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71話 環境適応と皆の実力


─皆様にお知らせ─



70話の内容を大きく編集しております。



コピーしてからの錯覚で、スキル獲得の流れを変更しています。



読者の皆様、大変申し訳ありません。




それでは71話をどうぞ。





スイエルは、俺がいきなり《重力魔法(グラビティ)》を使った事で驚いていた。




「何故ギマンがわらわのスキルを!?」




まぁ普通そう思うだろうな。だが、俺はスイエルの驚く顔を見る余裕はなかった。



目の前までユーリッドが接近しているからだ。




「先程攻撃は何もしないとおっしゃていましたが、私に対してはその縛りを解除してもらっても構いません」




ユーリッドの攻撃を叢雲(むらくも)で捌いていると、急にそんな事を言ってきた。




「どうしてだ?何で自分から有利な状況を崩そうとする?」



スキルを知っている俺はその訳を知っているが、あえて聞いてみる。




「それは英雄殿が1番ご存知なのでは?」



なるほど。俺が鑑定持ちなのはもうバレてるのか。




「じゃあ攻撃するぞ。後で文句言うなよ」




今まで受けに徹していた俺は、ユーリッドの攻撃を叢雲(むらくも)で思いっきり弾き返し、攻撃へとうつる。




峰打ちではあるが、ユーリッドの横腹を狙った一撃は盾で受け止められてしまった。




「《超密型方陣(ファランクス)》!」




ユーリッドがスキルを発動すると、盾が光り、すごい力で叢雲(むらくも)が押し返されて弾かれる。




上体を崩した俺に盾の攻撃が迫る。かわす事も出来たが、敢えて受ける。



咄嗟に後ろに飛んで、威力は殺したが、俺の攻撃の2倍の衝撃が伝わり、無傷とまではいかなかった。




ユーリッドはそのまま、《超密型方陣(ファランクス)》の効果で倍になった攻撃で、俺に追撃しようと剣を振りかぶる。




俺は土魔法で簡易的な盾を作り出し、その攻撃を受け止め、コピーを発動する。先程ユーリッドにやられたように俺もやり返す。



盾で受けたダメージを倍にして返すが、威力は10分の1なので大した事はないが、ここで錯覚を発動させて、コピーではなくオリジナルの威力にする。




叢雲(むらくも)による追撃がユーリッドに当たりそうになった時、ユーリッドがスイエルによる《重力魔法(グラビティ)》で宙に浮く。



「《地震(アースクエイク)》!!」




そのタイミングでスイエルがスキルを使う。




突如、部屋全体がとてつもない地震に襲われ、地割れが起きる。


俺の足元にも被害が及び、地面が割れ、落ちそうになるが、風魔法で翼を作って避難しようとした。


しかし、スイエルの《重力魔法(グラビティ)》によって押し潰されそうな負荷が体にかかり飛べなくなった。




スイエルの方を見ると、ニヤリと笑っていた。




地震(アースクエイク)》と《重力魔法(グラビティ)》の合わせ技か。



地面の揺れによって立ち上がれなくさせて、戦闘不能にする。飛行などの能力で逃れそうとした者には、《重力魔法(グラビティ)》で落とす。いいコンボだ。




俺はこの状況を打破するべく、即座に土魔法《地盤創造(アースクリエイション)》を発動して、割れている地面を新しい地面で上書きする。



スイエルが俺を飛ばさせないようにするために強い重力をかけているせいで身体には相当な負荷がかかっている。



しかし、少し時間が経つと《環境適応》のスキルのおかげで、スイエルからかけられている負荷にも慣れてきた。



《環境適応》というスキルも改めて便利だと感じた。




地震(アースクエイク)》と《重力魔法(グラビティ)》を攻略されたスイエルは「降参じゃ」と両手をあげる。

ユーリッドもそれにならい「私もです」と言った。



激しい戦いを繰り広げた俺達に少し引いてはいるが、皆拍手してくれる。




その後も実戦形式は続いた。2人1組で挑む事になり、今のところ目立った実力の持ち主はデノンハウザーとセラフィム、パーシヴァルとルイジアナといった俺と面識がある人だけだった。




デノンハウザーは野蛮人と言われてた通り、ガツガツと接近戦を挑み、力で押してくるタイプだった。だが、経験を積んでいる事もあり、駆け引きが上手い。




セラフィムは光魔法の使い手で、光の速さで撃ってくるレーザービームは、初見で避けれた事を褒めたいぐらいだ。遠距離から立て続けに撃たれるのは厄介だったが、接近戦に持ち込むと簡単に攻略出来てしまった。




パーシヴァルは《位置替え》という地味だが、使い方によっては強力なスキルを持っていた。位置替え出来る対象は、半径2メートルの生物だけだったが、《猫獣人(ワーキャット)》であるルイジアナが、スキル《俊足(しゅんそく)》で速さを100倍にした動きで錯乱させた所に《位置替え》を使い、さらに困惑させた。



俊足(しゅんそく)》の制限時間まで何とか粘ったが、正直今までの中で1番手こずった。




ほとんどの組が終わり、最後の2人組が前に出てきた。




俺はこの2人組とは初対面だが、印象に残っている。



なぜなら、勇者スバルとの戦いの時、俺が放った殺気に対して、気絶する、恐れる、耐えるではなく、殺気を放ち返してきたからだ。要はかなりの実力者というわけだ。




俺は気合いを入れ直し、最後の男女2人組と相対する。






お読み頂きありがとうございます<(_ _)>




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