親愛なるお義父様、お義母様、大変可愛がって頂き、感謝でボロクソでございます。
若かった。でも、我慢ならない。優しい嫁さんでいてほしいなら、少しは可愛がりましょう。
親愛なるお義父様、お義母様、もぅ時効でございます。お許しくださいませ。
あんた方の大事な息子殿は、あの頃
仕事も辞めてブーラブラ、兄上様までブーラブラ、それをお二人に隠して兄上様は毎日我が家に飯食いにいらしてました。
自分の家の年寄り向きのオカズより、我が家のオカズの方がお好みだったのでしょう。
収入は無い。
食いぶちは増える。
子供はちっこい。
それなのに、お義母様、あなたは
「でも ダメ夫(仮名)は偉いよなぁ、何だかんだ言ったってこの年で女房子供食わしてんだから」
食えてんのは、私の独身時代の貯金を崩していたからなのです。それと、私の実家からも援助してもらい、食えていたのでございます。
兄上様は旦那が居ようが居まいが、我が家に遊びにいらっしゃいました。
私は小舅である兄上様を誠心誠意おもてなし、したつもりでございます。
ある日、お義母様から電話を頂きました。
「あんたー、ダメ夫
(仮名)が居ない時にアホ太(仮名)を入れちゃオカシイだろ、疑われるよ」
ちょっと、私がそぅ言って追い返すのかよっ 本人に言えよ
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そんなこんなで
貯金が尽きるのは時間の問題でした。
しぶしぶもいいとこですが、兄上様とご両親の住む家に暫く同居する事になりました。
お二人の態度はみるみる、お偉いさんと変化したのでございます。
ある日、お義父様が
「ぉぃ、お茶飲むかぉぃ、ぉぃ」
お義母様は返事をしません。
あっ、私に聞いてくれてるのかしら、そんな申し訳ない、
慌てて
「あ~いいです~」
と言うと
ゆっくりと低ぅい、しかも嫌そうな声で
「おめぇじゃねぇよ」
と言われました。
またある日には、孫をお風呂に入れるのに、爺ちゃんもパパも 今はダメ。
遅くなってしまうな
困ったな
と、お二人で話していたので
「私が入れましょうか」
……………って誰も返事をしない。
どぅやら嫁が一番風呂に入るのは厳禁のようでした。
その上、私がシャワーを使うと
「もったいない、家族だけなんだから、汚くないんだ」
とか。
自分だけだってバンバン使うのに、ましてやあのきったないジジイ含めて三人も男が入った後に、
冗談じゃないょっ
笑かすな
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ご飯も、お義母様は
なぜか毎日炊きすぎて、
みんな一膳めには
必ず
蒸かしご飯 を食べます。
私はいつも一膳しか食べないので炊きたてを頂いた事がありませんでした。
またある時
独立した子供達が集まった日の事
私が作ったオカズが大好評、ご飯の炊き方大絶賛
久々に嬉しい事がありました、のですが
お義母様のふて腐れぶり、半端じゃありませんでした。
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そんな事ばかりで
私だって、可愛い嫁になろう、とか
仲良くしよう、とか
そんな気持ちは当然吹っ飛びます。
後で聞いた話ですが
その時の旦那には
(その時の!?意味深!?)男兄弟ばかり四人いて、嫁さんが、私を含めて三人。
同居する前は一番
かわいかった
ゆきちゃん
同居したら一番憎たらしくなったそうです。
まぁそぅでしょう。
私だっていい加減
爆発寸前。
反撃体制に入りました。
ゆき、行っきまぁす
先ずはお義母様、
何やら私の知識とは異なる小女子とやらが入ったオムレツ?を作っていました。
「ゎぁオムレツ~大好き~いただきまぁす」
とケチャップをかけました。
合うわけない(笑)
いきなり大声で
「まっず~~い」
と叫ぶと
お義母様のびっくり仰天まぁ物凄い形相!
(密かに大笑)
それを察知した旦那
「そりゃ…こ、こうなご、小女子の、、、オムレツに、ケチャップかけりゃ‥不味いょ」
ちょっとシドロモドロ
「そっかぁ、私バカだね~」
とケラケラ笑う私。
お義母様は
ホッとしたょぅな、同時にガックリしたょぅな、イカったような、訳のわからん顔をしてじっと見ていました。
次、お義父様
ある晴れた朝
「お義父さん、今日も晴れてますね~」
お義父様
んっ!? と真顔
「毎日天気良くて気持ち良いですね~」
う、うむ…
機関銃喋りのお義父様、お口数が~
それもそのはず、私は
「今日も晴れてますね~」
じゃなく
確かに
ツルピカのお義父様に向けて
「今日も禿げてますね~」
と銃弾を発射したのですから。
それからも戦いは続き、私は益々嫌われていくのでした。
お義父様は、おとな~しい煮え切らない位の女を嫁にするのが丁度良いんだ。
と言ってらしたとか。
私は逆に
もっとズバズバものが言えるキツイ性格なら良いのにと思いました。
愚痴ばかりになってしまいましたが
最後に
私のいじめのリストにその時の旦那(意味深!?)も入れた事を付け加えます。
ずいぶん前の時代背景ですが、あるでしょ、今でも(笑)
ありがとうございました。