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ツヨク ツヨク。

作者: 爪と香

初投稿です。

ほんの少しでも読んでくださると光栄です。




他サイトでもほんの少し出してます。

怖いってどんな気持ち?


大人に怒られること?

知らない人に出会うこと?

はたまた幽霊を見ることとか?


歳を重ねて

月日は過ぎて溶けていって

私は大人になった。

正しくは大人になっているのか

そうやって私の心臓を覆う壁は

何層にもなっていく。


でも


月日が経てば経つほど

心臓は強くなるけど、


それは守り方を知ったからで、

中身が強くなった訳じゃなくて、


壁が出来たことで

得られることも 考えることも出来なくなった

そんなことも山のようにあるのに。


怖いとはどんなこと?


自分を守る為に捨ててしまった

途方もない色の中に

その感情は紛れて一緒に溶けてしまった。

きっとそうなのでしょう


みんなが失わせたその部品を

今私は必死に探す


地を這いながら

血反吐を吐きながら


みんなと同じになるのは嫌だけど

みんなと違うことは恐ろしい


嗚呼、これなのか。

私の失くしていたあの部品は。


私のあの壁は

みんなに好かれたいという気持ちすら跳ね除けた


本当は誰よりも持ってるのに

本当は誰よりも弱いのに 恐れてるのに

最初から無いかの如く殺してた


貴方に見られないのが怖い

貴方が笑われるのが怖い

貴方に嫌われるのが恐ろしい


そんな気持ちは、

私が生き延びるのには重過ぎた


だから事実は遠慮なく突き刺さる

仕方の無い事と屈託もなく笑う


だからこそ進もう


崖の上でつま先立ちするのはもう止めだ

そのままでも変わらぬなら

いっその事賭けをして飛びこむのだ

水の華に包まれながら私は生まれる

今までとはほんの少しだけ違う人間として。


そして笑おう

笑ってみせる 貴方の前で

嫌われるのも 嫌がられるのももう飛び越えて。


だって私は貴方を好いている、

また違う人でしかないのだから


怖くない訳ない

生きてるもの

この血が流れ続ける限り消えたりしないわ


でももう戻らない

これ以上戻ったって 鏡の前には私しかいない

その事実を未来へと受け止めるため



______愛し通すまで

今度は一緒にいておくれ。


ふとした瞬間に思いついた取り留めのない思いを書いた物です。

ご覧いただきありがとうございました。


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