2019年 9月 バトルは難しい、からの蛇足
初めての魔術? 戦闘シーン? を書きました。
そのバトルに力があるかッ!!…とかではなく
「どう動くんだ!?」「どうすれば勝てるんだ!?」とアレコレ悩むレベルです。
リー・リンチェイが出てくるカンフー映画はよく見たんだけどな(はるか昔)
主人公(女)の右腕が切れた時点で一度ボツにして書き直しました。
敵が強すぎちゃだめですね。
女性作家さんとおぼしき方で、個人戦闘のみならず、海賊VS正規軍の海戦モノ(←ムーンで完結)や、戦術を披露しての軍隊同士の戦闘が書ける人(←なろうで中華風で連載中)ってすごいなあと思います。
まず知識がないと話になりませんし。
勉強しろ? う、うーん、いつか余裕があればしたいですね。
アランは~した。
ブリクセムが~した。
スペアは~だった。
…の羅列ではスピード感も何もないので、モノローグを入れてみたり、ちょっと格好つけたセリフをいれてみたり(そうして予定外の設定が増えていく)
うーんうーんと唸りながら他所様の作品を見たり。
(世界が違いすぎて参考にならなかった)
しかし少年漫画ではないので、脇役が勝てばいいのです。
国内最高の魔術師(…を全然表現できてないですが)のアラン君につえーしてもらいました。
よし、つえーだ!とドーンとやるぞー!の予定が……魔術の設定がガバガバすぎてこれも悩み、敵をレベルダウンさせました。
いいんです。うちのは少女漫画(恋愛小説)だから。
戦闘はスパイスです。
むしろ主人公が苦しんでる感じが出せるかどうかのほうが大事かもしれない。
(といいつつ、植物の苗床になりかけるというエロい話にありがちなシチュエーションで、色気は全くありませんでした。)
回旋塔のネタはほぼ不要だとは思いますが、それがなければ年増にしている意味が半分ぐらい無くなるので無理して入れました。
40代転生者が、若い転生者に対してアドバンテージがあるとすれば、倍近い経験だろうかと思っているので、良くも悪くも、加齢ネタ・仕事ネタ・昭和ネタはできるかぎり入れてまいります。
設定ダダ入れしすぎ……なのは
「この設定は○話ぐらいで出そうかな」と思ってて、もし明日交通事故で死んだら成仏できないから入れてます。
エタるかもしれないのに設定の温存なんて…!
いや、さすがに話がおわってしまうようなのは入れませんが、予定より前倒しに入れてギュウギュウ状態です。
主人公とプロウスのキスシーンなんて本来なら(作中で)10年ぐらい先の予定だったのですが、勢いで入れちゃいました。
入れた直後は猛烈に「やっちまった!」と思ったものの、あれはあれでアリだったのかなと思ってます。
力不足ですが。
プロウスの格好良さが全然書けてなくて不憫。
おカタいポジションですが喜怒哀楽が豊かで、せめて人間らしい魅力ある人に書けますように。(ー人ー)
蛇足:
若い作家さんだと思うのですが
「なんなら」の使い方が斬新でびっくりしました。
「えっ?」と二度見しましたが、テンポがいい一人称なのでむしろ格好いいです。
「こてり」「こくり」「するり」などなど、限られた文字の世界で、可愛らしさを失わない効果音が流行ってますね。
この三文字効果音シリーズは大変収まりがよくて可愛いんですが、うちの主人公には合わなくて(アランは合うのに)
この三文字シリーズからいかに主人公だけ脱却するかが課題です。
でも「するっと滑り降りた」より「するりと滑り降りた」のほうが音の響きが何かいいんですよね。
悩ましい。