第二十八話「序盤」
今回のゲストは木場京助君です。
木場「はい。こんばんは。」
因みに更新が遅れた理由は
1.文化祭で公開するゲームのキャラクターデータとアイテム一部とステージの大半のデータが消えた。
2.その後建て直しを行い何とかなった
3.と思ったら今度は文化祭まで後三日と言うところでデータが全て消えていて、再び立て直すことに・・・・・
木場「うわぁ、悲惨だ。」
うん。データ管理をミスってね。おかげで三日の突貫作業のおかげで公開にこぎつけたんだけど、最終日でゲームが出来なくなり、会えなく終了。
皆さんもデータの管理はしっかりしてください。
木場「というかいきなり話が変わっているのは何故?。」
それが俺だから・・・・。
と言うことで第二十八話「序盤」どうぞ。
同日
午前六時十五分
国後島沿岸
陸上自衛軍
〈町田耕哉三等陸曹〉
LCAC(上陸用のホバークラフト)に揺られながら俺達は国後島に向かっている。上陸地点は国後島の中央部だ。
揺られると言ってもプライベートライアン見たいに吐くほど揺られている訳ではない。空には空自とシベリアの戦闘機がミサイルを撃ち合っている。しかし適当に飛んでいるように見えると思うのは失礼か?。
一方ではF-2が爆弾をぱらぱらと落とし攻撃を行っている。
上陸した時に敵が居なけりゃ楽なんだがな。
武装のチェックをしながら空中戦を見ていると切り裂くような音と共に何かが視界を横切った。
護衛艦から発射された砲弾だ。砲弾はそのまま海岸に着弾し周囲のものを吹き飛ばしている。
「上陸準備!。」
号令を聞き気を引き締める。
さぁ、いよいよ作戦の開始・・・・・待てよ。
ここはかっこよく行こう。
町田「OK.lets,payback time!.」
山崎「お前は何言ってんだ?。」
山崎にあきれた目で見られる。なぜだ。いい名言だぞ?。
町田「なにって・・・やる気を出すための言葉。」
山崎「そんな言葉があるか。」
どうやら、元ネタを知らないようだ。こいつ曲だけしか聞いていないからな。
町田「○ス○ン6の名言だぞ?。終盤あたりで出てくる言葉だ。」
山崎「意味は何だ?。」
町田「さぁ、奪還の時間だ。」
町田「うん、敵が居ないのはいいことだが、あんなセリフ言った後にこれは・・・・・。」
山崎「まぁ、いいんじゃないか?。その名言を言ったゲームって戦闘機主体だし。」
俺達を迎えたのはボコボコと穴が開いている大地。散発的な銃撃音。後、RPGによる攻撃だけだ。
いや、敵が少ないのはほんといいことだがな。なんか、さみしい。
土屋「おい、お前ら何やっている!。さっさと戦闘にはいらんかぁ!。」
「「「りょ、了解!。」」」
隊長に急かされ、戦闘に入る。
でもこの状態じゃ、掃討作戦みたいになると思うが・・・・。
とりあえず指示を仰いだ後、橋頭堡確保のため、友軍と近くの偵察にあたることなり、建造物へ敵の捜索をする事となった。
突入する建物は平屋建ての民家なので簡単に終わるだろう。
メンバーはいつもと変わらず。
周囲を見回り建物の構造を予測する。外観は赤っぽい屋根ににちょっと汚れている壁。
構造はキッチンダイニングを含め五部屋程、外側に面している。
構造の予測が終わったらそれを元に作戦会議を行う。
町田「二手に分かれるぞ。俺と弓川は表。山崎、西山、田中は裏手から制圧しろ。」
「「「了解。」」」
玄関の鍵を開け、部屋を片っ端から調べる。誰も居ない。
弓川「なにもない。」
町田「油断するな。何が起きるか分からないからな。」
そして、山崎たちと合流しキッチンダイニングに入る。
西山「民間人もいない。」
町田「まぁ、戦闘地域だからな。避難させたんだろう。」
ふと、音が聞こえた。そう、プシュー、と言う間抜けな音。
そして、異臭。
田中「まさか、ガス漏れ?。」
山崎「ガス栓を閉めろ!。早く!。」
ばたばたと混乱が起きるもガス栓を閉め窓を開ける。
新鮮な空気が入り込むのが気持ちいい。
が、今度はピッピッピという電子音が食器棚からなり始めた。
振り返れば赤いカウントが秒感覚でドンドン減り続けている。
今「5」になった。
町田「逃げるぞ!。爆弾だ!!。」
俺の声を聞いて脱兎のごとく開け放たれた窓から外に逃げる。幸い窓は大きかったのでスムーズに出れた。
腹時計で爆破時間を測り叫ぶ。
町田「伏せろ!。」
俺の言葉で全員が伏せた瞬間。大爆発。家が吹き飛んだ。
町田「全員無事か?。」
山崎「問題ない。」
弓川「大丈夫です。」
田中「異常なしです。」
西山「唇切った以外は何も。」
どうやら全員無事らしい。しかし、罠を張るとは・・・・・卑怯な。
土屋「何が起きた!?。町田班状況を!。」
町田「敵の残していったと思われる爆弾が爆発。死傷者は居ません。」
土屋「分かった。引き続き周囲の哨戒を行え。」
町田「了解。」
とりあえず、友軍部隊に罠のことを報告し、次の建物に近づく。
今度は罠は無い・・・・・と思いたい。
俺達はあれから罠に遭遇することはなかった・・・・なんてことは無く幾度も罠に嵌まった。俺達だけでなくほかの地域に偵察していた場所も敵のセントリーガン(センサーで対象を感知し銃撃を行うもの)の銃撃を受けたり同じ罠にはまったそうだ。
その後橋頭堡周辺の偵察は他の部隊に引き継ぎ終了した。しかし、敵が居ないという事となると内陸部に撤退し、部隊を再編しているか、空自の爆撃でほとんどがやられたか。恐らくは前者だろう。
爆撃だけですむなら、イラク戦争などはあんな状況にならないはずだ。
となると内陸部に進めばゲリラ攻撃に遭う可能性が非常に高い。厄介な・・・・・。
とりあえず、今後の予測は上に任せて、飯を食うことにした。まだ、野外炊具の用意が出来ていないので支給された戦闘糧食Ⅰ型を食べる。さすが、自衛隊。米軍とちがってレーションがうまい。
でも、木場君を覚えている人居るかな?。第十一話に登場したモブオタ風のオタクな中学生ですけど。
木場「モブオタって何!?。モブキャラとオタクを混ぜずにモブでオタクな中学生って言えばいいじゃん。」
言葉の文だ。そして自分で言うとは・・・・・・Mか
木場「Mじゃないよ!。と言うか作者も僕と一つ違いだろう!?。」
安心しろ。姉からはおじいちゃんと呼ばれている・・・・・。なんと言うことだ。
木場「作者だって自虐を言っているじゃないか。」
この件についてはここまでだ。
それでは次回にご期待ください。
木場「強引に終わらせたよ!?。」




