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小心者な悪魔  作者: はるさめ
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第三話

一泡吹かせてやる、そう思っていた時期が私にもありました。



え?今はどうしたって?

試合に勝って勝負に負けました。

倒しても病気になって死んだら意味ないよね。

ぢぐじょ゛ぉぅ゛!

泣ぃでな゛んがな゛い゛ゃい゛!!

…てゆう泣きたいのに目に水分が集まらん。

こんなに悲しいのに泣けないのは何故ですか。

グスン。


今は犬モドキ達を倒した後必死こいて探した泉で身を清めてます。


ちょうど森のある方向に追われていたらしく、緑が見えた時は嬉しかったね、うん!

果物もあちこちなってるし、変わった鳥とかも結構いるけど襲ってはこないし、とりあえず食料の確保はなんとかなりそうだ。うん、森って素晴らしい。


後はどこか落ち着ける場所を見つけるだけね。


はふー、現実逃避はこれくらいでいいかな?体も充分綺麗になったと思うし。肌がヒリヒリするくらい擦ったしね。もう病気になったらなったでしゃーないな。


擦りすぎて肌荒れしそう…せっかくの触り心地が………あの腐乱犬共めっ。

…あの腐った体液が体中に付着してる時点で肌荒れ云々のレベルの話しじゃないけどね、これもう私もゾンビ化するか普通に死ぬかのどっちかなんじゃね?

肌荒れが~とか言ってる場合違うアルね。


しかし奴らにはビビったよ。

なにあの紙防御、あんなんでよく積極的に襲おうと思えたね、逆に凄いよ。まぁその為の数なんだろけども。しかも最初あれに追われてヒーヒー言いながら逃げてた私。ぐぬぅ。


あの捻れた木の枝適当に折って(腕くらいの太さ、結構簡単に折れた)小手調べに


突きぃいい!


っとかやってみたら簡単に刺さったし。調子にのって強めに打ち払ってみたら犬モドキが爆発した。


ゑ?


枝も壊れた。


ゑ?


武器が無くなった。


ゑ?


囲まれた。


あれこれ詰んだ?


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