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1.目を覚すと侯爵令嬢に転生してました



ダイア王国にあるスペード侯爵家に待望の女の子が誕生した。


名前は【ブリア】

とても綺麗な金髪にエメラルドグリーンの瞳の綺麗な顔立ちの女の子だった。


ブリアは両親や兄はもちろん執事やメイド達にもとても可愛がられてすくすくと成長していったのだった。


そんなブリアは十歳になった。


ブリアは十歳とは思えないほどとても綺麗で聡明な少女に育っていた。


そんなブリアには家族にも誰に秘密にしている事があったのだ…


それは…

ブリアには生まれた時から前世の記憶があったのだった。


初めはどういう事なのかととても混乱してしまったブリアだったが数日経つと現実を飲み込んだのであった。

前世の記憶を持ったまま異世界へと転生してしまったブリアは記憶のお陰もありやることなす事難なくこなしてきたのであった。


十歳になったブリアは勉強はもちろんだがとても運動神経がよく何よりも正義感の強い顔からは想像出来ない程に負けん気の強い少女であった。


この日も兄達の剣術の稽古を近くで見たり兄達と本を読んだりしていたのだった。


すると、一番上の兄のローランドの友達であるハート公爵家のご令息が訪れたのだ。


「やぁ、ローランド、クリス、アーサー、ブリア。」


公爵家の令息・キールが四人へ話しかけた。


「キールよく来たね。」


ローランドが笑顔で応えた。


「あぁ。今日はブリアに美味しいお菓子を頂いたからお裾分けにきたんだ。」


キールは笑顔で言う。


「キール様。こんにちは。美味しいお菓子でございますか?お忙しいのに足を運んで頂きありがとうございます。」


ブリアがキールに笑顔で挨拶とお礼を言う。


「ブリアの喜ぶ顔が見れて嬉しいよ。さぁ、食べてみてよ。」


キールが笑顔でブリアに言う。


「はい。頂きます。」


ブリアは笑顔で応えた。


「キールは本当にブリアの事を可愛がってくれるよね…兄としては嬉しい事だがブリアにもう一人兄が出来た気分だよ。」


そう言いながらローランドは笑いながら言う。


「私は弟しか居ないからブリアを妹の様に思ってるんだよ。」


キールは笑顔で言いながらお菓子を食べているブリアの頬を撫でる…


ブリアはそのキールに頬を撫でられる仕草に何故か懐かしさを感じていた。

口から自然に

「たか兄…」

と小声で呟いた…





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