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極東戦記  作者: ATD-X
1.日常編
10/66

第九話「晩飯」

今回はカレーのトッピングがメインですwwww。

6月6日金曜日

PM7:00

まきなみ艦内食堂



清水「おいおい、カレーには福神漬けだろ。」


巻波「ちがう、ラッキョのほうがいいってば。」


清水「馬鹿、あんな豆のどこがいいんだ。」


巻波「君こそあんな赤い物体のどこがいいんだか教えてくれよ!。」



く、こいつはなんて強情なやつだ。カレーには福神漬けが一番となぜ分からない!。

え?、何でこんな言い争いをしているかだって。それはな今日が一週間に1回のカレーが晩飯に出る日なんだ。それでこいつがラッキョが一番良いと言った。福神漬け派の俺には納得できない。そこで言い争いになって冒頭に戻るわけだ。



???「甘いわね、あんたたち。」


清水/巻波「誰だ!。」


声がしたほうを見るとそこには――――――――


清水「まな板?。」


??「むごたらしく死ぬか。ヘリのローターで切り刻まれるか選びなさい。」



しまった。地雷を踏んだか!。巻波、こいつの紹介頼む。

あれ、何で腕をつか腕が新しい方向に曲がった!?。

あまりの激痛に俺は意識を失った。




<巻波>


す、凄まじい負のオーラだ・・・。清水の関節がとんでもない方向に曲がっている・・・・・。

こいつの名前は天白あましろ 美優みゆ三等海曹。

この艦の艦載ヘリコプターSH-60Kのパイロットだ。

ちなみにとんでもなく胸が小さい。このことは禁句だったりする。



天白「ウフフ、あなたも死ぬ?。」



ガシッ←腕をつかまれる音



巻波「あの~、天白サン?。何であなたはいい笑顔で腕を掴んでいるんでしょうか?。」



アハハ、何も言ってないから関節技を決めるなんてことは――――



天白「チェイサー!。」



――――無かったけど投げ飛ばされた。

受身を取れずに床に思いっきり叩きつけられた。



巻波「がはぁ。」



もしや、僕の心を読んだのだろうか。



天白「さぁ、覚悟は出来ているでしょうね。」



ヤバイ、何とか話を逸らさないと。えぇと・・・・・・。



巻波「ところで、僕らのカレーのトッピングが甘いってどういう事ですか?。」



何でこんな話題が出た!?。脳よ、なんて選択をしたんだ。



天白「え、それはもちろんカレーには何もトッピングをしないからよ。」



話がそれた!?。でもラッキー、おかげでこれ以上の追撃はなさそうだ。



清水「うぅ、ここは?。」



気を失っていた清水が復活した。

とりあえず、視点を清水に移すか。




<清水>


ひ、ひどい目に遭った。まったく彼女はなぜあそこまで攻撃的なことが出来るんだ?。あと少しで折れるところだったぞ。

まぁ、巻波のおかげで何とか一命は取り留めているが。



???「おい、お前ら。」



む?、誰だ。

振り返るとそこには甲板海曹(親甲板と呼称され、掌帆長が就く事が多い。CPO室という艦内の規律や士気を維持する部署に所属している。)の海木うみぎ れん海曹長がいた。



海木「さて、言い訳を聞こうか。」






~1時間後~




清水「耳がキンキンする。」



あの後説教を受けた俺たちは原稿用紙3枚分の反省文を書く羽目になった。

くそ、あんな大声を近くで出さなくてもいいのに。



巻波「とりあえず今はこれを何とかしないとね。」



巻波は手に持っている原稿用紙3枚を見ながら言った。



天白「そうね。早く仕上げないとカレーが冷めちゃうわ。」



それにしても、と巻波が呟く。



巻波「まさか、カレーのトッピングでこんなことになるとは思わなかったよ。」


確かにそれには同感だ。



清水「あぁ、しかし海木甲板海曹はソース派だったとはな。」


天白「ソースは予想できなかった。これからはいがみ合わずにラッキョ派も福神漬け派もソース派もトッピング無し派も認め合いましょう。それじゃあ、私はこっちだから。」



そう言って天白は俺たちと別れ、自分の部屋に行った。



巻波「僕たちも行こうか。」


清水「そうだな。」



俺たちも自分の部屋に戻った。

前回はこの話で日常編は終わりと言いましたが、もう2,3話続けてみようと思います。

・・・・艦魂登場させようかな。

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