チート最強系少年の場合 その2
神サマが俺を届けた先は森だった、とりま、俺は自分の力を試すのに剣を取り出す、無限の倉庫から大量に保管されてる剣の一本だ。そいつを振り回して俺の必殺剣を決めてみる。
すっげえ音でバキバキ音を鳴らして、でっかい木がバタバタ倒れていく、さすが俺の知ってる技だ、まぁこれは俺の知ってる必殺技の中では最弱なんだけどな!最弱でこの程度なら安心できる、まぁ俺は最強だから負けることはないけどな。
出てきたモンスターを適当にぶっ殺しながら進んでいく、さっきからオークっぽいのとゴブリンっぽいのが何匹が居たが、ここはドラゴンとか居ないのか?
まぁ最初のイベントだし、仕方ないから我慢しておこう。
取り敢えず村に行くまでは、最初のヒロインのことを考えておこう、どうするかな、村の宿屋の娘とかそういうのもいいけど、やっぱ最初は奴隷かな?そんで俺がクソな持ち主に大金投げつけて買うんだ、それでそいつは俺に惚れて「さすがですご主人様!」とかいっちゃうんだぜ!たまんねーな!
いや!ここはエルフの女とかもいいな、人間に囚われて、村に閉じ込められているのを俺が助ける、そんで助けられた恩を返すのに俺の旅に同行するとかいいね!やっべ、エロすぎてムラムラするわ。
獣人てのもたまらないよな、あの尻尾が性感帯とかマジで萌える、耳とか付いててあざとくニャンとか言うキャラは俺の好物だわ、犬系も嫌いじゃないけど、そういうのはなんかキリってしてて、ヒロインって感じじゃないんだよなー。
ああ、忘れちゃいけないよなロリキャラ枠、ドワーフとか小さいキャラがでっかい武器持って暴れるのもたまらんよな、そんで勝負とか挑まれて、自慢の力で負けて俺に屈服させるのとかいいかもしれない。
でも俺おねーさんキャラも好きなんだよな、妹はリアルでクソだったし、ここはやっぱオネーさんキャラで、俺に色々尽くしてくれんの!そんで朝から夜まで俺に尽くしてくれて、メシウマなやつ、んで身体はメチャシコでタマラン系のラッキースケベっていうか、もろエロマンガ状態とかほんとサイコー。
しっかしこの剣、良く切れるなー、ヒロインの選定がてらモンスター切ってるけど全然平気だし、テキトーに出した剣だけど、当たりだったみたいだな。
あ、魔法の練習忘れたわ、取り敢えず一番かっこいい炎から練習しとくか。
「ファイヤーボール!」
俺が魔法を唱えると、炎がボールになって宙に浮いてる、そいつを丁度目の前に会った気に投げつける、そしたらドカーン!ってすごい音がして大きな穴が空く。まぁまぁ威力があった。
「じゃあ次は風だな、いけ!ウィンドカッター!」
今度は風の魔法を唱えると、適当に狙った木がズパアアアン!って音がなったら、そのままズゴゴゴゴって滑って、ドーンってでかい音を鳴らして倒れていった。
「中々の威力だったな、まぁ土は雑魚魔法だし、水はヒーラーっぽいから最初のイベントでは使わんだろうし、次はやっぱ雷か、サンダーボルト!」
おれが唱えた瞬間に雷みたいなのがズガーーーン!って飛んでいって、そこら辺に会った大きな石にあたって、バーーーンってぶっ壊れた!これが一番カッコイイかもしれん、いや、やっぱ炎魔法だな。
「ん~闇魔法はどうだろう、でも闇ってなんか悪者っぽいし後でいいか、俺は中二病じゃないしな、光だとなんだろう?あああれだ!光の力よ!ホーリーレイ!」
俺がそう叫ぶと、俺も周りに光がめっちゃ出て、辺りが見えないくらい眩しくなる、そんでその光が消えた後は、俺の周りにはでっかいクレーターができていた。これめっちゃかっこよくない?よくない?
「やっべええええ!なにこれ超テンション上るわ、こんなんかっこよすぎでしょ!やっぱ俺が考えた魔法超やばい、こんなんだれでも惚れてしまうやろ~~~~」
俺は自分のかっこよさに濡れそうになる、やっばい、これは最強と言っていいんじゃないか?こんな最強の魔法使いだったら間違いなく惚れる、俺ギルドでソッコー-SSSランクだわ。やべ、少し実力隠さないと、きっとギルドから面倒な依頼案件だな。
こういう異世界テンプレだと実力は隠さないと面倒だしな、やっぱ屋敷とか買える程度に仕事して、そんでドラゴンとか狩って、それでメイドとか奴隷とかでハーレム作るのが忙しいから、そんな無駄なことをやってる暇はないだろう。
まぁサブのヒロインとか出るなら、仕方ないからやってもいいけど、やっぱそういうのだったら、エルフの王女とか、王国の姫さまとか、魔王の娘とか、そういうイベント性もあってレアな感じのヒロインがついてこないと行けないのは常識だよな。
あ、そういえばさっきから適当に的にしていたモンスターが全然居なくなったな、神サマもしかして数を間違えてね?それとも俺が強すぎ問題発生か?ヤッベ、強すぎてやっべ。どうしよう、イベントおこらんかったらやばくね?
あ。あっちの方でちゃんと煙でてるっぽいわ、びっくりして損した、でも始まってるならちょっと遅すぎたかもしれんな、主人公は遅れてやってくるのが普通だけど、やっぱ早くついて、そっからヒロイン選定しないとな、クソヒロインはそっこーで滑り台送りして厳選する時間が必要だし、そろそろ少し走ったほうがいいのかもしれん。
いや、ここは空を飛ぶべきか!そうだな。
「よし決めた、フライウィング!」
唱えると体がフワって浮いていく、おお、ま、マジで浮いた、やっべこれカッコよくね?これなら面倒な森とか走るよりずっと早くつけそうだ。よし決定、このまま飛んでいこう、そうしよう。
決断のの早い俺は、決めたらソッコーで動く、やっぱ決断遅くてウジウジするとか主人公って感じじゃないしな。
そうやって少し遠くに見える村に向かって飛び出した、まだ遠くだから分からんけど、モンスターの数はそれなりにいるみたいで、村の方からも火の手が上がってるっぽい、これはなかなかかっこいい登場シーンになりそうで、俺の胸がワクワクしてくる、やっぱ絶対勝てる相手をボコボコにするのは気持ちいい。
そう負けイベントなんていらんのや!勝てばよいのだー!ってやつだよな、俺のもその気持ちはよく分かる、警察とかめっちゃ卑怯やし、親父も俺が我慢してたら殴ってきたしな、ああいうのはまじでいらん。
時代は主人公が無双してハーレム作って、ハッピーな感じのラブコメものだよな!そんで時々熱いバトルシーンを入れて、主人公のかっこよさを引き出して、他の男キャラは噛ませと引き立て役のMOB男で十分なんだよな、それが分からん奴は人じゃない。
そう考えてると、下で村人っぽい奴らとなんか姫騎士っぽいのが戦ってる、まぁそいつら後にして、取り敢えず村に向かって飛んでおこう、神サマも最初のイベントは村で起こるって言ってたしな、さぁどんなヒロインが俺の最初のヒロインだろう、楽しみすぎてよだれが出てきそうだわ。