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【スキル】5 ~危険物を把握しよう~

※今回は「残酷な表現あり」です。ご注意下さい。

 【スキル】(主に【魔法】)の中には、使い方を間違えるとストーリーが破綻しかねない危険な系統が存在します。

 今回はそんな危険物を幾らかご紹介します。お取り扱いには十分ご注意願います。



▼魅了/隷属


 いわゆる精神操作系に属するスキルや魔法のことです。

 魅了の場合は単に術者を「親しい友人」のように思わせるものが多いですのでそれほど無茶な命令はできませんが、隷属の場合は出せる命令の幅が広くなりますので危険です。


 また、主人公が相手の意に沿わない行動を無理やりに取らせる展開は読者さんが嫌がる場合があります。

 最初から鬼畜を売りにしている主人公なら問題になりませんが、お人好しタイプの主人公でしたら読者離れに繋がりかねませんのでお気をつけて下さい。


 世界観によっては、魅了や隷属で縛られた人が犯罪行為等に手を染めた場合、術者に責任を問えるよう法律が整備されているケースもありそうです。

 その場合は、精神操作魔法に対する研究が進み、それにかかっていたことを証明する装置なんかも発達しているものと思われます。



▼死者蘇生 ※残酷な表現あり


 言わずもがな。死者が蘇生するとストーリーの根幹が揺らぐことがありますので、ゲームでは良く見る魔法ですが小説ではお勧めしません。

 どうしても出したい場合は、「死体の損傷が激しい場合は蘇生できない」「病死や老衰も蘇生不可」等の厳しい制約を課すべきだと思います。


 その場合、蘇生の魔法が知れ渡っている世界観だと戦闘や戦争の在り方にも影響を及ぼします。

 例えば敵陣営の指揮官や要人を殺した場合、戦功ではなく蘇生阻止の観点で首を斬って持ち帰るのがごく普通の風景になるかも知れません……


 尚、ゲームによっては「アンデッドからの蘇生」も可能な場合があるようです。(まあ≪ウィッシュ≫で下地を整えて≪リムーブカース≫で負の影響を取り除いて≪キュアオール≫で肉体の損傷を回復して最後に≪レイズデッド≫で復活みたいな複雑な手間がかかりますが)

 但し無尽蔵な蘇生は当然物語的にも社会的にも問題が大きくなりやすいですのでご注意を。



▼飛行/転移


 飛行や転移スキルがあると移動に関する障壁・障害がかなり緩くなります。

 お城に忍び込んだり、砦や塔の最上階にいきなり到着したり、移動時間を考えずに隣町に入ったり、牢屋から脱出したり、正直やりたい放題ですね。


 ただ、飛行や転移のスキルがその世界でポピュラーな存在であれば、お城等の重要施設ではそれらの手段に対する対策もほぼ確実に講じているはずです。

 例えば飛行対策には城壁に加えて金網で全方位囲んでいたり窓に鉄格子をはめ込んだりとか。(見栄えが悪いですが)

 構造上重要な部屋を窓際に作らずに中央に寄せる建築方式かも知れません。

 或いはストレートに、飛行や転移の魔法を妨害する結界が張られていることもあるでしょう。


 それこそ、城門部分だけ地上に出しておいて衛兵で護って、お城の本体部分は地下とか天空とか異次元に存在するような離れ業も考えられます。

 例えばドラゴンのような空からの脅威が頻繁に襲ってくる世界観でしたら、城や街を地下に建造するのは妥当な選択肢と言えます。



▼時間操作


 過去や未来にこんにちはしたり時間を止めたりするスキルのことです。

 下手にこの手のスキルを登場させると収拾がつかなくなりますので手を出さない方が良いです。ここまで強力な魔法はゲームでも滅多に見ませんのでここで語れるネタも無さそうです……



▼紹介コーナー


『転生したらスライムだった件』

(http://ncode.syosetu.com/n6316bn/)

 実は今回出てきた危険スキルを全て使いまくりの作品です。時間遡及もするよ!

 後半のパワーインフレが凄いですので「何でもあり」なバトルに興味・耐性のある方にお勧めです。



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