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Y対Y  作者: カッコいい名前
1/7

家で過ごしている日々

 

マンガを見ている。

この世界は現実逃避出来てとても最高だ。

やっぱりジャンポが俺的には好きかなあ、でもガマンマも好きだよな~。


作品はあれや、これやぅうーん。あれか。もう一回あれ見直そう。


「ヒロー、ご飯出来たわよ早く上から降りてきなさい」

わかったよ。いますぐ行けばいいんでしょ。はいはい。

この自分の部屋という快適さ、冷房完璧で、ごく普通な家庭で生まれてきたヒロ也はそう思いつつも、


一向に部屋から出てこない。

もう何分したら来るのよ・・・・・・・・・・・・。



 「おーい、ヒロ、お前キモイんだよ。あっちに行けよ」「じゃま」「ウザイ」ガシャ!『痛って』

これ中学の時のか。見たくも、思い出したくもない。


『もうやだもう嫌だ逃げたい』


と誰もいない校舎の廊下を渡り、階段へ逃げ込む。ドラマとかはここでトイレに逃げたりして水流されるパターンなんだからこっち来たらもう大丈夫っしょ。

ここなら窓から光が差してなんかいよな。なんか、なんか。一人って感じがして。・・・・・・・・


絶対高校ではこんな事にならない様に頑張っていこうと決めた。


んんん眩しい。

ってかライトじゃぁん。


「お兄ちゃん! 懐中電灯照らしても起きないってヤバくない?」「明日から高校生っつうのにこんなんでいいの、おかあさん」


「ほっときなさい」えええー。さっきまで呼んでたのに。てか下に降りてから寝てたんだ俺。

いやいや俺の上に乗ってるけども。

「おいおいもう懐中電灯は止めろ、ユウカ」


「分かったけど、ご飯食べた」はああああ!なんじゃそりゃ。もういい。


「おれ上あがるわ」まあそもそもお腹もそこそこだし続きを見ようかな。



やっぱりジャンポのドレースは良いよな~。足の親指が伸びる女魔女とか活気的だよな。

ザ・少年漫画って感じで。


俺もこういう世界に入りたいわあ。世界転生とか入れ替わったり、伸びたり、なんか凄い力を急に手に入れたり、妹を助けるために動いたり、なんでもいいんだよ。同性を好きになったり、ドロドロな恋愛もしたいよ。アイドルになったり、you動画やっちゃいberとかもやりたいよ。楽器したり、カードで対決もしたいし、モンスター出したり、ハローって言いながらポップコーンも出したいよ。



ヤバい俺のキャラ不安定になっていく。そんなこんなでマンガにたどり着く。


はあ、明日から高校生か。嫌なようでちょっとワクワクしてる自分がいる。 


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