表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
極東戦記  作者: ATD-X
2.北方紛争編
27/66

第二十四話「空港」

更新遅くなってすいません。今回のゲストは、霧本雄一郎官房長官です。


霧本「遅れた理由は何だ?。」


部活で使っている唯一のパソコンがぶっ壊れて、そこで作っていたRPG

の製作を家でやってました。


霧本「なるほど。・・・・待て、部活は何だ?。」


マイコン研究部。簡単に言えばパソコン部ですね。


霧本「パソコン部なのにパソコンが一台とは・・・。」


総部員数、一年二人、二、三年ともに0人。


霧本「・・・・ご愁傷さん。」


今日は台風のおかげで早く帰れたので一応小説の更新していますが

本来の予定では借りたパソコンでゲーム作るはずだったんですが・・・・。


霧本「皮肉だな。」


皆さんも台風に気をつけてください。

それでは、第二十四話「奪還」どうぞ。今回は長めです。

同日

午後八時十一分

陸上自衛軍

国道121号線


<町田耕哉三等陸曹>



町田「あのBTRを撃て!。」


弓川「了解!。」



ズドン!、と発砲音が聞こえ、発射された八十四ミリ弾が当たり、降車していた兵員もろとも炎上するBTR(ロシアの装甲車)。

命中したことに内心喜びつつ標的を探す。


さて、現在本隊は西の海岸から上陸してきた部隊とパラシュート降下してきた第一空挺団とともに電撃戦を展開し、大地を駆け回り、陣地やら敵装甲車両等を破壊しながら国道四十号線沿いに稚内に迫っている。

既に豊富町、幌延町等は奪還している。奪還していないところもあるらしいが、補給線も絶っているので降伏か全滅のどっちかを選ぶしか道はないだろう

因みに東側からは特殊作戦群や第七師団が中心となって展開している。


さて、俺らはどうしているかと言うと十数分前の土屋隊長の通信から読み取ってくれ。



土屋「土屋より第二分隊及び第三分隊。現在稚内空港で敵のヘリ部隊が待機している。近接航空支援等が厄介らしいから速やかに排除して欲しいとのことだ。本来なら第七師団がやるはずだが予想外に敵の抵抗が激しくて空港にいく余裕が無いそうだ。現在空挺団の部隊が向かっているが数が足りないらしい。そこで、距離が比較的近いお前らが選ばれた。幸い敵の数は三個小隊規模だ。さっさと行って空港を奪還して来い。」


と言うことで途中で合流した第四班、第五班、第六班とともに現在稚内空港に向かっている。

車両はLAV、HMV(高機動車)、1/2トントラック各一両・・・・・1/2トントラックに対物ライフルがくっついているとは・・・・キャリバー50(M2重機関銃)つけたほうが良くないか?。


さて、走行している内に空挺団と思しき部隊が見えてきた。

車両を停止し、分隊長の結城陸曹長と第五分隊隊長の冬野陸曹長が降車。

向こうも気づいた用で二名が降車しこちらに近づいてきた。

空挺団の規模はこちらと同じ二個分隊。

どうやら何か会話をしている。

多分挨拶や作戦の打ち合わせとかをしているのだろう。

あ、戻ってきた。



結城「空挺団との打ち合わせの結果、俺達は空挺団が合図をしたら、正面から。空挺団は側面から攻撃することになった

各自、指定の場所で待機だ。」



無線からの指示を聞き俺達第二分隊と第三分隊はレンタカーショップの陰に移動し車両をその後方に待機させる。

そして、俺と西山、田中が降りる。各車両には二名ずつ人員が残っており、降車したやつはそれぞれA隊、B隊、C隊、D隊と別れている。そしてそいつらを車両から援護するフォーメーションで突入の準備をする。



~数分後~



結城「合図が来た。攻撃開始!。」



結城曹長の号令とともに攻撃を開始。

後ろからはミニミやキャリバー.50の銃声が聞こえ、前方に制圧射撃を仕掛けている。

無反動砲は空挺部隊に接収された。



結城「よし、行け!。」



後方からの制圧射撃で出来た隙をつき前進、物陰に隠れつつ89を撃つ。

途中でてき弾を撃ち込み、敵を吹っ飛ばす。

そして物陰に隠れ、弾倉を交換する。



田中「西山、いつもより動きが速いな。」


西山「そりゃあ、あんな重いもん背負って走ってるんだからな。

それが取れて身体が軽い軽い。」


町田「おしゃべりしている時間は無いぞ。」



二人の肩を叩き指をさす。その方向にはBRDMがこちらに砲身を向けて・・・・

ヤバイ!。



町田「隠れろ!」



瞬間、機銃掃射が行われた。口径14.5ミリの機関銃の威力はM2のそれを凌駕する。

直撃せずとも無事ではすまない。



町田「お前ら、大丈夫か?。」


田中「な、何とか。」


西山「背中が痛いが、問題ない。」



皆、破片による切り傷はあるが、問題はなさそうだ。



結城『おい、無事か!?。』



無線から俺達の無事を確かめる結城三曹の声が聞こえる



町田「あれを破壊してくれ!。

これじゃ、前進できないぞ。」



相変わらず機銃をこちらに撃ってくる。

うわ、跳弾した!。早く撃ってー!!。



結城『神楽!、あの装甲車を撃て。』



無線越しにそう聞こえた後、三点射撃の銃声が響きBRDMが爆発する。

対物ライフル強いな。



町田「よし、行くぞ!。」



物陰から飛び出し一気に空港のロビーへ近づく。

途中グレネードが飛んできた。が、それを回避し逆にてき弾を撃ち込む。



冬野「こちらC隊。敵のスナイパーのせいで負傷者が出た。このままじゃ動けん。

ロビーのスナイパーを排除してくれ。」


町田「Bの神楽に頼めよ!。」


冬野「対物ライフルがグレネードの破片に当たって使えない!。一番前にいるのはお前らだからな。

十五秒後に車両部隊とともに制圧射撃を開始する。頼んだぞ!。」



そういわれ、一方的に切られた。

こちとら新人だぞ?。新人に任せるのか?バカか?、⑨か?、どっちだよ?。



田中「くだらないこと考えてないで行くぞ!」



田中に突っ込まれ周囲に目を向ける。援護があるとはいえこれはやりたくない



『十、九、八、七、六――――』



気を引き締めて前を見据える。建物は前方二十メートル。全力で走れば大丈夫なはず・・・・。



「五、四、三、二、一、零!。行けえぇぇ!!。」



そして走りだす。後ろからの援護射撃があるとはいえこれは怖い。

前方にマズルフラッシュが・・・アブな!。跳弾が今俺のすぐ横をかすった!。

めちゃくちゃ痛ぇ。でもとまったらやばいので走り続ける。




何とか全員無事完走し入り口で息を整える。



町田「さっさとスナイパーをやるぞ。」


田中「了解。」


西山「分散して探すか?。」


町田「いや、固まって探したほうがいいだろう。俺達は戦闘力は低いからな。」



それに、と付け足す。



町田「敵がうようよいるところを一人で行くのは危ない。」



と締めくくってみた。最初に二階から上がる。スナイパーは上から撃ってくる。

これ鉄則・・・・・・多分。








田中「で、二階に上がってスナイパーを始末したはいいが・・・・・。」



はい、現在前と後ろから挟み撃ちを受けています。

・・・・・どうしよう。しかも無線機が壊れた。ついでに暗視装置が壊れたので周りがほとんど見えない。



西山「誰も弾に当たってないのはまさに奇跡だな。」


町田「いいから、撃ちまくれ!!。」



ああ、クソ!。どうしてこうなった。スナイパーを倒そうとしたら一個小隊が出てきた。

精鋭とかそんなんじゃねぇ。もっとたちの悪いものを味わっているぜ・・・。

うおぉ!、貫通した!?。



町田「助けて○ーりん!」


田中「ネタに走るな!、バカ――――」



ズドオォォォン。


突如敵の側面が爆発。そこから・・・・



「突撃ー!!。」


「「「うおおおぉぉぉぉ!。」」」



空挺団が来た。これで勝てる!。



「おら、これが正しいマルチカール君(多目的ガンの愛称の一つ)の使い方だ!。」



・・・・・あの人MRRで人を殴ってるよ。

痛そうだな。使い方間違えていやがる。隣の人物は・・・・・ゑ?。



「来れるものなら来い!。ボコボコにしてくれる。」



・・・・・あいつM2を一人で扱っている!?。

狂っている。狂っていやがる!。



「おい!。ぼさっとしてないでさっさと来い!!。」


「「「は、はい!。」」」



M2撃っているやつが怒鳴ったので素直にそばに行く。

撃たれたらバラバラになるし。



「お前らが、突入した部隊か?。」


町田「は、はいそうです。」


倉持「そうか、それはよかった。俺は、倉持くらもち心助しんすけ一等陸曹だ。

お前らの分隊長の要請で救出に来た。」


町田「ありがとうございます。」



しかし、キャリバー.50を一人で扱うとは・・・・・。恐ろしい。

と、戦闘音が止んだのであたりを確認する。

それはまさに死屍累々と言った有様でシベリア側は捕虜になっているか傷を負っているか撃たれて死んでいるやつがほとんどだった。

ほかは逃げたらしい。



倉持「お、大部隊の到着か。」



耳を澄ませば戦車やヘリの音が聞こえる。

・・・・・まさかシベリアじゃないだろうな



『こちら第七師団。空港を攻撃した部隊。聞こえるか?。』



何だ味方か・・・・驚かせやがって。



倉持「こちら。第一空挺団。大体の場所は奪還した。残敵の掃討を頼む。」


『了解。』


倉持「とりあえずお前らは分隊に戻ってろ。ここは俺達が抑えとく。

幸いてきが武器を置いてってくれたからな。」


町田「了解。お前ら行くぞ。」



田中と西山を引き連れ・・・・・待て、銃の形がおかしい。



田中「ああ、勿体無いんで、つい・・・・。」


西山「どさくさにまぎれて試射したら中々良かったんで・・・・ね?。」


町田「お前ら、89拾え。」



とまあ、ハプニングはあったが何とか分隊に戻り、数分後に第七師団と合流した。

第一空挺団がいなければどうなっていたか。

・・・・・・・・死ぬかと思った。

霧本「しかし、風が強いな。」


そうですね。

しかし、今年は災害が多くないですか?。一応wikiで2011年の日本での出来事を置いときますね。


霧本「えーっと。3.11の地震をはじめ一月には山陰地方、記録的な大雪で漁船が422隻転覆。・・・他にも鹿児島、宮崎の養鶏場にトリインフルエンザが確認。」


二月にも確認されていますね。後は、三月の地震をきっかけとした地震に・・・・

七月と今回の台風・・・・。

今年は厄年か?。


霧本「まあ、情報を鵜呑みにするのは良くないな。

詳しく調べたり他の情報としっかり照らし合わせたほうがいいな。」


そうですね。

皆さん台風や情報には十分に気をつけてください。


因みに、重機関銃を一人で運用したシーンの元ネタは


http://www.nicovideo.jp/watch/sm15326132


↑とある毒舌軍曹の軍事大百科♯01 機関銃 part1 の動画の18:50秒当たり。ジョン・バシローンとミッジ・ページです。

しかしこの軍曹のジョークはwww。

それでは。次回にご期待ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ