教室行けないの?
それにしても校長カッコよかったな
寮の部屋に戻って寝ようと思い、まぶたを閉じた瞬間。
『なにかされなかった?』
ちょまてよ、まつげながーー。
「いや、とくになんにもないけど。明日入学試験みたいなのをするって」
『そっかー、頑張って』
ここ2段ベットリだよ、どうやって登ってきたの。
にしても、シャンプーの香り俺の倍ぐらい匂うな。どんだけシャンプー側も引っ付きたいんか。
時間がたつの早いな、明日も早いし早く寝よう。
コケコッコー
ここでも!?
相変わらず、目の潤いだけは保って校長室の前まで来てみた。
『おはようございます』
「あっどうも、おはようございます」
『中に入ってもらってもいいですよ』
「あなたが試験管的な人ですか??」
『いえ、違います。校長でもありません』
じゃあ誰が。
キョロキョロ
(僕ですけど、身長小さくてすみませんね)
「かわい」
思わずでてしまった。
髪の毛ふわふわそう。
よく見たら耳ついてるじゃん
(かわいじゃなくて、僕の名前は三郎助ですよん)
天然なのか。人工か。えーい知らん方がいい。
校長の名前聞き忘れたー。
(えーとですね、ヒーロー希望ですか?)
「まあ、ヒーローがいいですかね。」
(そこまで、決まってない感じですかぁ?)
「そこまで近寄らなくても…いいんじゃないですか」
(一応ヒーローという事でいいでしゅかね。あ、これお土産で買って来たのですよ。良かったらどうぞ!!ご当地の金平糖です!)
(あーん)
なんのご褒美ですか!!!!
「いいですよーん」鼻の下のびていた。
「あーん」
パクっ
うん、普通においしい!
パチパチする
うええええええ、だんだんまずくなってきた。
(顔色悪いですが、おいしくなかったでしゅか?)
そんな目をウルウルしないで下さい!!
「そんなこと、ぅうっ、なぃですよ」
(なら、はいて)
(はい、この手のひらに出して)
「出すんですか?」
(うん、ん、早く!)
どゆこと??
ぺっ!
(こういう色になった人珍しいね)
(んじゃ次、僕に勝ってみてよ)
(好きな道具選んでいいよ)
なんだか急に対応が冷たくなった気がする。
ツンデレなのか、この小動物は。しっぽも見つけたのですが。
(負けたら殺すよ)
おーー!急過ぎる
勝つってどういうこと???
俺ヒーローになりたいとかいわなきゃよかったかな?
どう戦えばいいのよ。