6.隣の席の美少女の真実
注)ちょっと下ネタがありますが許してください
1,000ポイント突破ありがとうございます!
「な、七宮さん…?」
予想外の人物…というか知り合いが犯人だということに俺
は動揺する。
「ということはあの手紙も…」
「読んでくれたの!?」
瞬間移動のような速さで俺との距離をつめて、あの放課後
の状況のように胸を押しつけ、俺に身体を預けてくる。
しかし、前回とは違い七宮さんの表情は赤くなってはいる
ものの恥ずかしがっている様子はなく、ただただ嬉しそうに
興奮していた。
俺は戸惑いながらも
「う、うん読んだよ」
と答えた。
すると、急に目をキラキラさせながら語り始める。
「そっか〜そうだよね。あんな内容の手紙と自分のパンツが
届いたら気になって夜も眠れないよね。あれはね、ちゃんと
した感想を桜田くんに伝えたくて勇気を振り絞って書いたんだ」
七宮さんの興奮はとどまることをしらず「はあはあ」と呼
吸していて俺に身体を預けるだけでなく段々と力強く押しつ
けてきている。温かくやわらかい感触が全身に感じるだけでなく服装が服装だった。
「えっ!?七宮さん何て格好してるの!?」
さっきまで暗くて良く見えていなかったが下は着ておらず
Yシャツオンリーだった。
「大丈夫!下着は履いているから!」
俺から少し離れてYシャツの上から2つのボタンを外し始め
てチラッと俺にピンク色のブラジャーを見せつけてくる。
そしてYシャツの下の方を指でつまんでまくり上げると上のとお揃いのピンクのパンツが姿を現す。
「ほら履いているでしょ?」
「ち、違うっ、そういう問題じゃなくて…!」
俺は慌てて目を瞑り、手で七宮さんを視界から隠す。
その様子をみて七宮さんは近づいてくる。
「桜田くん…もっとわたしを見てください。わたしの恥ずか
しい姿を…」
耳もとでそう囁いてきながら蛇のように俺の身体にまとわ
りついてくる。腕で俺の体を抱きしめ、片足を俺の股の間に
無理矢理に入れてくる。
「わかった、わかったからとりあえずボタン閉めて!!」
「……仕方ないな、ほんと桜田くんは恥ずかしがり屋なんだ
から」
七宮さんは少し残念そうにしながら俺から離れてボタンを
閉めてくれた。よかった…ん……あれ…?
「な、七宮さんそのYシャツって俺のじゃ…?」
「脱衣所にあったから着ちゃった☆」
「着ちゃった☆」じゃないよ!しかも今日学校に来て行った
やつじゃないか。あれ…待てよ…さっき俺のパンツとTシャ
ツ持ってたよな…。
「七宮さんさっき持っていた俺の服は?」
「あっパンツとTシャツ?」
せっかく『服』と言ったのに普通に『パンツ』とTシャツ
って言ったよ!もはや今までの七宮そんのように恥らいなん
てないのか…!?
すると七宮さんは後ろに振り向いたかと思うとアタッシュ
ケースを手に握っていた。
何コレ?こんなのドラマで札束が入っているところしか見たことないよ。てかいつの間にその中に入れたんだよ。
アタッシュケースを開くと綺麗に畳まれたパンツとTシャ
ツが入っていた。Tシャツはきっとさっきタンスから取った
のだろう。しかしそのパンツは……!!
「そのパンツ俺がさっきまで履いてたやつじゃん!!!」
お風呂に入るときに脱いだやつだ…間違いない。
すると「えへへっ」と自分の頭を撫でながら
「新鮮なパンツがあったから〜つい」
「新鮮なパンツって何!?」
とうとう我慢出来ず、今まで心の中だけでツッコンでいた
ものが口から出てしまった。
脱ぎたてホヤホヤという意味ですか?食べ物とは訳が違う
ぞ!
「その…返してくれる?」
俺は手を差し出す。
「絶対に嫌です!この子…この子たちはわたしの宝なんです!わたしの宝を取ろうとしないで!!」
膝から崩れ落ち、うるうると泣きそうな目で俺を見つめて
くる。
ここだけ見たら俺が悪いみたいに聞こえるな…。
この子って…七宮さん…君が大事そうに抱いているのは俺
のパンツだ。
「じゃあ…そうだあの手紙!あの『おいしかったです』って
どういう意味?」
俺がずっと気になっていたことを問いただすと顔をさっき
までよりさらに赤くし、もぞもぞしながら恥ずかしがってい
る。
「それは…その…桜田くんの匂いを堪能しながら…1人
で…」
「わかった。それ以上は言わなくていい」
俺は嫌な予感がして、話しを中断させる。
「そしたらその時に汚してしまって…そのまま返すのは申し
訳なくて洗って返しました…」
「えっ…?」
つ…つまり俺のパンツは発電時に漏れた液体によって汚さ
れたってこと…?
きゃーーーーーーーーー!!!!
これから七宮は自身の欲望に耐えきれず…
どうなっちゃうの桜田くん?
次回『桜田くんヤられる』
○⚪︎○○○○○○○!
さて○の中に入る言葉はなんでしょうか。
作者)この後書きを書きたい欲望に負けてしまったけど
怒られないかな…怒られたら消そう。