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ギリギリの食レポ

もしかしたら内容を変えるかもしれません。

チャレンジ!チャレンジ!

モグモグ…

唐揚げウマウマ。

うんジューシーです。


食欲湧くかとか言ってたけど、十代男子は腹ペコ属性なんだよ。


さっきガチャミが土下座して泣いてた辺りで、早良さんがお茶を持って来たからね。


相変わらず執事のように、お茶を配ってくれたよ。

お手拭きもちゃんと用意してくれて、至れり尽くせりです。


俺は唐揚げは初めの1個は何もつけず食べる派だ。

味見してレモンなんかの量を調整する。

今日のは片栗粉を使ってカリッと揚げてるから、むしろレモンは違うな。


醤油と大蒜(にんにく)が効いてて隠し味に蜂蜜が使われてるのか?

コクがあって肉も柔らかい。

このままで味がしっかりしてるから、何もつけなくても良いかも。


どうせならマヨネーズよりタルタルソースなら、味が引き立つかもしれない。

何故お弁当はマヨネーズとレモンの組み合わせなんだ。

もしや、マヨネーズにレモンで酸味を加えて、タルタルソースと同じ効果を狙っているのか?


だが、いっそのことハーブ塩と言うのも有りだ。

お弁当にハーブ塩がついてないのが本当に残念だ。


なんて独り食レポみたいに考えてたら、ガチャミが恨めしそうに見ている。


ん?食べたいの?てか食べれるの?


コクコク頷くから、少し迷って唐揚げを箸で挟んで差し出す。


両手で唐揚げを持って嬉しそうに食べるガチャミに、どう見えるか早良さん達に聞いてみた。


唐揚げはいきなり箸から消えた様に見えたそうな。

ガチャミが持つと消えるって事か…

食べた分が消える様に見えると思ったが、予想が外れたな。


しかし、顔の半分くらいの大きさの唐揚げに、手掴みでかぶりつく妖精って如何なものかな?


ガチャミを認識出来るのが俺だけと言うことは、俺が唐揚げを食ってるガチャミは居ないものとすれば、ガチャミはそこに居ないのだ。

うん哲学。


お茶を飲んで一息つく。


さて、口の中の油分をリセットしたところで、付け合わせのポテサラに行くかナポリタンに行くか迷うな。


よし、ポテサラ→ナポリタンのコンボだ。


小さな(カップ)に納められた、チラリと色味(野菜)を魅せる白い丘陵を崩す様に挟み込む。

淫らに潰れた白い肌(じゃがいも)の先にある赤い粒(ニンジン)は、舌先に程よい弾力を伝える。

秘められた奥を暴けば、柔らかな瑞々しさの中にシャキリとした感触(キュウリ)がやってきて、魅惑の響きを奏でる。

最後に隠れていた甘い粒(コーン)を発見し、驚きと喜びを感じながら、その甘さを堪能する。


さらに艶かしい曲線を描く赤く染まる肌(スパゲッティ)を絡め取り、うねる身体を押さえ込む。

押さえ込んだ乱暴さとは裏腹に、優しく掬い上げ、ベッド()の上へ運び入れる。

滴る甘酸っぱい蜜(ケチャップ)を溢さないよう咀嚼(そしゃく)し、赤い肉(ソーセージ)に優しく歯を立てる。

苦い青春(ピーマン)の味を噛みしめて後悔を覚え、甘く溶けた白濁(タマネギ)に愛の味を知り、舌先で転がしながら最後の余韻に浸る。


エロ小説風の食レポに挑戦してみたよ!


その後はネタ切れなので普通に食べました。


ご馳走さまでした。

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