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クロニクル・アース  作者: 零﨑海識
扶桑帝国編
14/20

13話 いざ地上へ

拾壹(じゅういち)』 開幕砲撃そして先陣


 眞名瀬摩那斗(まなせまなと)がいきなりおなかを抱えて座りこんでどうしたのかと心配したらいきなり笑い出した。


「あはははははははは!もっとごつくて怖い人を想像してたでしょ?」


「初めて会ったのに失礼な奴だな。笑いすぎだろ」


「いやすまない。馬鹿にしているわけではないよ。少し面白くてね。なんせ顔に『こんな人なの?』って書いてあるからね。そこまで表情に出す人は久しぶりに見たよ。君は素直なんだね」


「そうかよ。お仲間さんが呼んでるみたいだぞ」


「ほんとだ。そのようだね。ではそろそろ行くとするよ」


 眞名瀬がすぐにどこかに行くと思いきや急に耳元で「また、あえるといいね」と一言言って仲間のもとへ去っていった。


 時が経ち艦隊出発の時間になった。艦隊は今まで耳にしたことの無いような轟音と共に古巣へと旅立つ。

この時代最強と謳われる艦隊に。

 地球最後の遺産に乗せて、大和達を地球へと誘う。




 誰かが言った『文明滅びようとも、自然は残り循環せん』と。


「何を当たり前のことを言っているんだ。名言でもなんでもないわ!」と誰もが思う。


 その者は予言した「今日から丁度1週間後、大坂が壊滅する」と。

 それは連日各放送局でその者と共に放送された。

 その似非予言者を滑稽なやつと笑い尽くし遊んだ。


 本にもなった。○○の予言書として予言者自ら発行したのだ。


 その直後、謎の予言者は行方不明になった。


 丁度予言の日から、時間まで全てきっかりと当てて大阪は扶桑帝国の地図からきえた。


 夢でもない、冗談でもない。文字通り住んでいた人みんな、街諸共きえた。


 後には破壊されつくされた建物と、死んだ人間達の血しぶきだけが残骸として残っていた。


 その後も次々と世界各国で同じ現象が起こったので、國の情報規制が解除され、ようやく人々に大坂が消えた事実が公表された。


 ある日、東京に破壊の限りを尽くしているモノが姿を現した。


 異常だった。これだけ大きくて頭数があるのに何故今まで知られていなかったのだろうか……。


 大坂の事件が知らされた後、緊急避難所を各地に政府が用意していた為、幸か不幸か東京にいた3分の1の人類は家族問わず生き残った。


 生き残った人々は扶桑帝国中の人々を宇宙戦艦で拾いながら、現在のベータ星に移住した。

 彼等は襲ってきた謎のモノを総称して未知の存在(インコグニータ)と呼び、対抗する術を研いた。




 そして今、地球に到着した大和達は早速例のモノを宇宙船から直接目視した。


 それらは地面を多い尽くすほどの量に膨れ上がって地球を闊歩していた。


 しかし、人類以外は襲わなかった様で上空からは鳥などの生物を確認できた。


「ねぇ、ちょっと。あれって……東京よね…」


 自分達の船室の窓から眼下を覗いていた大和の隣に和音も来て、下を見るやそんなことを呟いた。


「そのはずだよ。東京に着水するって言ってたからね」


「にしてもあれはひでーだろ…」


 後ろのソファでくつろいでいた響磁も、大和達の隣に来て、やはり和音と同じようなことを呟いた。


 それはそうだろう。建物の残骸と言っても、奴らが歩いてグチャグチャに砕かれた破片しか無く、原型を留めているものなど奇跡的に残っているようなものしかないのだから。

 残っていてもきっと、見つけるのは厳しいだろう。


 奴らがあんなにいれば分かるまい…


「大丈夫よ。きっと妹さんは見つかるわ。彼女は賢いもの」


「和音の言う通りだぞ。それに落ち込んでばかり居ても仕方ないだろ」


「そうだな。二人ともありがとう。着いたらまず、残ってる建物を探そう。もしかしたら妹以外の人も生きてるかもしれない。頼りにしてる」


「おう!任せろ!!」

「任せて♪」


 幼馴染みの了承を得たところでアナウンスが入った。


『これより降下、着水準備に入ります。帝立扶学校の生徒は直ちに第一ホールに各(レギオン)ごとに集合してください』


 船の端の方にある大和達の部屋から、船の中央付近にあるホールに大和達が着いた頃には、ほとんどの人が集まっていた。


 全員の集合が確認されると、壇上で各(レギオン)に同行する先生達と軍人達が紹介され、初期配属エリアもモニターで発表された。

 何やかんやと説明があったが、そのあとは各班で先生や軍人さん達との交流があり、到着までに必要な荷物を持って再度ホールに集まり到着の時を待った。


 大和達の乗っている船を筆頭にベータ星扶桑帝国艦隊は、下にいるインコグニータに向け、砲撃の雨を降らせながら着水した。


「ここからは命懸けの奪還作戦だ。レギオンリーダーとして皆には死ぬことを許さない。生きて明日を見よう!!」


『おぉぉおおおおお!!!!』


「よし!じゃあ行こうか!」


 気合いを入れ直すと、付き添いの先生と軍人を伴って大和達は悠々とハッチから地上に降りた。


 地上の近くにいた敵は、砲撃のおかげであらかた死んでいるか傷を負っていた。


 大和達(レギオン)は誰よりも先陣を切り戦闘に入った。


 その後も続々と各艦隊から他の(レギオン)も降りて戦闘を開始した。


 今日この日をもって、扶桑帝国奪還作戦が開始された。

大変遅くなりました。

ごめんなさい。

四月からはさらに忙しくなり投稿頻度も減るかと思います。

月に一話~二話分を目標に投稿していこうと思っています。


こんな自分勝手な投稿をしている私ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。


☆用語集☆彡

未知の存在インコグニータ:人類以外襲わない謎の生命体。

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