表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/58

05 ちょっとおかしい仕事仲間 2

「へいへい。腹へったから早く自己紹介しろよ」

「は?」


なんだか喧嘩が起こりそうな予感がする。

だが彰には何も出来ないのでただただ棒立ちするしか出来ない。


「はぁ。ごめんね。ルイはちょっと口調が強いけど根は優しいんだ。あ、ボクは凪だよ。得意なことは………カーチェイス、かな。後一人称ボクだけど女だからね。……よろしく」


銀髪の髪にアクアマリンの瞳がよく似合う。

声質は女性にしては少し低めだ。

そして得意なことがカーチェイスということが一番気になる。


「……わ!次僕の番かな!僕はオレオ!好きな食べ物はね!ささみかな!それでもっと好きなのは凪ちゃん!よろしくね!」


髪色は凪ににているが少し黒みがかっており、頭には黒い猫耳がついている。

ブルーダイヤモンドの様な瞳はとても澄んでいて魅力的だ。


「オレオは人懐っこいんだけど凪ほど好かれてはないです」

「へー」


確かに部屋に入った時も凪にずっとくっついていた。

彰にも懐いているようだし少し安心した。


「ほら、エミリー姉さんもご挨拶!」

「はいはい。分かっているわよ」


オレオがエミリーの事を引っ張る。


「はじめまして。エミリーよ」

「B班のお母さん的存在」

「お母さんじゃないから」


笑っている顔がよく似合う。

本当にお母さんの様だ。


「そうね………好きな物は甘いもの。得意ことは……護身術には自信があるわ」

「マジでエミリー姉さんの拳やっべぇぞ」

「私をボクサーだと思ってるのかしら?よろしくね」


ドーンピンクの髪に珊瑚色の瞳。

長い髪を大きなリボンでくくっている。


「……あ、俺の出番か。はじめまして。ジュンだ。得意な事は、仕事関係だったら追跡、プライベートだったら料理だ。よろしくな」


群青色の髪と目。

優しくもクールな雰囲気に安心した。


「こちらはB班のお父さん。どうやらエミリーと付き合っているようです」

「お父さんでもないし付き合ってない!」

「え、付き合ってないの」


みんながジュンとエミリーを冷やかす。

これはこれで賑やかで楽しそうだ。


「え、ラスト私?はじめまして。私は月島桜だよ。一応こんなのだけどスパイとしては一流だから!」

「え自分で言う?」

「うるさい!でね、得意な事はアコギと変装だよ!苦手な食べ物はピーマン。あと現役高校生だよ。よろしくね!」


マイゼーナ色の髪をハーフアップにしてあり、大きな白い帽子を被っている。

オリーブ色の目は透き通っている。


「高校生にもなってピーマン食べれねぇのかよ」

「ルイだって玉ねぎ食べれないじゃん」

「………」

「言い返されて何も言えないの?ぷぷぷ〜」

「桜、後で外でろボッコボコにしてやる」

「望む所ですけど〜?」


ルイと桜の間に火花が散る。


「はいはい。いったん喧嘩は終わり。ルイ、腹減ったんだろ?みんなで食堂行こう!」

「やったー!ご飯!凪ちゃんもはやく!はやく!」

「はいはい。分かってる」


やっぱりみんながみんな変わっている。

でも、もうきっと元の所には戻れない。

だったら、今を全力で楽しもう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ