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51 思い出と今

ちょっと短めです。

ここに居られるのもあとほんの二週間だけ、少し寂しくなる。

今までのことを思い出しながら目を瞑る。

思い出せば、今までたくさんのことがあった。


傑との出会いは少し……結構驚いたが、一緒に過ごしていく内になんだかんだ素直になれるようになった。

雷もクロエも……少しクセが強いが優しい人たちだ。

円との再会も驚いた。

高校ぶりで少し懐かしい。

図書委員の時はあまり喋らなかったが、向こうは良くして貰ってたと言っていたので安心した。

円はサイダーの印象が変わったと言っていたが、変わったのはお互い様だ。

神楽とメイには、いつか幸せになる事を願っている。


大型依頼では、新たな謎が出てきた。

カムニバル……管理長に直ちに伝えねば。

スミレさんとローズさん、デイジーさんは元気にしているだろうか。

たまに手紙を貰うが、スミレはあの後お屋敷で働いているそうだ。

氷血病も完治したらしい。


「……思い返して見れば、私はたくさんの思い出を頂いていたのですね」


サイダーは目を開き、胸に手を当て、柔らかく微笑む。

今まで楽しいことだけでは無かったが、それでも、『今』がどうしようもなく大好きだ。

すると扉の開閉音が聞こえた。


「やっほー、サイダーちゃん」

「傑さんですか、こんにちは。どういったご要件でしょうか?」

「ここに居られるのもあと二週間だからね。ちょっと……寂しくて」


傑は寂しそうな笑顔を見せる。

そんな姿を見ると、余計に寂しくなってしまう。

B班の仲間と再会出来るのは嬉しいが、思い出の場所にしばらく来れなくなるのはやはり寂しい。


「大丈夫ですよ。今度は仲間を連れて遊びに来ます」


サイダーは安心してほしくて、満面の笑顔を見せた。

そんな姿に傑は笑う。


「ははっ、それは嬉しいな。でも……そう簡単に治療班に来ちゃダメだよ?」


少し顔が熱くなった。

確かに……そう簡単にこんなとこに来ちゃダメじゃないですか……。

恥ずかしくて俯いた。


「……でも、たまには来てくれてもいいかな」

「……!」


嬉しさのあまり目を見開く。

しかしすぐに笑い、言った。


「……はい!」

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