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65話 食事と女性の協定

第3章STARTです!(*゜▽゜)ノ





「とっても美味しいです。ありがとうございますギマンさん」




そう言って、カシミアさんは行儀よくサラダを口に入れる。



いつの間にかギマンさん呼びになっている事は突っ込まないでおこう。




今俺はカシミアさんと約束していた食事に来ている。王達にオススメしてもらい、前もって来て味の確認をして、ここだと思った、『銀翼(ぎんよく)のペガサス亭』という高級店にした。



外でご飯食べてくるとみんなに伝えると、リーシャちゃんとカオリが「どこの女?」と怖い顔して聞いてくるから、正直にカシミアさんにお礼を込めてご馳走してくると伝えたら、「朝帰りは許しませんよ?」とリーシャちゃんに釘を刺された。



そもそもそういう関係じゃないから。



「そうですか。お口にあって良かったです」




俺はその言葉にホッとする。



美食家のカシミアに美味しいと言って貰えて良かった。




「事情の方はデノンハウザー王の演説で大体把握しました。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございます」




何だかここ最近、色んな人に謝られたり、感謝されたりばっかりだな。



「俺の方こそ、改めてありがとうございます。あの時、カシミアさんが助けを呼んでくれなかったら、魔王も倒せていませんよ」




「私がした事なんて大した事ありません。人類の英雄になったギマンさんの方がよっぽど凄いです」




人類の英雄かぁ...全然実感湧かないんだけどな。



そう思いながら、俺もサラダを口に運ぶ。前もって来ているが、やはりこの店はは美味しい。




「そ、それでルイジアナから聞いて欲しいと言われたんですけど、ギ、ギマンは今お付き合いしている方とかいらっしゃるんですか」



カシミアさんはメガネをクイッとさせながら、お酒で赤くなっている顔が一層赤くなる。



何でルイジアナはそんな事聞きたいんだ?と思いながら答える。



「いえ、今そういう相手はいませんよ」



あの事件以降、そういう相手は作らないようにしているからな。




二重複体(ドッペルゲンガー)との戦闘の時に、フラッシュバックされた光景を思い出す。




「そ、そうなんですか。良かったです」



何故かホッとしているカシミアさん。前にリーシャちゃんやカオリに聞かれて答えた時も一緒の表情してたな。




「いや、それにしてもここの料理は美味しいですね。お酒も進んできちゃいますよ」



カシミアさんは、早口になりながらもワイングラスの中のお酒を飲む。



ここに来て、もう随分と飲んでいるのに凄いな。



「ギマンさんも飲んでください。ほら」




俺もさっきから、カシミアさんと同じペースでお酒を飲まされているんだが。



お酌されて飲まないわけにはいかないが、カシミアさんが心配だ。



「そろそろ、お酒はやめときませんか? カシミアさんも随分と顔が赤いですし」




そう言うと、カシミアさんはショボンとして「ルイジアナがお酒を飲ませれば男なんて...」と俺に聞こえないブツブツ言ってる。



「それなら最終奥義として言われたこの技を」と言いながら立ち上がった。




「あーなんだか酔っ払ってきちゃったなー。1人じゃ家に帰れなさそうー。どうしようかなー。」




カシミアさんはものすごい棒読みでふらついた。




「だ、大丈夫ですか? 俺で良ければ家まで送りますけど?」




真面目なカシミアさんが、こんなにふらついてるなんて余程ここのお酒が美味しくて飲みすぎたんだろうと思った俺はカシミアさんに肩を貸した。



「こ、これが男の人の温もり」



なんか変な声が聞こえた気がするが、俺はカシミアに肩を貸したまま、会計を済ませ、外に出る。




「やっぱりこうなりましたか」



「見張ってて正解だったな」




そこには、腕を組む2人の鬼が佇んでいた。



「ひっ!」とカシミアさんから声がした。




「カシミアさ〜ん抜け駆けはなしだと約束しましたよねぇ?」



「まさかあの協定を破るとはな」




その言葉に、さっきまで自分で立てなかったカシミアさんが急いで俺から離れる。



「こ、これはですね。そのーえっと何と言うか...」



「ちょっともう1回お話しましょうか?」



「そうだな。こうなった理由も詳しく聞かないとな」




カシミアさんは目が笑っていないリーシャちゃんとカオリに連れていかれた。




なんだか知らないが寒気が走り、残された俺は1人で家へと帰った。






✩皆様にお願い✩


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