表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

エッセイ

人間は皆、フサフサ(ハゲも可)である!

作者: 朝日 橋立

 なんだか面白いパラドックスの話を見つけたので、考えていこうと思います。

 さて、どんなものかというと、『ハゲ頭のパラドックス』です。

 どう言ったものかをwikiを参考に解説します。


『髪の毛が微塵もない人』

 これは、勿論ハゲです。

 なぜなら、『髪が一本もない人はハゲである』のですから。


 では、髪の毛が微塵もない人に、特殊能力で髪の毛を一本生やしたとしましょう。

 すると、『髪の毛が一本の人』が誕生します。

 勿論、これもハゲと言えましょう。

 ツルッパゲとは言いませんが、立派にハゲ散らしています。

 これにより、『ハゲに一本毛が生えてもハゲである』と言えます。


 そして、『髪が一本もない人はハゲである』『ハゲに一本毛が生えてもハゲである』となります。

 これを簡単に表すならば、こうなるでしょう。

『ハゲ=0(髪の毛)』

『ハゲ=0+1(髪の毛)』

 これにより、『ハゲ=1=0』と整理できます。


 さて、次に髪の毛一本の人に髪の毛を追加します。

 これで、髪の毛が二本になりました。

 ですが、どうでしょう、式によると0と1は同義となります。

 それ故に、『ハゲ=0+1』という理論が展開できます。

 ということは、これもハゲです。


 では、この定義の元、1本ずつ増やしたらどうでしょう?

 たとえ平均的な毛量である10万本あったとしても、ハゲ=0+1の等式は崩れないのです。

 故に、『全ての人間はハゲである』と言えます。


 言葉の曖昧さを突いた面白いパラドックスです。

 全人類は、ハゲ方に差異があるのみである、ということですからね。

 けれど、一応反論することは可能です。


『髪の毛が10万本以上ある人は、フサフサである』

 これが第一の定義です。

 次に、髪の毛が10万本である人から、1本引き抜きます。

 すると、見た目は特に変わりません。

 よって、『10万本から1本を引き抜いてもフサフサである』と言えます。これが第二の定義です。


 これを整理します。

(以降数式上では、『フサフサ』を『フサ*2』と称す)

 第一の定義

『フサ*2=10万(髪の毛)』

 第二の定義

『フサ*2=10万(髪の毛)-1(髪の毛)』

 よって、『フサ*2=10万=10万-1』となります。


 抜け毛などの要因により、(-1)は適応されない、と思われるかもしれません。

 けれど、コンマ含め全くおんなじタイミングで抜けるなど、そうないでしょう。

 それに、10万から10、20抜けてもフサフサです。


 では、話を戻しましょう。

『フサ*2=10万=10万-1』この公式によると、100本抜けようが、1000本抜けようが、例え10万本以上抜けようが、フサフサであると言い切りことができます。

 そう、ツルッパゲでも言えるのです。


 さて、世の中には、『ハゲ』や『フサフサ』などと曖昧模糊な言葉が度々用いられます。

 けれどどうでしょう。

『ハゲ=0=y(0+1)』

『フサ*2=10万=x(10万-1)』

 どちらもyとxの回数回繰り返すことにより、こう言えるのです。

 例え、ハゲであろうと『フサフサである』、フサフサであろうと『ハゲである』と。

 なんて言ったって、髪の毛が一本もなかろうと、十万本あろうと、それは只の生え方もしくは、ハゲ方の差異、又は分布の差異にしか過ぎないのですから。


 故に、皆さん胸を張って言いましょう!

『人類は皆、フサフサである』と!

追記

ちなみに言うと、このエッセイはネタであります。

フサフサとハゲ、という二つの概念については個々人の感覚的問題なのですから、結局は気の持ちようです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ