14 依頼終了!
「ふわぁ……あ〜……眠ぅ」
あくびをしながら敦生の後を追いかける。
「むぅ……お師匠、次は俺も戦わせてくださいよ」
「それは無理〜。だって敦生まだ弱いもん」
「よ、弱くないです!俺だって……!!」
「アタシからすると弱いんだよ〜。あははっ」
響がいたずらっぽく笑う。
すると突然敦生が足を止める。
「……じゃあ俺、お師匠を納得……超えれるまで、もっと頑張ります」
その決意を固めた瞳を見て、響は何かを思ったような顔をして、また前をみた。
「……そっか、まぁアタシも簡単に超えさせないけどね〜。っていうか敦生ぃ、帰ったら何かおつまみ作ってよ〜」
「いいですよ」
二人はまた、家路についた。
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駆除を開始してから約2時間30分。
彰は足元に魔法陣を展開させ、目を開く。
彰の視界には光る小さな影が見える。
初級の探知魔法だ。
(……ん。もう反応が一つしかないな。倒し終わったらまた移動するか)
そして魔獣を見つけると、勢いをつけて足元を蹴り、そのまま魔獣を切った。
「……よし。ここも終わったし、別の階層にでも……」
「お、お疲れさま。彰君」
「うおっ!」
勢いよく後ろを振り返る。
気付くと背後にはかごめが立っていた。
「あ……お、驚かせちゃったか。ご、ごめんね」
「い、いえ。どうかしたんですか?」
「駆除作業が全部終わったから、し、知らせにきたんだよ。い、今彰君が倒した魔獣が最後だったから」
「そうだったのか。……通りで反応が少ないわけだ」
「と、とりあえず一緒に外に出ようか。ほ、他のみんなも待ってるよ」
「は、はい」
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「おっ!きたきた!お疲れー!」
外に出ると桜が元気よくむかえてくれた。
「お疲れ。皆よく頑張ったな」
「お疲れさまです」
「おう。お疲れ」
他の二人も元気そうで何よりだ。
「み、みんなお疲れさま。こ、今回の依頼はこれで終わりだよ。も、もうお昼だし、何か食べたいものはある?わ、わたしがおごるから遠慮はいらないよ」
「私、ケーキ食べたい!」
「それご飯じゃ無いだろ」
「私はさっぱりしたものが食べたいですね」
「俺は肉が食べたいな」
「バラバラだな……」
かごめは少し考え込む。
「あ、じゃあバイキング方式のお店でも行こうか。量の調節もしやすいし。お、お姉ちゃんもそこでいい?」
雲母はこくりと頷く。
「じゃ、じゃあ行こうか。お店は……ここでいいかな」
かごめは5人にスマホの画面を見せる。
「いいんじゃない」
雲母が喋るとサイダー以外の3人が驚く。
「「「喋れたの!!??」」」
「失礼だな」




