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レッド・ライン  作者: 北欧狐
2/2

Incontro


どうも、初めて本気でオリジナル物を書いているので感想などにビビってる北欧狐です。


因みにサブタイの意味は『出会い』です、読み方はインコントロです。イタリア語です。イタリア語である意味は特にないです、はい。


さて、バイトの休憩中アクセス解析なら物をみた。


今日 0時 1件


まぁ、姉に教えて目の前で読んでたからね。


昨日のデータ 4件


・・・お、おう。まだプロローグしか投稿してないけどまぁ、新しい作品あったら見るよね、うん。


累計 23件


・・・・・・。

・・・ファッΣ(゜д゜lll)

めっちゃ読んでる!?プロローグだぞ!?

もう一度言うがプロローグやぞ!?


はい、そんなこんなで本編です。


西暦2030年5月13日(金)


私の名前は春奏流風(はるかなで るか)。東京の公立高校に通うどこにでもいる普通の女子高生だ。得意なことや趣味はないけど『困っている人を見過ごせない』という性格なのはわかってる。友達からは『危なっかしくて見ているこっちがヒヤヒヤしてしょうがない。少しは自分のことを大切にしろ。』なんて言われるけど、たぶん無理だ。確かに痛いのは痛いし怖いのは怖い、それでも誰かがそんな思いをしなくて済むならいくらでも痛い思いも怖い思いもしてやる。だからこの性格は死んでも治らないと思う。



今日は朝から気分がいい。昨日廃墟と化した街中で知らない男の子や私の友達なんかが倒れているなんて変な夢を見たり、登校途中10回くらい黒猫に横切られたりしたけど。気分が良いのは私が今1番好きなアイドル【NATSUME】ちゃんが毎朝やってる占いで私の星座が1位だったからだと思う。ラッキーアイテムが【パン】だったけど。何パンかわからないから家にあった【シュトーレン】を咥えて登校した。


そして放課後、学校を出て10何分か歩いて本屋さんだったりファーストフード店だったりが並ぶ道を歩いている。不意に道路の方を見ると女の子が道路に飛び出したのが見えた。私は何も考えず、というか考える前に身体が動いていた。そして私が女の子のところに着いた時には既に大型トラックが近くまで来ていた。今から急いで道路から出ようとしても間に合わないと思った私は女の子をしっかりと抱きしめせめて女の子のダメージをできる限り少なくしようと私の背中をトラックに向けるようにして両目を固く閉じ全身に力を入れて衝撃に備えた。流石に今回はもうダメだと思った時だった。


『そのままじっとしてろ。』


そんな言葉が聞こえたと同時に私たちの身体が宙に浮いた。痛みがないことからトラックに撥ねられたのではないことがわかる。どうやら制服の後ろ襟の部分を何かに引っ張られているようだ。その方向を見ると歳は私と変わらないような少年がいた。どうやらこの少年に助けられたらしい。そして少年は運転席を見ながら私たちを歩道に向けて投げた。歩道に打ち付けられると思ったら今度は誰かに受け止められた。そして私の顔に当たる凄く柔らかい感触のモノが2つ。お母さん?と思って顔を上げたらそこには太陽光のせいか本当に金色に輝く長い髪をした綺麗な女性の顔があった。道路に目を向けると先程の少年は何か警戒したまま走り去っていくトラックを見送った。そしてトラックが見えなくなるとこっちに来た。


「お疲れ様です、運転手の眼は確認できましたか?」


「ああ確認できた。【赤い眼】だったよ。」


女性が尋ねると少年は返した。


「では先程の運転手が?」


「間違いない、今回のターゲットだ。顔は覚えたしトラックのナンバーも覚えた。明日には捕まえて解決するだろ。」


え〜っと?どういうことだろう?


とりあえずさっき助けた女の子の母親が来たので女の子をかえしお礼を言われて別れた。


「危ない所を助けていただきありがとうございます。それであなたがたは?それに眼がどうとか。」


「そのことに関しては色々あって長くなる。今は放課後で少し遅いしこちらも今は少々時間がなくてな。明日の放課後君の学校に迎えに行く、その後説明する。それでいいか?」


私は頷きとりあえず別れた。




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