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取扱説明書的な、なにか。  作者: こたかん
活動報告の過去記事より
6/37

2019年 10月 「~が舌を蹂躙する。」について


ここ数日は「二番目の勇者は不惑の女」の誤字・誤用・ナンジャコリャ!? という文章を修正しています。

(「50.ウル本家の談話室にて、三兄弟とお茶」まで行ったので、あと15話!)


書いているのは自分ですが、なんでこんな文章にしてしまったのか? というものがたびたびありまして、今日もそれがありました。


―本文の文章―

 ほくほくとしながらシナモンケーキをつつく。派手さはないが、このケーキは絶品だった。

 まずシナモンの香りが口いっぱいに広がり、続いて砂糖の甘さとバターの豊かな旨味、ほどよい塩味が舌を蹂躙する。そこへピリリとした爽やかなスパイスが程よく響くのだ。

 この苦味とも辛味とも言えないスパイスの名前は分からないが、クッキーなどでたまに遭遇する味である。ともすればコッテリ感が強くなってしまうこのケーキの名脇役と言えるだろう。

 噛むごとにパン自体が持つ、ほんのりした酸味が感じられるのもいい。


(「程よく」だぶってるから片方かえねば…汗)




……という文章の「蹂躙」を見て

「蹂躙…? て、何か違うような…気がする。」と悩み、類語検索をする訳です。


<検索結果> 

侵害 ・ 侵略 ・ 侵犯 ・ 侵寇・ 毒牙に掛ける ・ 襲う ・ 仕留める ・ 蹂躙する ・ 殺す ……



いや、そういう物騒なんじゃなくってさ!

あっれ…、そもそも蹂躙てどういう意味だっけ?



<Google調べ> じゅうりん【蹂躙】

《名・ス他》ふみにじること。暴力的に侵すこと。「敵陣を―する」


全然物騒だったよ!




おかしいなあ、食レポでそういうのなかったっけ?



そこで「舌を蹂躙する」で検索してみる訳ですね!


「…………。(うわあ)」


トップページの10件のうち9件がディープなキスの描写(小説)で、残り1件だけが食レポだった。


私はその1件にすがった。どんな内容だ!?


「シロップを油で揚げたインドの激あま菓子」の食レポだった。


おう…! って、なんじゃそりゃ…シロップ!?

えええ!? それを油で…揚げちゃうの!?


そりゃ舌が蹂躙されるわなあ…。


う、うーん。だめだなこれは。



こってりしたケーキ(シナモンロール)に舌を蹂躙……じゃなくて、舌を制圧? 舌を征服?

…うーん? どうしてもなんか、そっち系の単語が出てしまう。


何度も読み返していると、おかしい感覚が分からなくなるんですよね…。自分の文章だし。



悩んだ末、今日のところは「舌を覆い尽くす」にしてみました。


これもググったらTOPに、キスのハウツーなやつが出ましたが。

画像検索するとラーメンとかラーメンとかが出たので、まあいいかと。

(ああ、チャーシューたっぷりのラーメン食べたい…)

後日直すかもしれません…。





蛇足:

せっかく遭遇したのだしと、ディープなキスの描写(Googleは該当する単語等が入った一文が3行ぐらいページに抜粋される)を見比べて見たところ…


口の中だけの描写でほぼ3行埋めると、かなりねっとりした感じを受けますね。モチロン作者さんの技量にもよるのでしょうが。


外見の描写(体をよじるとか恥じらうとか、その他)や心理描写が3行中に1.5行ぐらい入ると、同じようなことを書いていても淡白な感じが出ます。

これが意外でした。

男性はまた違う感じを受けるのかもしれないですが。


ほへーって感じです。

キスの表現も、あまりやりすぎるとアカウントが危なくなるらしいですが、文章だけでそれだけの表現ができるってのは、凄いことですね。



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― 新着の感想 ―
[一言] 個人的には蹂躙で全然いいと思いますよ (*´▽`*) 直接的でわかりやすいです ^0^/
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