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第二十一話ドキドキのバレンタイン

「今日はバレンタイン! でも好きな男子も居ないから関係無いんだけどね」


 ほたるはいつも通り学校へと向かい何事も無く教室へと着いた。

 

「ほたる~おはよ~!」

「おはよー」

「これやるぞ」


 にちかの手には袋に詰められたチョコがあった。


「ありがとう!」


 あっ、お返し忘れてた。


「ごめんお返しは明日でもいい?」

「おういつでも良いぞ!」


 そうだよ友達居ると友チョコ交換あるんだった、今日まずいぞ。


「おはよー」「おはよ~」


 まずいぞ、ゆりかちゃんとめいひちゃんが登校してきたってことは。


「はいチョコあげる」

「わたしのもどうぞ」


「パチン!(手を合わせる音)ごめん! お返し持ってきてないんだ、だから明日渡すから! ほんとごめん!」


 ほたるが顔を上げると二人はポカーンとしていた。


「そんな謝るほどのことじゃないよ、そんなことで気を悪くしたりなんかしないから」

「そうだぞ!」


 めいひは静かに頷いていた。


「みんな……」

「もしかしてほたるちゃんいじめられてる? こんなことで必死に謝ってるけど……」


「いや大丈夫、いじめられて無いから」

「なら良かった、もしいじめられてたらお父さんに頼んで、ほたるちゃんをいじめてる人にちょっといたずらしてもらおうと思ってたけど、大丈夫なら良かった!」


 なんかさらっと今怖いこと言ったな。


「ほらほたるちゃん、そんなお返しが無いとか気にしないで今日を楽しもうよ、バレンタインは今日しかないんだから!」

「うん、そうだよね!」


 その後クラスメイトや茶道部の友達などから友チョコを貰うが、そこに居たのは考えこんだりせずに明るく感謝し、お返しをすぐに渡せないことを伝えるほたるの姿だった。


 部活が終わった放課後


「やっと終わった~」

「おつかれさまー」

「よし、はやく帰ろう! ずっとここでダラダラしてると怒られるし」


 ゆりかが時計を確認する

「ここでちょっと待ってて」

「どうしたの?」

「トイレ行くから少しここで待ってて!」


 そっちにトイレ無いよな~ てことは!


 ほたるはこっそりゆりかの後を付いていった。 

 すると校舎裏に付くとゆりかの歩みは止まった。

 そしてその目線の先にいるのはゆりかの意中の人の加藤君であった。


「お、やっぱりな~」


 ゆりかは、加藤君と目が合うと恥ずかしそうにしながら近付いていった。


「ずっと前から好きでした付き合ってください!」

「・・・ありがとうな! もちろんOKだせ!」


 ゆりかの瞳は夕焼けに照らされ輝いていた。

 その瞳から出た光の粒の一つが地面に落ちたタイミングでゆりかは加藤君に抱きついていた。


 これ以上見てるのも二人の時間を覗き見してるみたいで悪いな、邪魔しないためにも急用が入ったことにして一人で帰ろうかな。


 ほたるはスマホを取り出し「急用が入った」とメッセージを送り二人にばれないように足早に家へと帰っていった。

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