09話 大規模演習訓練③
過去の意味わからない文などを修正しております。
過去のキャラ名で初音と表記してましたが、正しくは和音です。これも修正してますm(__)m
『漆』 最凶の出会い
大和たちは次に来るであろう強者へ対しての対策、というより自分たちの行動を話し合った。
現在のチーム序列
一位 フラッグ数:10
二位 フラッグ数:6
三位 フラッグ数:3
四位~十四位 フラッグ数:各1
最初のフラッグ数=チーム数:30
となる。
明らかに一位のチームが圧倒的なのは明白だ。しかも開始15分しかたっておらず、この短時間の間に9個ものフラッグを入手してのけたのだから明らかに別格だ。
それに比べて四位以下のチームは今現在も戦いになっていない可能性が高く、『今後の作戦にあまり影響しなさそう』というのが大和の考えだ。しかも、大和たちの近くには一位のチーム以外にはGPSで敵チームを確認できなかった。つまり優勝が向こうからやってきたことになる。
これは、この帝立高校貮年生での最強が決まる戦いだ。この戦いで序列一位に成れたなら、文句なしに地球遠征組に参加できるといわれている。大和たちがさっきから序列一位にこだわるのはそこなのだ。今でもすでに特待生として文句を言わせない立ち位置にあるが、確たる保証が欲しいのだ。
そこで今回は相手が強者と言うこともあり、迂闊に前衛に出ていくのは自殺行為だ。そういうことも含め、場所の確保とチームの編成を考える必要がある。幸い今回は和音の家で迎え撃つことができそうだ。
和音の家は周囲に大きな庭が広がっていて見晴らしがよく、四方にベランダもあるので狙撃するのも簡単なのだ。しかし、この家にも欠点はある。とにかく広い!和音の家は豪邸で普通の人では買えないようなものであり、仮に買えたとしても女中付きで、別荘として使うような豪華なものなのだ。そんな広い家をたったの五人で守るわけだから、守備が間に合わない可能性が大いにあるということだ。
今回の編成はこのようにした。
近接戦が得意な和音、響磁、ハンナは正面の門と出入口の守備。それ以上は行動範囲をなるべく広げない。大和たち狙撃班が援護できなくなるからだ。大和と八咫、二人は狙撃班として四方のベランダを二ヶ所ずつ担当し緊急を要することがあればすぐに無線で知らせることにした。これで五人でも大方守りは固められるはずである。
「みんな、気合い入れていくぞ。作戦開始‼」
「「「「了解‼」」」」
こうして開戦した。
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開始15分で9組分ものフラッグを獲得できた。近くに自分たちから見て弱いチームが群がっていたおかげだろう。
拳銃が得意な芝﨑は二丁拳銃を愛用している。そんな芝﨑には、今回の大規模演習訓練は拳銃の狙いを定める練習でしかなく、余裕すぎて全然物足りなかった。彼に副官としてついてきている三浦にしてもそれは同様であった。かれもまた拳銃の使い手であり芝﨑の次に優秀な成績を収めている。三浦は芝﨑の二丁拳銃という二丁もつロマンよりも昔のリボルバー式を愛用していた。この演習は、芝﨑の狙いを定めるという意識よりも、三浦にとってはリボルバーにどれだけ早く弾を込めどれだけ早く撃てるかという早撃ちの方がメインである。
そんな思いを抱く二人であるから、演習は動く的撃ちゲームとなっていたのである。
しかし、周囲の雑魚を倒しながら、芝﨑は面白い光景を目撃した。装甲車の銃を持っている男に対し剣を持った少女が対峙しており、男が発砲したと思ったら銃口から文字がとびだしていたのである。しかし、少女はこれに動じることもなく高速で飛んでくる文字を楽々と斬り、すぐさま間合いを詰め、装甲車にいた男を倒してしまったのである。これには隣に副官としていた早撃ちの名手三浦も驚愕していた。なんせ大きな物体とはいえ、高速で飛んでくるものを何事もなかったかのように斬っているが、普通の人間には反応が追いつかないと思ったのである。早撃ちを得意とする三浦の反応速度でもあれは回避できないと悟っていた。
「芝﨑。あの女は強敵だぞ。あれと当たるのはもうすぐだと思うが、入念に気を付けておいたほうがいい」
「そうか。三浦。お前にそこまで言わせるとは相当な奴だな。GPS前には遭遇しないように注意しよう」
GPS情報が来た。自分たちとあの女剣士がいるグループで周囲のチームを狩りつくしてしまったようで、周囲にフラッグを持ったグループはなかった。ならば次の狙いは女剣士がいるグループしかない。芝﨑は副官に三浦を伴い拳銃部の信頼ある10人と射撃部の四人を連れ、近くのフラッグを奪うべく行動を開始した。
先ほどの戦いから部下たちに女剣士がいるグループの監視をさせていたが、どうやら近くの豪邸に逃げ込んだらしい。その家は周囲を外壁で覆われていて侵入するには、正面しかないという。しかも目視での確認で、四方にベランダを備えており上から見られるのは確実だろうと報告があった。
こそこそ移動するのは好きではないが今回はそれもやむなし。芝﨑は射撃部を先ほどまでいた場所に待機させ、残りの拳銃部の部下を引き連れて、ベランダから見えないような塀伝いに正面門の横まで移動した。門の横で三浦は内ポケットから極小さなミラーを取り出し、門の中の様子をミラー越しに確認する。
すると驚いたことにすぐ近くに格闘部のエース響磁がいた。しかもそのすぐ近くにはどこの部活でも――拳銃部においても――大活躍の万能少女ハンナがいたのだ。さらにこれに加え女剣士がいる。さっきまで戦っていたグループとは違いたとえ少数であっても格が違いすぎる相手であった。
手信号で門の反対側にいるリーダー、芝﨑にすぐ近くに強敵がいることを伝えた。
芝﨑はその信号を受け取り、三浦と部下に指折りで突入の合図を指示する。
前書きの通り色々と意味わからない文があったので修正しました。
小説書いている友達に色々言ってもらえたので良かったです。
読んでくださっている方はぜひ「ここ変なんじゃない?」「これはどういう意味?」「こうしたほうがいいんじゃない?」などいってもらえると嬉しいです。
☆用語集☆彡
・芝﨑(しばさき)
帝立扶桑高校弐年
拳銃の使い手。二丁拳銃を愛用している
・三浦
帝立扶桑高校弐年
拳銃の使い手。芝﨑の副官であり、リボルバー式拳銃を愛用している




