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クロニクル・アース  作者: 零﨑海識
扶桑帝国編
13/20

12話 遠征前の安堵

(じゅう)』 新たな最強格



「本当に制限以上の人数集めてふるいにかけてくるとはね」


 苦笑した大和のデスクの上には自分たちも含めた三十人分の名簿と得意分野などの個人情報が並べられている。大和の前には社長室の雰囲気のように低い横長の机とソファが置かれておりそこに響磁、和音、アリス先輩、ハンナ、八咫が座っている。


 今、大和たちのいるこの部屋は、人数が集まった生徒にのみチームの作戦室及び集合場所として貸し与えられている学校の部屋だ。部屋と言っても学校の敷地内にある一軒の家といった建物で、それを丸々使えるというわけだ。その家の中の一部屋を大和たち幹部の部屋として使用している。


「ええ。このメンバーでまとめるにはちゃんと各自で把握できる人数と人選をしてきたわけ」


「そういうこった。俺たちはこれから本気の戦いに向かおうとしてる。それなのに言うことを聞かない奴や使えない奴をメンバーに入れえるわけにはいかないからな。ちゃんとした奴らを連れてきたぜ」


「それでこのメンバーか…。癖のあるやつばかりじゃないか」


 まあ俺の知っている限り悪い奴らじゃなさそうだからいいか。


 それに悠長に考えてる時間もない。10日という期限は長いようで短いもので、時すでに明日が締め切りの日となっていた。そんなわけで最終的には『感』でチームを決定しその日の内にメンバー登録を済ませてきた。


 ただし、チームを組むことになって一つ問題がある。それは先生も知らないことだが、自分たち六人────大和、和音、響磁、ハンナ、アリス先輩、八咫────が何らかの能力者又は能力者の素質があるということだ。そもそも能力のことを隠しているのにいきなり「俺、能力者なんだ」といってもただの痛い奴なのだ。


 その辺はみんな十分わきまえている。


 そのことをチームメンバーにも先生にも知られずに行動するには限度がある。ましてやこれから命がけの戦いに赴くのだから、戦闘中はそこまで余裕を持てないだろう。せめて担当教員とチームメンバーくらいにはそのうち話しておかなければならない。当たり障りのない人が担当だといいのだけど……。



 ────地球出発当日────



 地球へ移動するための宇宙艦隊の前に集められた生徒たち。そして遠くのフェンス越しにこちらを寂しそうに、又は心配そうに見ている大人たちは彼らの親だ。


 まだ出発時間には想到時間がある。


 ふとこんな会話がよぎった。


『なあ、間違いなく大和のチームが最強だよな?』


『バカ!お前なに言ってるんだ。眞名瀬(まなせ)さんのところが最強に決まってるだろ』


『でもよー、そっちは無名じゃんか。それに対して大和たちは大規模演習の最強者だぞ』


『そんなの関係ねぇよ。眞名瀬さんはな、強すぎて殺しちまいそうだから手加減してたんだよ』


『そんなに強そうには見えないけどな』


『たまたま眞名瀬さんが一人で特訓してるところを見たんだけどな、あれはただものじゃないぜ。趣味レーション用対人ロボットを10台まとめて相手して圧勝してたからな。あのロボットの強さは授業で知ってるだろ?』


『確かにそれならすげえーわ!最強候補だな』


 どうも大規模演習訓練で二位になったチームのリーダー、眞名瀬がとてつもない強者(つわもの)らしい。そんなことは大和にとって知ったこっちゃないが、今回はチームメンバーの加点が艦隊の中での序列に直結しており、加点を進めると報酬が上がり、地球探索も制限がどんどんなくなっていくそうだ。何としてでも地球で生き別れになった妹を捜索したい大和にとっては、この加点がとても重要なものになってくる。


 大和は妹はもう生きていないと思っていたのだが、夢でも妹に会えたことを思うとどうにも居ても立っても居られない気持ちになってきたのだ。それは大和の妹とも接点のある幼馴染の二人としても大和に夢の話を聞いた時から、すでに心は決まっていてこの日のために万全な準備を重ねてきた。


 さっきの誰かが話していたのを聞いていたのか、黒い長髪を下の方で奇麗に結んだ青年が話をしている人たちの方へ近づいて行った。


「君たち刀いう話をするのはいいんだけどもっと周りを気にしてもらえないかな。僕はいいとしてもその駆け引きに出された方はいい気はしないと思うよ?ましてやその大和君にはあったことはないしね」


『『もうしわけありませんでした‼』』


 二人はほぼ同時に謝り、踵を返して自分の隊に戻ろうとしたとき待ったの声がかかった。


「君たち、大和君と話をしたいんだけど、どこにいるのか知ってる?」


『どこにいるも何もあそこでボーっとこっちを見てるのがそうですよ』


「そうかい。ありがとう」


 眞名瀬はこっちに向かってきて目の前でいきなり「すまない」と謝ってきた。すぐにボーっとしている頭をフル稼働させ「いえいえとんでもない。あなたが謝るようなことじゃないですよ」と返した。


「おっとすまない。自己紹介がまだだったね。僕は帝立高校貮年、部活はまだ秘密、眞名瀬摩那斗(まなせまなと)です。どうぞよろしく」


 眞名瀬は丁寧に自己紹介をしてきた。学年最強と言われているのだから、大和のもっと頭の中ではもっと怖い人を想像していた。案外やさしそうな人で良かった。

二月の最後の投稿で「早いうちに投稿します」とか言ってた気がしますが、大変遅くなりました。

言い訳をするのは見苦しいですが、就活やらバイトやら、やることがいっぱいあって小説書いてる暇がありませんでした。

次回もなるべく早く投稿できるように努力します。


現在連載という形で投稿している『天現のアヴァ』と『紅色の虹』ですが、もう少し自主的にお休みさせていただきます。本当に書きたいのは【クロニクル・アース】なのでこっちをどんどん進めていきたいと思います‼ほかの二つを楽しみに待っていた方がいましたら「ごめんなさい」


今後ともどうぞよろしくお願いします。


☆用語集☆彡


※今回もお休みです

そのうちキャラ紹介を載せます。

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