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Monster2

「ゔぁあああああ」

「はあはあ。…夢か…」

最近悪夢をよく見るような気がする。精神状態がやばいのかもな

「亮ちゃん!早くごはん食べようね」

「うん」

うちは母子家庭だ。母さんは大手企業の人らしい。あまりそういうこと聞かないから知らないんだよな。まあいいや興味ないし


「亮ちゃん、どうしたの?元気なさそうだけど…」

「いやなんでもない」

「そうなの?なんでもいいなよ」

「いや本当になんでもないって」

「まあいいや。話せるようになったら話しなよ」

「うん…」

「遠慮しなくていいんだよ」

「うん…」

「これ食べな。栄養がいっぱいあるから」

「これ…多くない?」

「あら?そう?」

「ウッ!」

「どうしたの?」

「ちょっと飲み込み辛いだけだから」

「そうなの?心配だよ」

「うん…」


こういうの見てもらうとわかる通り僕は最近体の調子が優れない。母さんには言っていないけど薄々気付いていると思う。こんな感じだから僕は死期が近いのではないかと思うようになってきた。ただの病気ならいいんだけど…


「そろそろ行ってくるね」

「気を付けてね」

「はい…」

「いってらっしゃい」

「うん…」


「っげほ!っげほ!ゔぁああ」

正直辛い。立ってるのも辛い。だけどさ学校行かないとな


最近、自分はなぜ生きているのかを考える。自分はこの世界になにをするために生きるのかわからない

ずっと死んだような顔、そして足並み。死んでるようだからすべてがなんのために自分は生きているんだと考える。こうやって登交してるときなどの四六時中ずっとだ。はたして僕は生きているのだろうか?

こんな状態で生きているといえるのだろうか?

こんなだからこそこうして歩いているときも考えてしまうのではないだろうか?

生きるのが辛いのではないのだ。ただただなんで僕は生きているのか?それにつきるのだ

僕は何事も理由があると考える。だって考えてほしい。野生動物はなんのために狩りをするのか?

それはただ生きるためである。なにも食べなければ死ぬからな


まあこうしたように何事も理由があると考えれる

そんな僕はただ食べ物食べ、ただ寝る。このただただやる1連の動きが意味があるのだろうか?

そんなことが僕がなぜ、なにをするために生きているのか考える要因だ


「やあ!コバ!」

「おお!卓!」

もう1つ僕は自分自身わからないことがある。それは友達と話すときは必ず作り笑顔になることだ

はたして僕はなんのために作り笑顔になるのだろうか?わからない。そう考えてもわからないのだ

じゃあこの友達は偽の友達かと言われても違う。話していてつまらないことはないし、いい友達とは思う。ではなんのために作り笑顔になるのだろうか?なぜなんだ…


「なに考えてんだよ。コバ。眉間にしわが寄ってるぞ」

「え…ああごめん。そんなやばかった?」

「やばいってほどじゃないけど。というかなにかあったのか?」

「…なんでもないよ…」

「…そうか」

「まあなんかあったら言ってくれよ。くだらないことでもいいからさ」

「うん。ありがとう」


「っげほ!っげほ!」

「どうした?大丈夫か?」

「大丈夫。大丈夫だからさ気にしないでくれ」

「いやいや。気になるよ。本当に大丈夫なの?」

「いつもあることだから大丈夫」

「いつもって持病かなにかか?」

「うん…まあそんな感じ」

「…そうか。まあさ、最近、元気なさそうだったからさ。心配してるわけよ。俺は」

「そう?元気なさそうだった?」

「うん。なんか席にいるときとかなんか顔色が悪かったから」

「そうなんだ…顔色にでてたのか…」

「え?なんか言った?」

「え?ああ。心配してくれてありがとうな」

「お…おう」


やばくなってきたか?体の調子

このまま行ったら吐血でもなんでもしてしまうのでは…。面倒事になるな…

ゔあ…やばいめまいしてきた。本当にやばいかもしれない



「ギャシー」

「なんだ。ば…バケモノ…」

「なんだと…」

バタッ!

「おいコバ!どうした?」

「か…体が動かない」

「大丈夫か?」

「ゔは…」

「お前…吐血するほどやばいのか?大丈夫か」


「ギャシャー」

「やばい!コバ!危ない!」


グサ!

「た…卓…」

「ゔおおおー卓!卓!卓ゥ!」

「コバ。ありがとう!君のような友達がいてうれしかったよ…」

「・・・」

「た…卓」

僕のせいだ…僕が急に動けなくなるからだ。そのせいで卓は…


「ゔぁ!ゔぁ!」

やばい息が上がってきた。僕死ぬのかな。


「ギャシシー」

「やばい…くる!」

コロッ!ガン!


「ゔぁ!ゔぁ!」

とっさに転がっていなかったら僕は死んでいたぞ…

…僕ってこんなに動けたっけ?あまり運動は得意なほうではなかったが…

「ギャギャシー」

やばい!もう一発くる!避けないと…

くッ!速い!今度は素早い!避けられない!


「ゔぉああ!」

こんな時にめまいがすごいきてる。

「し…死ぬ…ゔぉあ」

そんなことよりも…攻撃がくる!


「ギャグァー」

グサッ!

「ゔぁあああああ」

ポタポタ…

い…痛い…血が出ていく…やばい…体がやばいのと合わさって本当にやばい…

こ…このバケモノは…地面に垂れている血を…吸っているのか…?とにかくやばい!


「ゔは…」

やばい…意識が朦朧としてきた…

「ゔぁ!ゔぁ!ゔぁ!ゔぁ」

「ゔぁあああああああああああああ」

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