捉した。

しかも装甲車つき。



岸田「全員伏せろ。急げ!。」



あわてず、騒がず、すぐに草むらのそばに伏せる。顔面にはペイント、服には擬装用の草が。周りには結構長い草が生えている。こういう歓迎はやり過ごすのが一番だ。

厳重に探さなければそう簡単には見つからない。



倉持「全員発砲はするなよ。」



小声で無線機に喋る。

まぁ、分かっているとは思うが――――――――

ガサ、と俺の近くに足が地面を踏みしめる。

見つかったか。と上を見上げる。


その男は何事も無く立ち去っていった。

そして、装甲車のエンジン音が遠ざかってゆく。



岸田「よし、行ったぞ。」



その声に反応し、後ろを警戒しながら立ち上がる。

一番後ろにいたのは岸田らしい。


清野「倉持一曹。全員撃つなって・・・・全員あの状況で撃てばやばいって分かってますよ。」


倉持「そうか。とりあえず空港へ向かうぞ。そろそろ防空網が破壊し終わる頃だ。」



少々駆け足気味で集合地点へ向かう。後ろを振り向けばさっきの大舞台が移動している。

気づかれなかったようだ。

そして、無事に集合地点に到着する。











樋口ひぐち三等陸尉「遅かったな。」



到着するとそこには他の分隊が既に到着していた。小隊長の樋口三等陸尉がタバコを吸いながらこちらをニヤニヤと見つめてる。

どうやら俺達が最後らしい。



倉持「ちょっとポーカーの賭け試合を見たからな。」


樋口「んなもん見んなよ」



さて、着いた後は防空網破壊までまだ時間があるわけだが。

とりあえず水筒の水を飲む。




樋口「倉持。今度はもっと早く来れるように訓練きつめにしといてやる。覚悟しとけ。」



相変わらずのにやけた顔でやばいことを言う小隊長殿。

と、真面目な表情に変え命令を出す。全員銃を持ち闘争本能をかもし出している。



樋口「さて、倉持等も着たことだし全員、作戦を開始するぞ!。」


「「「了解!。」」」



さぁ、パーティーの始まりだ。

しかし、今回のF-Xは前途多難ですね。


高田「前回もF-Xの件で長かったな。後書き。というか、F-XはEF-2000に決定したのに何故JSFに参加させた。」


まぁ、TPPの締結を避けた代償で参加したと言う設定です。本音はF-35の開発が日本産かさせないとやばいと聞いてやってしまった。ついでに、F-35派からEF-2000に鞍替えしました。


高田「例の金属疲労で亀裂が走った件か。」


えぇ。ぶっちゃけF-35かEF-2000が望ましいと思ってたんですよ。

F-18は電子機器はいいけど用途がF-2と被るし、何より航続距離や加速力が残念。

その点EF-2000は機体性能が一番いいし、航続距離や加速力もいいですし、日本の航空産業への利益が最も大きい。

そして何より現状の欧州は経済がやばいですからもし、F-XでEF-2000を採用しなければ中国に兵器を輸出して面倒なことが起きかねません。


高田「だが、最近のミサイルは撃てばほぼ必中だし、F-18は電子機器の性能が三機種の中で一番高いから戦闘能力も現時点ではトップクラスだぞ?。実際フォークランド紛争で飛行性能が低いハリアーが最新の電子機器とミサイルを装備して、古い電子機器を搭載した飛行性能がハリアーより高いミラージュⅢをボコボコにしてたからな。

それにEF-2000を日本で改造すると、技術が韓国や中国にもれる可能性があるから容易に戦力化が可能で現時点で戦闘能力がトップのF-18を導入したほうがいいと俺は思うが・・・・。」


難しいですね。EF-2000は電子機器で三機種の中で一番下ですし・・・・・。

まぁ、決めるのは一人一人の意見じゃなくて国民と防衛省の偉い人が決めるんですけどね。

さて、今日はここまで。それでは次回にご期待ください。

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