第1話 プロローグ〜入学式〜
《魔法》《魔術》《能力》が存在するというのはこの世界の常識だ。
《魔法》は使用主の持つ魔力というものを使い攻撃や回復、防御などといった様々な事が出来るが、魔力が無くなると意識を失ってしまう。 ほとんど誰もが使用できるものだ。
《魔術》は床や壁、手に使う術の魔法陣というものを描き、それに対応する詠唱を行う事で魔力消費無しで魔法に似た様な事が出来る。 使用者の熟練度によって、詠唱の長さは短くなる事がある。
《能力》は能力者、無能力者がいる。無能力者はその名の通り能力を持たない人間。能力者は自分の持つ能力を使い魔法や魔術と連携させる事も出来るので必然的に能力者だと戦いに有利になる。能力者は一人ひとつの能力を持つ。
という感じでどれも似ているようで別々のものだ。
そして次にこの世界には主に魔族と人間が暮らしている。一般的に、魔族が暮らしている地域を魔界と、人間の暮らしている地域を人間界と呼ぶ。この二つの種族はいつ戦争が始まってもおかしくない状況なのだ。 人間たちはそのいつ始まってもおかしくない戦争のために戦闘術や魔法や魔術の特訓などを行っている。
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ここはガーレリア王国の一町スレントという町だ。俺、〝ドラン・ナターシャ〟はその町の一軒家に父さんと母さんと一緒に三人で暮らしている。
父はオスカー、お調子者で少々鬱陶しいと思う時すらある。
母は父とは対照的でとても落ち着いていておとったりした性格でいつも父のお調子トークを[うふふっ♩]
と優しく笑いながら聞いている人だ。 まぁ二人とも不思議な人ではあるけど…。
さて、そろそろ行く時間だ。俺はこの二人を無視して出掛けた。これから行くのは学校の入学式、今日から俺は学校に通うのだ。
この世界では学問や知識などの他に戦闘能力を買われ就職する事もよくある話だ。 てな訳で俺が今日から通う学校は【特別戦闘訓練学校】だここでは学問の他に普通の学校ではやらない様な戦闘訓練も授業のカリキュラムに組み込まれている。俺は別にやりたい仕事など無いので戦闘訓練学校に通うことにした。勉強は何故か頭に入っているので問題ない、何故だ?不思議だ。
「そろそろ、か」
色々考えているうちに学校に着いた俺は案内されるまま入学式場についた。32人のブロックが4つある、恐らく32人のクラスが4クラスあるのだろう。それにきっちり1ブロックにつき男女16名ずつになっている。そんな事を学校長が「入学おめでとう」だの「この学校は〜」だのと、とても眠くなる声で喋っている間に考えていた。
(周りはよくこの話を真剣な表情で聞けるよな……)
と考えた。俺は姿勢を少し崩して(なげぇ〜。ねみぃ〜。かえりてぇ。)だのと心の中で愚痴っていた。
「ではAクラスから順に教室へ向かってください」
ようやく終わったようだ。ギリギリ寝ないで耐えられた。
そのあとは、係の先輩らしき人に案内されつつ俺は1-Cクラスの教室へ向かった。
初めて物語を作り、書いてみました! なろう小説あるある設定ですけど、
文脈とか変かもしれませんがお許しください〜_(┐「ε:)_
面白くない、つまんないと思ったら、出来たらどこが気に入らなかったかなど感想に書いてくれると嬉しいです>_<