第十一話図書館
「それーそれー」
ほたるとにちかは近くの公園でバトミントンをして遊んでいた。
すると空から不穏な雲が迫ってきていた。
「ゴロゴロゴロ」
「なんかゴロゴロ言ってないか?」
「確かにね、あれって積乱雲じゃない?」
そうこうしているうちにポツポツと雨が振り始めあっという間に土砂降りになった。
「うお、すごい降ってきたじゃん」
「とりあえず避難だー」
そう言うとにちかは東屋へと走って行った。
「どうしようか」
そういいながらほたるはスマホを取り出して天気予報を確認した。
「あと50分ぐらい降るみたいだよ」
「え~そんなに待てないぞ」
「なら図書館行く?」
「まあここで暇してるよりはいいから賛成だぞ」
二人は道具をしまって図書館へと走って行った。
図書館は歩いて一分程でつく距離にあったので走ればあまり時間はかからなかった。
「う~ぬれたね~」
二人は図書館の外の屋根のある部分で汗拭き用のタオルを取り出すと、濡れた髪とカバンを拭いて図書館の中へと入って行った。
「うお~ひろいなほたる」
「うん、私はよく来るから慣れてるけどやっぱり広いよね」
「じゃあ私はおもしろそうな本探して来るから、にちかはどうする? 私のおすすめの本読む?」
「いやいいぞ、あたしは自分で読む本を決めるから」
「わかった」
そう言うと二人はそれぞれの本を探しに行った。
「う~ん今日はどれ読もうかな」
ほたるは10分近く本棚の前で本を手にとっては本棚に戻してを繰り返していた。
やっとほたるが本を決め終えて閲覧机に向かうとにちかは難しそうな本を開いていた。
「難しそうな本だねなんて言う本なの?」
そう言うとにちかは表紙をほたるに見せた。
表紙には、よくわかる経済などと書いてあった。
「よくわかんないけどすごそうだから読んでみたんだぜ」
「そうなんだ、にちかちゃんが経済に興味あったなんて意外な一面だよ」
「この本のこのおっちゃんの顔おもしろいんだよな」
「やっぱりにちかはにちかだな」
そう言うとほたるにちかの向かいに座り自分の本を読み始めた。
1時間ほどがたちにちかは本に飽きてきていた。
「ほたる~雨も止んだしバトミントンしようよ~」
「本当だ」
外を見ると空は晴れ図書館に光が差し込んでいた。
「まだ時間あるしあそうぼうよ~」
「なら、この本借りてからまた遊びに行こうかな」
そう言うとにちかは本を戻し、ほたるは貸出カウンターへ行き本を借りてまた公園へバトミントンをしに行きました。




