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39.怪しげな情報

ブリアとローランドは一度邸に戻り支度を済ませて再度馬車にのり民街へと向かった。


民街の入口へ到着すると馬車から降り歩いて街の中へと入っていった。

街に入りブリアの案内でポールの店に向かったのであった。


ポールの店へと到着するとブリアとローランド。


「お兄様言い忘れていましたがここでは貴族の様な言葉遣いはおやめくださいね。あくまで民街の者という事になってますので…」


ブリアはローランドに気をつけるよう助言した。


「あっ…あぁ…そうだね。わかったよ…」


ローランドは少し戸惑いながら応えた。


そして、ブリアは店へと入り声をかけた。


「ポールいる?」


ブリアがそう声をかけると奥からポールが顔を覗かせた。


「ん?あぁ、ブリーか。今日はどうしたんだ?ん?一緒に居るのは…」


ポールは応えるとブリアと共にいるローランドに気付く。


「あぁ。こっちは私の兄のローよ。ポールの話をしていたら是非会いたいって言ってて連れてきたの。」


ブリアは慣れたように応えた。


「そうだったのか。初めまして。この店の番をしてますポールです。」


ポールがブリアからローランドの事を聞くと挨拶をした。


「あっ…あぁ…ブリーの兄のローだ。よろしく頼むよ。いつも妹がお世話になってるようで…」


ローランドもなるべく貴族らしくなく応えた。


「世話か…まぁ世話だよな?ブリー。」


ポールはブリアの方を見て言った。


「世話ではないでしょ?荷物置かせてももらったり食事させてもらったりするくらいでしょ?大袈裟ね。」


ブリアは少し頬を膨らましポールに言った。


「あっ…そんな事よりポールにお願いがあるんだけど…何着か男物の薄めだけどしっかりした洋服何枚かあるかしら。兄さんは着心地にうるさくてなかなかいい物に巡り会えないのよ。ポールが使わなくなった服で何か良さそうなのあれば何着か譲って欲しいのよ。あと…最近この当たりで何か噂とか聞いたりしてない?」


ブリアはポールに尋ねた。


「使わなくなった服は何着かあるなら持っていきなよ。ローさんとは背丈そんなに差ないし着れるも思うぜ。気にいるかは別だけどさ。」


ポールはローランドを見ながら言った。


「ありがとう。助かるわ。きっと兄さんも気に入るわ。ポールいつも着心地良さそうなの着てるし。ねぇ?兄さん?」


ブリアは笑顔でローランドへ話を振った。


「あ…あぁ。ポールの着ている服は心地よさそだから大丈夫そうだ。」


ローランドはぎごち無く応えた。


「それより…最近何か噂とか聞いてない?」


ブリアはポールに尋ねた。


「噂か…んー……あっ…そうだ。最近近所のおばさん達からこないだ聞いた話なんだが最近、民街で若い娘に人気の石が出回ってるらしい。その石を部屋に置いておくと願いが叶うだの何だだのと言っていたな…そんな石でって俺は思うがそういうの女って好きだろ?特に若い娘に人気なデザインの石の様でわざわざ貴族の令嬢もお忍びで会に訪れるとか。」


ポールはブリアに説明した。


「石?そんな石が出回ってるの?明らかに胡散臭そうな商売ね。でも、女の子ってそういうのに弱いもんね…その石ってどの辺りで売られてるの?」


ブリアが考え込む様な表情でポールに尋ねた。


「それが…決まった場所ではうってないみたいでね。どこで売ってるかは情報がその時々で流れてくるみたいだけどな。そんな事聞いてどうするんだ?まさかブリーも買うつもりか?」


ポールはハッとした様な表情でブリアへ尋ねた。


「あたしが?まさか。全く興味ないわ。願い事なんてお願いする前に自分で叶えれる様に努力するもの。それに石などに興味ないかな。」


ブリアは淡々と応えた。


「ハハハハハ…だよな。ブリーに限ってそんなことはないよな。ならそんな事聞いてどうするんだよ。」


ポールは再び不思議に思い尋ねた。


「んー、特にどうするとかないかな。聞いてみただけだし。」


ブリアはニコニコしながら応えた。


「特に意味はないのよかよ。」


ポールは呆れた様に言った。


「ごめんごめん。それより服は今日中に持って帰りたいからごめんけど持ってきてもらってもいい?」


ブリアは笑顔で言った。


「ん?あぁ。わかったよ。相変わらず人使い荒いな…ちょっと待ってろ。今持ってきてやるから。」 


ポールはそう言うと二階へと上がっていった。

ポールが二階へ上がったのを確認するとローランドが口を開いた。


「ブリア…そんな民街で普通に話せる様な言葉遣いいつの間に覚えたんだ?違和感がなさすぎて私が戸惑ってしまったよ。それにえらくポールとは仲が良さそうだね。」


ローランドは驚いた表情をした後に少し拗ねたように言った。


「何となくこんな感じかなと思って話していたら違和感がなさそうなのでそのままその様な形で話してましたの。ポールと仲が良さそうですか?そんなつもりはありませんが…まぁ…気軽に話をしているのでそう思われるのかもしれませんわね。」


ブリアは首をかしげながら応えた。


「本当にブリアは私達の目を盗んでどれだけ民街へ訪れていたのやら…今まで何事もなかったのが幸いだよ。」


ローランドはどっと疲れた様な表情で言った。


「ふふふ…心配させて申し訳ありせん。ローランドお兄様。それよりポールの言っていた事が気になりますわね…貴族のご令嬢までがこっそりとわざわざ買いにくるなどと…」


ブリアは少し険しげな表情で言った。


「そうだな…願い事を叶えてくれる石など怪しさしかないからな。」


ローランドも険し表情で応えた。


「これは…明日皆様に報告しなければなりませんわね…」


ブリアが真剣な表情でローランドへ言った。


「そうだな…」


ローランドが応えた。

そうこうと話しているうちにポールがたくさんの洋服を持って降りてきた。

そして、その洋服を受け取るとブリアとローランドはポールの店を後にしたのであった。


(きっとその石を売ってる奴らと誘拐時間は何かしらかんでる違いないわ。石売りって毎回突然現れるって言ってたけど次はいつ現れるかな…あたしもそこ行って探りたいな…)


ブリアは帰り際にそんなことを考えていたのだった。





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