蛇みたいな先輩に絡みつかれて今にも臆病な僕は食べられてしまいそうですが、感覚が麻痺しすぎて好きになりました。
「ってタイトルにしようと思うのだが、どうかな?」
「僕はアリだと思いますよ」
「適当に言っただろう?」
「そんなことないですよ」
「ならば、聞こうではないか」
「疑い深いんですね」
「そういう生き物だからな」
「嫉妬深そうでもある」
「ふふっ。間違いない。できることなら、君を誰かに渡すことも避けたいぐらいさ」
「いいですよ」
「何がだい?」
「タイトル通りですよ」
「いいのかい?」
「ええ」
直後、僕は白い大蛇に飲み込まれた。