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小心者な悪魔  作者: はるさめ
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第四話

たまきはにげだした!

いぬもどきはすばやくまわりこんだ!

たまきはにげられない!


たまきはにげだした!

いぬもどきはすばやくまわりこんだ!

たまきはにげられない!

たまきはにげだした!

たまきはにげ

たまきは

たま


「ガァァァアアアアアアア!」

あばばばばば!


武器はない、逃げ場もない、やるっきゃない!


ドカッゲシッ!犬モドキは全滅した。






…えー…。



「………」


最初からこうしとけばよかった…なんかいろいろ粘液まみれだけど…病気になるかもだけど…私もゾンビ化するかもだけど。


いや普通に死ぬのか?でもよく考えたら私体なんか悪魔っぽいし。まぁ大丈夫でそ。

元の環境に未練なんてないし(ゲームはしたかったけど)どうせ天涯孤独だったし、死ぬ時は死ぬ時だ。とりあえず死ぬまで諦めずに生きてみよう。


…あれ私こんなに前向きだったっけ?


まぁいっか、今は寝床を見付けるのが先だもん、考えるのはそれからだね。


むぅ、そう言えば考え無しに倒しちゃったけどさっさと離れた方がいいよね、やっぱり。

死体狙って別のお腹空かせた肉食さんがいらっしゃるかもしれないし。


そうと決まれば…どっち行こう。むむ…むー…んむむ…む?お?おお!


目を凝らしてみれば遠くにうっすら緑色がみえる。

森っぽい。


犬モドキみたいな生き物かな?モンスター?緑色のモンスター?まさかね?そんなカラフルこの荒野じゃ目立ってしゃーないもん!んむ、きっと森があるのだ!これはもう近くまで行ってみるっきゃない。


危なそーだったら逃げればいいしね。

今は何より身を清めたい。

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