表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

転生初日~はじめての戦闘~

再び目が覚めたときにはだだっ広い平原の様な場所だった

…ここが俺がこれから生きていく世界か

360度見渡しても地平線が見えるばかりだ


とりあえず自分の状態を確認したいがどうすればいいんだろう?


「ステータス」と念じてみるとウィンドウの様なものが目の前に現れた


 【 名 前 】 スズキ・ハジメ

 【 年 齢 】 18(29)

 【 種 族 】 人間(異世界人)

 【 レベル 】 1


 【 H P 】 500/500

 【 M P 】 250/250


 【 STR 】 80

 【 VIT 】 70

 【 INT 】 120

 【 MND 】 100

 【 AGI 】 130

 【 LUK 】 50


 【 スキル 】 魔法(火、水、風、土、聖、時、空間) 収納(ストレージ)

 【女神スキル】 異世界翻訳 完全地図(パーフェクトマップ) 鑑定


…このステータスが低いのか高いのかも分からないなぁ

魔法は色々使えるようだ

器用貧乏にならないといいけど


まずは自分がいる場所を知らないといけないな

頭の中で「完全地図(パーフェクトマップ)」と念じてみる


すると目の前にマップが出現した

自分が居る地点を中心に一辺10kmほどの範囲を表示してるようで

現在地はプレーン平原と表示があるが近くに街の様なものがない


地図を拡大するように念じるとやっと北の方にウッドという街が表示された


しかしその街まで50kmほどの距離がある


おいおい50kmって何時間かかるんだよ

何も持ってないのに飲まず食わずで体力が持つか?転生人生早くも詰んだのか?


絶望的に気持ちになってると突然背後で「グルルル…」と獣の様な呻き声がして

振り返るとそこには額に一本の角が生えた狼の様な生き物がいた


なんだこいつは!?こんな奴と戦う心構えはまだ出来てないぞ!


と思ってる間に突然その狼が飛びかかってきた


「ウォン!!」


避ける間もなく狼の爪が俺の胸を切り裂く


あぁ終わった…またこんなしょうもない死に方かよ…

…ん?そんなに痛くないな?


一瞬諦めたが意外と大丈夫だったので

一度距離をとりステータスを表示してみる


【 H P 】 484/500


あんなにガッツリ攻撃喰らったのにこんなもんなの?

敵が弱いのか?


今度は鑑定で狼のステータスを確認してみる


 【 種 族 】 ホーンウルフ

 【 ランク 】 F

 【 レベル 】 8


 【 体 力 】 58/58

 【 魔 力 】 12/12


 【 ちから 】 18

 【 まもり 】 12

 【 はやさ 】 25


 【 わ ざ 】 爪攻撃 牙攻撃


俺のステータスと表示内容が多少違うがそんなに強くなさそうだ

これなら俺でも勝てるのか?


急にやる気になった俺は覚悟を決めて狼と対峙する


様子を伺ってた狼が再び跳びかかって来た


「グァオ!!」


冷静になってみると良く動きが見える

素早さは俺の方が高かったから当然と言えば当然だが


これなら…!


こちらに向かって飛んできた狼の爪を横に回避し

そのまま思いっきり狼の横腹を殴る


「おらぁぁぁ!」

「グフゥ!」


まともにパンチを喰らった狼は吐瀉物を撒き散らしながら

数m吹っ飛び地面に倒れ動かなくなった


…やったのか?


狼のステータスを確認すると


【 体 力 】 0/58


どうやら倒した様だ


(ピコン)

何か脳内で音がしたような気がした


ステータスを確認してみると


 【 レベル 】 3


 【 H P 】 1500/1500

 【 M P 】 750/750


 【 STR 】 96

 【 VIT 】 84

 【 INT 】 144

 【 MND 】 120

 【 AGI 】 156

 【 LUK 】 50


レベルが2上がりステータスもそれぞれ上がったみたいだ

LUKは固定値なのか上昇してない

まだ低レベルだからなのかHPとMPの上がり幅が凄いな


体力も回復したみたいだし

あの狼レベルのモンスターなら何体か相手しても大丈夫そうだ


そういえばあのモンスターって何かに有効利用できるのかな?

一応持っていこう収納(ストレージ)に入るかな?


地面に横たわる狼に触れながら収納(ストレージ)と念じると一瞬で消えた

サイズとか量は無制限なのかな?

まぁ当面は荷物の持ち運びに困ることはないだろう


…さて初めてモンスターを倒しレベルアップしたのはいいけど

早く街に行かないと空腹で倒れしまうかもしれない

流石にHPがあっても何も食べなくていいって事はないだろう


乗り物も何も無いし走るしかないな

フルマラソンよりちょっと長いぐらいだから頑張れば5~6時間ぐらいか?

現在すでに日が落ちかけてるが野宿しようにも道具も何も無いので

ここは到着するのが夜中になってもいいから街に向かうことにする


そうして俺は初めての街ウッドに向かって走り始めた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ