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第十六話ほたると風邪

 文化祭の次の日

「う~ん喉がごろごろするし、なんか寒い! これは風邪かな~」

「昨日文化祭ではしゃぎすぎたのが原因かな~」

「ゲホッゲホッ」

「う~ん、取り敢えず寝てよう。でもお腹すいたな~」

「めんどくさいからカップ麺でも食べるか……」


 ほたるは布団から起き上がった。


「うーさぶい」


 ほたるはブルブル震えながらキッチンへ行くと、戸棚からカップ麺を取り出し電気ケトルに水を入れてスイッチを付けるとまた布団に戻っていった。


「昔は親がなんでもやってくれたけど今は違うもんな~」

「風邪を引いた時こんなに寂しいとはな……」


 するとにちかから電話がかかって来た。

「今日も公園でバトミントンしようぜ!」

 もちろんほたるは風邪を引いていてそれどころでは無いので断った。

「ごめん風邪引いちゃって遊べない」

「大丈夫か? 後で行くぞ!」

「うつっちゃったら悪いよ」

「大丈夫だあたしは元気だからな!」

「ガチャ プー プー」


「大丈夫かな~」

「って早くお湯入れないと冷めちゃう」

 

 ほたるはお湯を入れたカップ麺を布団の横に置き布団にくるまっていた。

 3分たちほたるはゆっくり麺をすする。

「あんまり味がしない……」


 朝ご飯を食べたらほたるは布団で横になっていた。

 

「ピンポーン」


 にちかが来たのかもしれない

 ドアを開けるとそこに居たのはゆりかであった。


「大丈夫? ほたるちゃん、何か手伝える事あったら言ってね」

「あれ? ゆりかちゃん何で知ってるの?」

「にちかちゃんに聞いたからね、はいこれ」


 ほたるがゆりかに渡されたのは、ジュースやおかし、カップ麺などが入ったコンビニ袋であった。


「あとこれも」


 ゆりかはカバンをガサゴソ漁ると中から小説が三冊ほど出てきた。


「家にこもってて暇かもしれないから貸しとくね、別に読まなくても良いからね」

 

「ありがとう」

「じゃあ私行くね」


 そう言うとゆりかは行ってしまった。

 ほたるはドアを閉め、本を机に置き、袋からペットボトルのジュースを取り出すとまた布団に戻って行った。


「やっぱり持つべきものは友達だな~」

「でもこの本読む気にもなれないな~ 返す時どうしよう……」

「今は気にせずに寝るか」


 またしばらく立つと呼び鈴が鳴ったので出てみるとそこにはにちかとめいひが立っていた。


「ほたる大丈夫か? なにかしてほしいことがあればなんでもやるぞ!」

「とりあえずこれどうぞ」

「ありがとう」


 めいひからもゆりかと同じようにコンビニ袋に食べ物や飲み物が入れられたものを渡された。


「で、ほたる~何かすることないか?」

「何か言われても特に無いな~」

「ならしょうがない、たいさ~ん」

「じゃあねほたるちゃん」


 そう言うとめいひもにちかの後を走って追いかけて行った。

 ほたるは立って話すことで疲れてしまいそのまま布団に入った。

 

「昔と比べたら今の方が圧倒的にいいな」

「心配してくれる友達が居てお見舞いにも来てくれる」

「友達ってこんなに大切なものなんだね、初めて実感したよ」


 ほたるはそう思い、いつの間にか眠っていた。

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