表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幕末繚乱記  作者: 真柴理桜
1/16

プロローグ

 木々の梢に薄紅色の花が咲き乱れ、風が柔らかさを孕む。

 見上げた先は雪の様に舞散る花弁で溢れていた。

 今年もこの季節がやってくる。

 貴方と出会い、別れた季節。

 貴方に出会えたことはわたしにとって奇跡とも言える事で。

 出会えた事実だけで、私は幸せだった。

 貴方が残してくれたものは今でもわたしの中に確かに息づいている。

 いつかまた、貴方に会えたなら。

 また、共に駆け抜けることができるといい。

 どんな形でも、どんな姿でも。

 また貴方と出会える日を願っている。

 もう会えないとわかっていても。

 貴方はもういないのだとわかっていても。

 それでも。

 貴方の魂がどこかに転生しているのであれば。

 また会えると信じている。

 きっとまた、わたしは貴方に会えるのだと。

 だって。

 わたしたちは時間さえ超えて。

 出会うことが出来たのだから。

 だからきっと……。

 わたしはきっと、貴方を見つけられる。

 そう信じているのだ……。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ