友達から聞いた話2 浮須君の迷子の話
11月11日って何の日か知ってる?
最近CMでよくやってるのは、ポッキー&プリッツの日。
他にもピーナッツやら電池やら麺やらよ◯幾三やらいっぱいあるらしいよ。
まぁそれはどうでもいい。
これから話すのは、愉快犯浮須が遭遇した迷子の話である。
浮須は朝学校に行く途中で今日がポッキー&プリッツの日だったってことを思い出して、コンビニに寄り道をすることに決めたらしいんだ。駅から学校までの間に一件だけあるんだよね、コンビニ。しかも大通りの一本後ろのすじだから先生にも見つかりにくくて便利。ジャ◯プが発売日の前日には置いてあるから僕もよく行くんだけど…ってそうじゃなくて。
まぁそれで浮須がコンビニにつく直前に声をかけられたらしいんだ。
ところが、後ろを向いても誰もいない。普通は空耳かと思うんだろうけど、生憎浮須は違った。本人曰く面白そうな予感がした、らしいけど。わざわざ後ろを向いて上下左右を探したらしい。
そしたらその声の主は下にいた。
なんか醤油顏のおじさんの顔した犬だったんだって。
何の用か浮須が聞いたら、どうやら道に迷ったらしくて。家に帰るにはどうすればいいかきかれたんだってさ。
ん?住所?
犬の首輪に書いてあったらしいよ。多分ドッグタグってやつじゃないかな。
で、浮須は携帯でその住所ググってみたら、どうやら彼(?)は曲がる箇所を一箇所間違えてたらしくて。
お礼を言って去っていったらしい。
…ちなみにそれが今朝のことらしいよ。昼飯食べてる時にきかされたんだけど、どこから突っ込めばいいのか…
というか誰の家で飼ってるんだろう…
浮須本人はたまにはいい事したって満足気だけどね。
ちなみに浮須がコンビニで買ってきてたのは抹茶味のフランだった。
久しぶりに食べると美味しかった。
変な話がなければもっと美味しかったのに。