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極東戦記  作者: ATD-X
2.北方紛争編
22/66

第十九話「被弾」

思ってたより早く出来ました。この調子で更新できたらいいな・・・・。

八月六日

十時四十五分

護衛艦まきなみ後部甲板。

海上自衛軍


<清水良助三等海曹>


ミサイルが再び発射された。

今度は地上から発射されたらしい。

着弾推定時間は探知してからおよそ六分後。現在は二分後と差し迫ってる。



「迎撃準備急げ!。」



清水「地上からとかアリかよ。」


巻波「いや、日本も人の事言えないから。」


海木「つべこべ言わず早くしろ!。」



さて、俺達は何をして居るかと言えば、ファランクスの応急修理の最終点検だ。

さっき敵潜水艦からミサイルの発射を探知。迎撃した際に破片がファランクスに当たりその際動力コードを損傷したため、応急修理をしたのだ。幸い今探知したミサイルの迎撃には間に合いそうだ。



巻波「こっちは異常なしだ。そっちは?。」


清水「特に無し。海木曹長、CICに報告を。」


海木「了解。後部ファランクスよりCIC。応急修理を完了した。動かしてみてくれ。」


CIC「CIC了解。」



ファランクスを見ると確かに動いている。応急修理の成功だ。



CIC「CICより後部ファランクス。よくやった。だが、ミサイルが来るまで時間がない。すぐに退避を。」


海木「了解。巻波、清水。」


巻波「了解。」


清水「早く退避しませんとね。」



整備道具を片手に退避する巻波と弾薬箱の置いてある場所まで戻る。



海木「来たぞ!!。」



海木曹長が指をさす方向を見ると確かにミサイルが三発こちらに向かっていた。

即座に主砲とファランクスが反応し弾丸をミサイルに飛ばしている。

一発二発と墜ちる。しかし、最後の一発が中々墜ちずこっちに突っ込んでくる・・・・って!ヤバイ!?。


海木「くそ!。弾薬箱を持て!。退避だ!。」


巻波/清水「了解!。」



艦内に戻れば少なくとも命は助かる。しかし、艦内までは五メートルくらいだが退避は間に合うかギリギリ。着弾までもう三秒もない。いや、間に合わない。今までの人生がゆっくりと流れてくるのは走馬灯か。



海木「アーメン!。」



海木海曹長の声が聞こえたと思ったら前に押され、艦内に転がり込む。直後に爆発が後ろで起き、その衝撃でこちらに飛んできたドアにぶつかり壁に叩きつけられる。暗くなる意識の中で見たのは同じく壁に叩きつけられて横に転がる巻波のみだった。


次回は七時間ほど飛びます。

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