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ウーパーサラマンダー

居酒屋でもらったウーパールーパー。見た目はとてもキュートだが、その正体とは・・・!?

蒸し暑い夏の夜、いい歳をした男達が飲んだくれていた・・・。


オメガ「息子が自由研究のネタを探しているのだが・・・。どうか、酸性雨の研究のために協力してくれないか?」


モラル「我は雨が嫌いだ。日輪が好きだから。あと、酸性雨を喰らうと体に不気味な模様ができる」


シグマ「最近、タウが構ってくれない・・・」


バゼル「こっちも、嫁が子供に付きっきりだ」


英次郎「それにしても本編が進まないな。これがホントのオマケが本編ってやつか?」


そう、これは所帯持ち三十路夫5人衆の飲み会だった!


シグマ「おーい、つまみ出せ!ちなみに外へ追い出すほうのつまみ出せじゃなくて食べる方のつまみだからな!」


店主「はいはい、ご丁寧に解説をつけなくても大丈夫ですよ」


店主はそういうと、から揚げを持ってきてくれた!


シグマ「ん?なんか変な形のツマミだな」


店主「実はそれ、今度出そうかと思っている新メニューなんですよ」


オメガ「値段はいかほど?」


店主「お値段は少々張りまして・・・。から揚げ5個で3500円くらいですね」


バゼル「ぶっ!!少々じゃねーじゃん!!!居酒屋でなんでそんなに高いツマミがあるんだよ!?」


店主「わたくしもそう思いました。ただ、珍味としては妥当なお値段かと・・・」


英次郎「珍味?」


店主「い、いえ!何でもありません!!」


モラル「まさかとは思うが・・・そのから揚げはサービスであろうな?」


店主「もちろんでございます!あなた方はうちの常連客ですので、このから揚げは今回だけサービスしときます!」


モラル「つまりはタダか・・・。しかし、我は肉や魚は喰わぬ。今飲んでいるものも酒ではなくメープル水だからな・・・」


店主「肉?魚?このから揚げは肉も魚も使っていませんよ?」


オメガ「どういうことだ?」


店主「食べればわかります。では、これにて」


店主はそういうと、そそくさと店の奥へと消えていった・・・。


英次郎「とりあえず食べてみよう」


5人は恐る恐る、から揚げを口にした!


オメガ「ん?結構いけるな・・・」


シグマ「漢方薬をから揚げにしたものかと思っていたが・・・すごくうまいな!!」


バゼル「この食感、確かに魚や肉とはちょっと違うな」


モラル「なんだこれは!?植物ではないではないか!!」


英次郎「味は・・・スッポンと河豚の合いの子か?アナゴに近いものもあるが・・・」


店主がサービスで出してくれた怪しいから揚げは意外に好評だった!


オメガ「スッポン?ああ、だから値段が張るのかもな」


バゼル「魚ではないと言っていたから河豚やアナゴではなさそうだしな」


モラル「くそお・・・。また動物性タンパク質を摂取してしまった・・・!」


店主「どうでしたか?から揚げのお味は?」


シグマ「めちゃくちゃうまかった。値段がもうちょっと安ければさらに嬉しいんだが・・・」


店主「ご満足いただけたみたいですね。では、さらにこれを差し上げましょう!」


店主はそういうと、とある生物を入れたパックを5人に渡した!


オメガ「なんだこれは・・・?」


店主「見ればわかるでしょう。ウーパールーパーですよ!」


バゼル「ウーパールーパー!?たしか1985年くらいに流行ったペットのことか」


英次郎「ウーパールーパー?流行った?こんな不気味なクリーチャーが!?」


モラル「我はこういう醜い生き物は嫌いだ。今すぐにでも葬ってやりたい」


シグマ「お前、ベジタリアンなのに生き物殺すのかよ?」


モラル「当たり前だ。ベジタリアンだからといって殺生をしない訳ではない。牛や豚など、我の手にかかれば木っ端みじんよ。そもそも植物という生命体を食している時点で不殺生は成立しない。だが、我はいつか食とう概念から掛け離れ、人類を超越する日を待ち侘びている」


オメガ「それにしてもいいのか?こんな生き物もらって」


店主「いいんですよ。なんせ、うちの親戚がウーパールーパーを大量に送ってきたんです。持て余してしまうくらいね・・・」


店主は何やら疲れた表情をしていたが、笑ってごまかした。


オメガ「ではそろそろお開きにするか」


バゼル「ありがとな、居酒屋のおっちゃん!」


5人は会計を済ませると、それぞれの家へと帰った。そして、とんでもないことになった!


オメガ「ただいまーーー」


デルタ「おかえり、あなた。・・・って、また飲んできたのね」


オメガ「今日はいいものをもらってきた!」


デス「おみやげ〜?」


フォーミュラー「見せて見せて!」


オメガ「ああ、見せてやろう!ウーパールーパーとやらを!!」


オメガは家族にウーパールーパーを見せた!すると、家族三人がドン引きした!


デス「気持ちわりぃ!!やだそのクリーチャー!!!」


フォーミュラー「う゛わ゛ぁぁぁぁん!!キモいよーーー!!(泣」


デルタ「今時の子供にとって、そういう生物は生理的にキツイのよ・・・」


オメガ「キモいか?私はウーパールーパーが可愛いと思うが」


シグマの家でも同じことを言われていた・・・。


タウ「私は騒音さえ聞かなければ基本的には優しいよ。でも・・・これは勘弁してよ!」


シグマ「昔さ、ウーパールーパーって流行ってたじゃん!!タウだって欲しいと思っていた時期があっただろ?」


タウ「うーん、三十路になるとそういう関心が薄れるのかしら?それに25年くらい前に変な博士から『魚が飼いたいというセリフは疲れた大人が言うセリフ』って言ってたし・・・」


シグマ「ウーパールーパーって両生類じゃん!魚じゃないから疲れた大人扱いされずに済むよ!!」


タウ「っていうか、ウーパールーパーってカエルみたいに成長すんの?だったら絶対に飼いたくない」


シグマ「・・・」


ちなみにバゼルは恐妻家だったので、自分のウーパールーパーを英次郎に押し付けて帰っていた。一方、モラル宅は・・・。


モラル「まったく・・・バカバカしいクリーチャーをもらってきてしまった・・・」


アザミ「ああ、これってウーパールーパーじゃん!昔流行ってたよね!」


モラル「あの頃の我はウーパールーパーなんかよりマリオに夢中だったからな・・・。あまりよくは覚えていない」


アザミ「私は当時、あまりにも欲しくて親にせがんだけど結局買ってくれなかったんだよね・・・。当時のウーパールーパーは恐ろしく高かったし、家は人形だらけで置き場所がなかったのも買ってくれなかった理由の一つだろうけど。それにしても、このウーパールーパーどこで買ってきたの?」


モラル「買ってきたのではない、居酒屋でもらってきたのだ」


アザミ「居酒屋?なんで居酒屋でウーパールーパーを?」


モラル「店主の話によると親戚が持て余すほど送ってきたらしい」


アザミ「そんなにたくさんもらったんなら、あとで私がその居酒屋でウーパールーパーもらって来ちゃおうかな?」


モラル「まさか、飼うつもりか!?あの不気味な化け物を!!!」


アザミ「当たり前でしょ!昔からの夢だったんだから!ウーパールーパーを飼うことが!!」


モラル「うーむ・・・」


英次郎の家でも大変な騒ぎだった!


富江「ウーパールーパーって・・・飼うスペースあるの!?うちに置いてある水槽は全て海水魚用よ?」


ガイロス「ウーパールーパーか・・・。こいつが流行っていた頃、世界ではとんでもないことが起きたんじゃよ・・・」


英次郎「ウーパールーパーってムツゴロウの仲間とかじゃないんだっけ?大体、こんな生き物が昔流行っていたってことが信じられないんだが・・・」


富江「あなたはディスティニーの生まれ変わりで2000年度にこの世に突如現れた存在だから当時の状況を知らないのも無理はないわね」


ガイロス「無視か・・・(´・ω・`)」


富江「昔、飼ってみたかったんだけど高いし、飼うスペースがなかったから諦めていたんだけど・・・。まさか、こんな形で出会うとは・・・」


英次郎「で、こいつはどんな餌を喰うんだ?」


ガイロス「当時、それを飼っていたアーシェロンの話によると、レバーとかエビとかを貪欲に食べたらしい。今ではウーパールーパー専用の餌があるらしいのう」


英次郎「貪欲に餌を喰うのなら、水の汚れも速いだろう。仕方ない、また新しい水槽を設置しよう」


富江「どこに置く気よ?」


英次郎「カウンターの1番端っこ」


富江「いいの?父さん??」


ガイロス「実は、わしも当時アーシェロンが飼っているという話を聞いて内心うらやましかった。しかし仕事で手一杯だったから飼えなかった。だが、今では立派な跡継ぎがいるから心置きなく飼える!よって、カウンターの端にウーパールーパー用の水槽を置くことを許可する!!」


こうして、一人を除く各家庭でウーパールーパーの話題が持ち切りになった!

しかし、不気味なから揚げの話題は一切出てこなかった・・・。


次の日・・・。


英次郎「おはよう、富江。ウーパールーパーの様子はどうだ?」


富江「それが・・・グッタリしてる」


英次郎がふと温度計を見ると、水温は30度くらいだった。


英次郎「熱帯魚ならいい湯加減のはずだぞ?」


富江「ウーパールーパーにとっていい湯加減ってなに?」


すると、ガイロスがどこかの氷山から取ってきた大きな氷を持ってきた!


ガイロス「この氷を今すぐウーパールーパーのところへ!昨日の夜にググった情報によると、ウーパールーパーは暑さに弱いらしい!だから氷を入れて冷やすんじゃ!!」


英次郎「お義父さん、そんなにデカイ氷じゃ水槽に入りませんよ!」


ガイロス「だったら、お前の華麗なる業で氷を粉々にすればいいじゃろ」


英次郎は言われるがままに氷を粉々に斬った!しかし、それでもまだ水槽に入れるには大きすぎた!


英次郎「魚を捌くのは得意だが、氷を捌くのはキツイ」


富江「だったら、かき氷機でさらに細かくすればいいじゃない!」


英次郎「それは名案」


英次郎はかき氷機を使ってかき氷を作り、ウーパールーパーの水槽へ入れた。


英次郎「これで水温が25度くらいになったな」


富江「ところで、ウーパールーパーの餌って何食べるの??」


英次郎「・・・」


一方、オメガ家は・・・。


オメガ「そういや、昨日もらってきたウーパールーパーどこへやった?」


デルタ「グッピーの水槽へ入れといたけど?」


オメガ「グッピーの水槽か。ウーパールーパーのやつ、グッピーと仲良くしてるかな?」


オメガは興味津々にグッピーの水槽を覗いた!・・・グッピーが全ていなくなっていた。


オメガ「!!!???」


水槽の中をよく見てみると、腹を膨らませたウーパールーパーがねっころがってた!


オメガ「ウーパールーパーが・・・グッピーを喰いやがった!!!これはまずいぞ!!子供達が起きてこのことを知ったら、とんでもないことが起きるぞ!!!」


オメガは必死こいて言い訳を考えた!そして・・・


フォーミュラー「あれ?グッピーは!?」


オメガ「グッピーはウーパールーパーとの戦争に負けたから、どこかへ引っ越したんだよ(棒」


デス「だったら、ウーパールーパーの腹の膨らみは何なんだ?まさか、ウーパールーパーがグッピーを食ったか?」


オメガ「たった一匹のウーパールーパーが100匹ものグッピーを喰えるはずがない!ウーパールーパーの腹が膨らんでるのは、カエルと同じ両生類だからだよ!!」


デス「ホントかなぁ?」


子供達は半信半疑になりながらも朝食を食べに食堂へ向かった。


オメガ「よかった・・・。なんとかごまかせた。しかし、ホントにウーパールーパーの仕業なのか?グッピーを全部喰ったの」


オメガもウーパールーパーがグッピーを全部食べたのかどうかに関して半信半疑になりながらも食堂へ向かった。

その頃、モラル宅は・・・。


アザミ「はい!ウーパールーパーちゃん!!ご飯でちゅよ〜!」


モラル「おい、我が食べる野菜は!?」


アザミ「あんたはそこらの雑草でも喰ってれば??(嘲」


モラル「何を言ってるんだ、貴様は!?亭主よりもその醜い化け物が好きか?好きなのか!?」


アザミ「当たり前じゃん!あなたは無愛想でつり目で性格悪くてベジタリアンで策士でかっこよくて光合成できるけど、ウーパールーパーのほうが可愛いの!!」


モラル「言ってることがよくわからん」


アザミ「要するに、妻を大事にしない夫は単なる粗大ごみなの!!!」


モラル「そ・・・粗大ごみ・・・」


モラルは悲しげな目をすると、冷蔵庫の野菜室の中へ消えていった・・・。


アザミ「まったく、キツイことばかり言える人なのに、言い返されるとしょげるんだから」


アザミはそういうと、ウーパールーパーに霜降り肉を食べさせた。

そんでもって、シグマ・タウ夫婦はというと・・・??


シグマ「なんでまだドンブリの中に入れておくの?」


タウ「だって入れておく容器がなかったんだもん」


シグマ「ウーパールーパーをドンブリに・・・。ねこ鍋ならぬウーパールーパー丼だな」


シグマが変なことをいった途端、ウーパールーパーがシグマの鼻に飛びついて噛み付いた!


シグマ「いたたたた!!!」


タウ「ウーパールーパーちゃん、どうかしたのかしら!?シグマ、さっきウーパールーパーにひどいこと言わなかった??」


シグマ「ウーパールーパー丼か?」


シグマが禁句を言うと、ウーパールーパーはさらに鼻を噛んだ!


シグマ「ぎゃあいでで!!!すまなかった!!ウーパールーパー丼とか、変なギャグ言って悪かった!!許してくれ!!!」


シグマが謝ると、ウーパールーパーは鼻を噛むのをやめた!


シグマ「ああ痛かった〜。・・・それにしても、なんでこいつ噛み付いてきたんだ?」


タウ「ねぇ、このウーパールーパーさ・・・。本物のウーパールーパーなの?」


シグマ「え??」


タウ「本物のウーパールーパーなら水から飛び出して噛み付くみたいなことしないんじゃないの??」


シグマ「そうか?俺、今までウーパールーパー飼ったことないから知らん」


タウ「ググれカス」


そんでもって、ダークラ城で5人は再び集合した!


シグマ「ウーパールーパー丼とかって言ったら、ウーパールーパーに鼻を噛まれた」


オメガ「なに?鼻を噛まれた?こっちはグッピーを喰われたよ」


英次郎「あの大水槽にいた100匹ものグッピーをか?ちなみにこっちは二匹ともなんともなかったが??」


モラル「こっちは妻のアザミがウーパールーパーを溺愛しすぎて家事をろくにやらん。だから我は野菜室に引きこもることにした」


バゼル「何だかんだで・・・もらってこなくてよかったぜ!」


オメガ「あの居酒屋、当分の間は行くのをやめるか?」


英次郎「ああ、そうしたほうがいい」


ディスティニー「お前ら、なにしゃべってるんだ??」


シグマ「お前には関係ないことだろ!!いっぺん死んでこいや!!!」


ディスティニー「一回死んでるし。だから生まれ変わりの英次郎がいるんだろ。

ところで、ウーパールーパーって喰えるの知ってた?」


英次郎「なに?ウーパールーパーは喰えるのか?それは本当か、前世!」


ディスティニー「俺の姉ちゃんがウーパールーパーのから揚げ喰ったことあるみたい。俺の姉ちゃんって両生類喰うの好きだからさ、カエルとかサンショウウオとか平気でいけてしまうみたいだ」


バゼル「ウーパールーパーの・・・から揚げ!?」


モラル「そういや昨日食ったから揚げ、何かと形がそっくりだったな・・・」


ディスティニー「姉ちゃんの話によると、サンショウウオはスッポンと河豚みたいな味だって」


英次郎「スッポンと河豚の味?まさか・・・!!」


5人は急いで、いつもの居酒屋へ押し入った!


シグマ「おいてめえ!!なにウーパールーパーを客に食わしてるんだ!?」


店主「え?国のお偉いさんからちゃんと許可はもらったけど?」


英次郎「許可取ってるからいいってわけじゃないんだ。なぜそれを黙って客に提供したのかが聞きたいんだ」


店主「いや、ウーパールーパーってことがわかったら食べるのを躊躇しちゃうんじゃないかと思いまして・・・」


英次郎「いや、自分はウーパールーパー知らなかったからどうでもよかったんだが」


モラル「よくも我に変なものを喰わせたな」


店主「すいません!マジですいません!!親戚が送り込んできたウーパールーパーを持て余していたので、から揚げとして売ればいいんじゃないかと思ったのですが、あの可愛らしい生き物を調理するのは精神的にキツイんですよ、私の場合。それで誰かに打ち明けたかったのですが、それをいう勇気がなくて。あなた方のほうから言い寄ってきてよかった・・・」


オメガ「だったら最初からそういえばよかったのに・・・。だったら、そのウーパールーパー引き取りましょう」


店主「引き取ってどうするんですか?」


オメガ「うちでペットショップやっている者がいるので、引き取ったウーパールーパーをペットとして売ってもらうんです。もちろん、売上の何割かは店主に寄附します。いつでもこの店で飲みたいからね」


店主「そこまでしてくれるとは・・・。私はいい常連さんに恵まれたものだ(涙」


シグマ「これで全て解決したな。よかったよかった!」


5人が帰ろうとすると、店の前にゼブラスが現れた!


ゼブラス「どうしたんだみんな?」


オメガ「ゼブラスこそ、何しにここへ?」


ゼブラス「実はここに送ったウーパールーパーの中にサラマンダーが紛れていたんだよ」


シグマ「お前、この居酒屋の店主と親戚だったのか!?」


ゼブラス「いや、厳密にいうと私の母の祖母の祖父であって、親戚というよりは先祖かな?」


英次郎「店主・・・お前一体何者なんだ!?」


テンクウ「そう!我が名はテンクウ!!父・ザイガンのために居酒屋を営みながら、下界の監視をしていたのだ」


モラル「そなたは天使系ザイガン族でありながら、なぜ悪魔系オメガ族である我らに親しくする?」


テンクウ「この居酒屋では天使も悪魔も関係なく、ただ楽しく皆で飲んでくれればそれでいいがモットーだからね」


ゼブラス「私は白黒系レイザン族と天使系ザイガン族の血をひいている。ってことはわかったね?」


バゼル「わかったから、さっき言っていたサラマンダーについて説明してくれ!」


ゼブラス「サラマンダーとは、はるか昔に突如現れ、恐竜達を喰い滅ぼしかけた謎の生命体だ。サラマンダーによって恐竜の絶滅を恐れたダイノは生き残った恐竜を月へ避難させ、自分はサラマンダーと激しい闘いを繰り広げた。しかし、その時に落ちてきた巨大隕石によってダイノはサラマンダーもろとも爆破。大ダメージを受けたダイノはアルプス山脈で眠りにつき、サラマンダーに至っては全滅したかに思われた」


オメガ「思われたって、どういう意味だ!?」


ゼブラス「生き延びていたんだよ、ウーパールーパーとしてな」


オメガ「ウーパールーパーとして・・・?サラマンダーとウーパールーパーにどんな関係が?」


ゼブラス「ウーパールーパーというのは日本での呼び名で、厳密に言うとアホロートルという名前なのだが、実はメキシコサラマンダーという名前でもある。サラマンダーの化石の骨髄から抽出されたDNAとウーパールーパーのDNAがかなり近かったから、巷ではウーパールーパーはサラマンダーの末裔と言われている」


シグマ「昔は凶悪な存在だったみたいだが、今はおとなしい生き物なんだからビビる必要はないんじゃね?」


ゼブラス「ところが、それがビビるんだ。ぶっちゃけ言うと、ゼブラス細胞を組み込んだウーパールーパーを創っちゃった!だからヘタな買い方するとサラマンダー化して地球上で猛威を振るうんだ、ごめんちゃい☆」


バゼル「ごめんちゃい☆じゃねーよ!!なに馬鹿なことやってんだよ!?」


モラル「確か、我ら5人が参加した『笑ってはいけない学習合宿』に出てきたゴリランテって奴も、少女の遺伝子にゼブラス細胞を組み込んで生まれた化け物だったはず。貴様は同じ過ちを繰り返す気か!?」


ゼブラス「まっ、人間がやってるような遺伝子組み替えよりは無害だし」


英次郎「無害じゃないだろ!恐竜を喰うような奴が復活したら、こんどは人類が喰われてしまうだろ!」


ゼブラス「この店へ来たのも、繁殖させたウーパールーパーの中にサラマンダー化しかねないウーパールーパーがいるってことを伝えるためだったんだ!」


シグマ「だったら早く言えやks」


オメガ「お前が送り込んだウーパールーパーの中に危険な奴がいるって言いたいんだな?で、そいつらの見分け方はあるのか??」


ゼブラス「見分け方か・・・。例えば、たくさんの小魚がいる水槽に入れておいたら一晩で魚が全ていなくなったりとか・・・」


オメガ「一晩で・・・魚が・・・いなくなる??」


ゼブラス「食べようとしたら噛み付かれたとか・・・」


シグマ「ウーパールーパー丼って言ったら噛み付かれたのはまさか・・・」


ゼブラス「ウーパールーパーにとって消化に悪い牛肉をモリモリ喰っていたとか・・・」


モラル「確かアザミの奴、霜降り牛肉を与えていたな・・・」


ゼブラス「水温が高くてグッタリしているとか・・・」


英次郎「そういや、グッタリしていたが・・・まさか?」


ゼブラス「・・・は、普通のウーパールーパーだから問題ない。逆に熱湯の中でも生きていたら要注意。奴らは高温に強いからな」


英次郎「大丈夫だったか、うちのウーパールーパーは!」


バゼル「俺は他人に押し付けたから何も問題はないんだが、サラマンダー化するウーパールーパーって油で揚げても生きていられるの?」


ゼブラス「さっき言っただろ、調理しようとしたら噛まれると。おそらくテンクウがから揚げにしたウーパールーパーは全て普通の奴だな。まっ、心当たりがあったら気をつけろ」


テンクウ「ではさっそく、サラマンダー化するウーパールーパーを見つけてください!」


テンクウはそういうと、ウーパールーパーが入ったデカイ水槽を持ってきた!


ゼブラス「怪力だな、テンクウ!!」


テンクウ「地球を支えるくらいの自信は軽くありますね」


バゼル「どうせ逆立ちしながら『地球を支えたぞ』みたいなことを言うんだろ?」


バゼルのツッコミに対してキレたテンクウは、手から波動砲を放った!バゼルは地球の果てまで吹っ飛んだ!


オメガ「天使族・・・。おそるべし、おそるべし・・・」


ゼブラス「この中からサラマンダー化する奴を見分けれと言われても・・・。見た目はウーパールーパーと全く同じだからわからないよ」


シグマ「簡単に見分ける方法あるぞ」


ゼブラス「なに?あったら教えてくれ」


シグマ「大声で『ウーパールーパー丼』って、叫ぶんだよ!(小声」


ゼブラス「ウーパールーパー丼??(大声」


すると、サラマンダー化できるウーパールーパー達がゼブラスに一斉に噛み付いた!


ゼブラス「ぎゃわあーーー!!痛ってえーーー!!!噛み付くなーーー!!!!」


シグマ「やっぱり・・・。そいつらがサラマンダー化できるウーパールーパーですな、ゼブラスさん」


オメガ「これはまずいぞ。今日の仕事はここまでにして、家が心配な者はすぐに帰って様子を見るんだ!」


5人はその場で解散し、すぐさま帰宅した!


オメガ「ウーパールーパーどうした?・・・って、うおわあーーー!?」


なんと、ウーパールーパーの入っていた水槽はクソまみれになっていた!クソの中にはグッピーらしきものも確認できた。


オメガ「ウンコ出過ぎ・・・」


デルタ「ねえ、ウーパールーパーって・・・こんなに・・・フンするの??」


オメガ「いや、これはウーパールーパーなんかじゃない!サラマンダーっていう怪物なんだ!」


デルタ「サラマンダー??あっ、そういや皿洗いまだだった!」


デルタはそういうと、急いで皿洗いにキッチンへ向かった!


オメガ「そういや、もう昼時だな。今日のメニューはから揚げに丼ものか・・・」


オメガが何気にそうつぶやくと、水槽のウーパールーパーが飛び出してオメガに噛み付いてきた!


オメガ「な、なんだこいつ!?お前を喰うとは一言も言ってないのに!・・・やはりお前はサラマンダーするウーパールーパーだったか!」


オメガはウーパールーパーを掴むと、壁でぶちあてた!すると、ウーパールーパーが巨大化して人間大になった!!


ウーパールーパー?「ニンゲン・・・コロス・・・!」


ウーパールーパーはそういうと、玄関から逃亡した!


オメガ「しまった!追いかけなくては!!」


その頃、シグマの家では・・・。


タウ「あれ?シグマ、もう帰ってきたの?私は有給休暇だったから家にいたけど」


シグマ「タウ、ウーパールーパーの様子はどうだ?」


タウ「そういえば、ついさっき人間大に巨大化してどっか行ったよ。お腹すいたみたいなこと言っていたけど」


シグマ「そいつはまずいぞ!あいつはサラマンダーといって、人間を喰うくらいヤバい化け物なんだぞ!」


タウ「サラマンダー??たしか、奴の他にウンディーネ、ノーム、シルフっていう精霊が・・・」


シグマ「馬鹿な!?奴には仲間がいたのか!?って、追いかけねば!!」


一方、モラル宅は・・・。


モラル「アザミ、生きてるか?」


アザミ「生きてるよ?私もウーパールーパーも」


そういっているアザミが抱き抱えているのは、巨大化したウーパールーパーだった!!


モラル「どうしたのだ、それ?」


アザミ「高い肉を与えた甲斐があったのか、こんなに成長しちゃった!」


ウーパールーパー?「チチモマセロ・・・」


モラル「そいつ、セクハラ発言しておるぞ??」


アザミ「おっぱいが欲しいのかしら?」


モラル「わ゛あ゛あ゛ーーー!!やめろ!!奴に乳をやったら、冗談抜きで乳を持ってかれるぞ!!!」


モラルは慌ててウーパールーパーに激突した!ウーパールーパーは大慌てで家から逃亡した!


アザミ「なんてことしてくれるの!?連れ戻してきなさい!」


モラル「うむ、追いかけねばならぬ」


ちなみに、英次郎は・・・。アズの住むマンションにいた。


アズ「えっ?ウーパールーパーくれるんですか?」


英次郎「おすそ分け。前世によろしく頼む」


アズ「はい!ディスティニーにはよろしく伝えておきますね」


英次郎はウーパールーパーをおすそ分けしていた。

吹っ飛ばされたバゼルは・・・。


バゼル「グーグー」


吹っ飛ばされたメキシコで寝てた。


オメガ「くそっ、ウーパールーパーはどこだ?」


オメガがそういっていると、上空から恐ろしく大きなドラゴンが襲い掛かってきた!そう、さっきまで人間大だったはずのウーパールーパーだ!!


サラマンダー1「ニンゲン・・・コロス・・・」


オメガ「まさか、さっきのウーパールーパーが!?こんな短時間であそこまで巨大化するとは!!!」


すると、他のサラマンダーが二匹現れた!


サラマンダー2「オナカヘッタ・・・」


サラマンダー3「チチモマセロ・・・」


シグマ「これは・・・恐竜でも勝てないわな」


モラル「両生類の分際で巨乳に目をつけるな!!」


オメガ「これは・・・キツイ闘いになりそうだ」


オメガはそういうと、シグマ・モラルと共にサラマンダーに立ち向かっていった!

三人が戦っている頃、英次郎は料亭へ戻っていた。


英次郎「ただいま。昼時なのに店開けてごめんな」


富江「あなた、ウーパールーパーが生け簀の中に入ってるんだけど・・・」


英次郎「はあ?たしか生け簀は海水が入っているから、ウーパールーパーが入ったら生きられないはずだろ」


英次郎がそういって中を覗くと、海水の入った生け簀の中を悠々と泳ぐウーパールーパーがそこにはいた!


英次郎「!!!??」


ガイロス「これは大発見じゃ!これは特別なウーパールーパーかも知れん!」


英次郎「こいつも・・・サラマンダーか!?」


英次郎がそういってウーパールーパーをすくおうとすると、ウーパールーパーはいきなり巨大化して店の外へ出ていった!


ガイロス「更なる大発見!!ウーパールーパーは海水に浸かると巨大化する!!!」


富江「あなた・・・。あれって・・・」


英次郎「やはりアイツもサラマンダーだったか!」


英次郎は急いでウーパールーパーを追いかけた!

その頃、バゼルは眠りから覚め、メキシコをブラブラしていた。


バゼル「メキシコは俺の故郷だし、久しぶりに実家へ帰るか」


バゼルはそういいながら歩いていると、本屋が目に止まったので立ち寄ってみた。すると店頭に、預言の本らしきものが置いてあった!


バゼル「なになに?『もしもの時の対策』だって?おっ、サラマンダーが現れた時の対策が載ってる!フムフム・・・?サラマンダーに立ち向かう時は格下の二人が格上の者の足をそれぞれ片方ずつ持ち上げた状態で『ウエシタドッジ』と言うと、すごい力を持つ巨人になれる・・・だと?さっそく、皆に知らせるか」


店の人「おいあんた、買うの?買わないの??」


バゼル「もうちょい読んでいたいが、それどころではないな!!」


バゼルはそういうと、瞬間移動してオメガ達の元へ駆け付けた!


バゼル「大丈夫か?お前ら!?」


オメガ「大丈夫では・・・ない・・・」


オメガは両足に怪我をしていた!


バゼル「これは・・・。とても掴めたものではないな」


他の二人はサラマンダーとの闘いで大苦戦を強いられていた!


サラマンダー1「ニンゲン・・・ヒドイ!ダカラ・・・コロス!!」


シグマ「お前らは、あの時に・・・絶滅するべきだったんだよ!」


サラマンダー2「ニンゲン・・・オイシイ?」


モラル「すくなくとも・・・植物に極限に近い我は旨くはないぞ?」


サラマンダー3「巨乳巨尻長身ッテ・・・サイコーダヨネ!」


バゼル「お前ら無事か?」


シグマ「無事なわけないじゃん!だからお前も一緒に闘え!!!」


バゼル「シグマ、ちょっと足を持ち上げるぞ」


バゼルはそういうと、シグマの右足を掴んで持ち上げた!


シグマ「わあっ!なにやってるんだ、お前は!?」


バゼル「モラル!シグマの左足を持ってやれ!」


モラル「・・・こうか?」


モラルはシグマの左足を持ち上げた!すると、バゼルは不可思議な呪文を唱えた!


バゼル「ウエシタドッヂ!!」


すると、三人は光に包まれて巨人に変化した!


ハイパーシグマ「うおおっ!?力がみなぎってきたぞーーー!!!」


ハイパーシグマはそう叫びながらサラマンダー三匹を瞬時に倒した!


サラマンダー1・2・3「グビャアアア!!!」


ハイパーシグマ「ふっ、あっけないものだ」


オメガ「三体合体するとは・・・。我が配下も捨てたものではないな」


すると、さっきよりも大きなサラマンダーが現れた!


サラマンダー4「ウゴガガアーーー!!!」


ハイパーシグマ「なんだこいつは!?」


英次郎「そいつは、自分のところにいたウーパールーパーだ!おそらくもう片方もサラマンダーに違いない。だから、お前はそいつの相手をしていてくれ!」


英次郎はそういうと、アズのマンションへ大急ぎで向かった!すると、アズだけでなくディスティニーもいた!


ディスティニー「どうしたんだ、英次郎?アズと同居してる俺がうらやましいか??」


英次郎「お前、アズのこと好きだったっけ?」


ディスティニー「実はこのマンションが快適だから居候してるだけ」


アズ「ディスティニーはシャイだからそんな質問しちゃダメだ!私の代わりに美味しい料理作ってくれるんだ」


ディスティニー「お前が作るより俺が作ったほうがいいからな」


アズ「一昨日なんか、オデコにキスしてくれたんだよ!」


ディスティニー「お前のデコが広いからマジマジと見つめていただけだったのに、お前がぶつかってきたから唇が・・・。あれはものすごく痛かったな」


英次郎「そんな下らん恋話はどうでもいい。それより、ウーパールーパーはどこ?」


アズ「ウーパールーパーなら鍋の中に入れたままだけど」


ディスティニー「鍋の中!?・・・まさか!!!」


ディスティニーは大急ぎで台所へ向かった!すると、熱された油が入っている鍋の中にウーパールーパーが!!


ディスティニー「んもー、アズのバカー」


ディスティニーは鍋の中にウーパールーパーがいるのを知らずに油を入れ、火にかけてしまったのだ。


アズ「ん?いい匂いだな。昼食のおかずはから揚げか??」


ディスティニー「高級霜降り牛肉で中がミディアム状態の牛カツを作ろうとしたんだが・・・。って、肉!肉!!肉はどこ!?」


なんと、置いてあったはずの牛肉が消えてなくなっていた!


英次郎「こいつ・・・、生きてる??」


英次郎が油からウーパールーパーをすくいあげた!なんと、ウーパールーパーは何事もなかったかのように動いていた!


英次郎「ええい、こうなったら・・・」


英次郎はとっさにウーパールーパーをマンションから投げ捨てた!すると、投げ捨てられたウーパールーパーは瞬時にサラマンダーに変身し、どこかへ飛んで行った!!


英次郎「くそ・・・。逃げられたか・・・。ん?」


英次郎は空を見上げた。なんと、上空を多くのサラマンダーが飛行していた!!!


英次郎「な、なに!?残りの奴らはゼブラスが処分したはずでは・・・」


すると、アズのマンションをボロボロになったゼブラスが訪ねてきた!腕は消滅し、目や鼻も欠損していた!


ゼブラス「オロナイン、塗ってくれ・・・」


アズ「そんなのではこんな大怪我は治らないぞ」


ゼブラス「うるせえ!オロナイン塗れっていったら塗れ!!」


ディスティニー「馬の脂のほうが効くぞ」


英次郎「塗り薬の話はいいから、このサラマンダーはどういうことなんだ!?」


ゼブラス「サラマンダー化できるウーパールーパーに噛まれたあと、私は水槽の水で体を洗った。すると私の血が水槽にでも入ったのか、普通のウーパールーパーまでもが凶暴化して・・・。あたふたしていたらウーパールーパーが全てサラマンダー化してた」


英次郎「どうすんだよ、この状況!サラマンダー5匹くらいなら自分一人でも勝てたけど、100匹近いとなると・・・。勝てないな」


ゼブラス「ならば、三傑に頼むか・・・」


ゼブラスはそういうと、残った腕でケータイを操作し、三傑にメールを送った!


・・・ダークラ宅。


マヤミ「ちょとパパ、私が買った預言の本を返してよ!」


ダークラ「サラマンダーか・・・。おもしろそうなクリーチャーだな」


プルルルル・・・


ダークラ「おっと、メールだ。なになに・・・。よし、行くか!」


ダークラはマヤミに本を返すと、サラマンダー退治に向かった!


・・・神聖ラグリー帝国


ラグリアス「最近、おもろいことないのう」


ブーブー・・・


ラグリアス「なんや?・・・なになに?・・・よっしゃいくでえ!!」


アナスタシア「どこへ行くのです?」


ラグリアス「日本へ行って、サラマンダーとか言う化け物をぶっ殺したるでぇーーー!!!」


ラグリアスは喜びながら戦闘機に乗ると、日本へと向かった!


・・・リュウハクの宮廷


ザンテツ「行くのか?ハクレン」


リュウハク「ああ、サラマンダーは・・・。我らが祖先・恐竜族の仇。行かぬわけにはゆかん」


リュウハクはそういうと戦闘機に乗り、日本へ向かった。


そのころ、英次郎達はサラマンダーの大群に勇猛果敢に立ち向かっていた!


英次郎「くっ・・・。いくら捌いても捌ききれないな!!」


ゼブラス「化学技術は人類に恩恵をもたらすが同時に滅びももたらす。私は、それを気にせずに平気で化学技術を悪用していた。その・・・ツケか」


英次郎「どんなにやられても、立ち止まらず、立ち向かって、死にそうになった時、こう言うんだ。『生まれてよかった』・・・ってな」


ハイパーシグマ「さすがにこの数はキツイな」


すると、三傑が援軍として駆け付けてきた!


ダークラ「大丈夫か?お前ら」


ラグリアス「まさか怪獣と戦える日が来るとは・・・」


リュウハク「弔い合戦ぞ!」


ラグリアスとリュウハクは戦闘機でサラマンダーを撃ち落とし始めた!


ダークラ「いいなーーー。俺も戦闘機欲しいな〜」


ゼブラス「ならば差し上げますよ」


ゼブラスはそういうと、戦闘機を呼び出した!


ダークラ「ごっついね〜!」


ゼブラス「ラグリアスとリュウハクの搭乗している戦闘機も私が造りました」


ダークラ「じゃあ、乗るか!」


ダークラは戦闘機に乗ると、しっちゃかめっちゃかに操作した!


リュウハク「ダークラ!免許はもっとるのか!?」


ラグリアス「ダークラ、笑いとっとるのう。ん?なんやこのボタンは??」


ラグリアスは謎のボタンを見つけては押してみた!すると、三傑の乗る戦闘機が変形合体して巨大ロボになった!


ハイパーシグマ「なんか、あっちも合体したんだが?」


ゼブラス「三人の戦闘機が一つになる時、無双なる力を持つ最強の魔神になるように造った」


ラグリアス「ふひゃひゃ!!無双突破・ラグリオンやでぇーーー!!!」


リュウハク「わし専用のロボにもなるのかな?」


ダークラ「こういう系は好きだ」


無双突破・ラグリオンはサラマンダーをあっという間に全滅させた!


ダークラ「チートすぎるほどこのロボが強いのか、単に表現するのが怠くなったのか・・・」


アズ「ところで、この倒したサラマンダーはどうするのよ?」


リュウハク「今晩のおかずに使えばどうだ?」


アズ「すき焼きにして食べるか」


ディスティニー「ああ、そうだな」


ゼブラス「それでも腐ってしまうほど余るだろ」


オメガ「そうだ!いいこと考えた」


数日後・・・。


テンクウ「期間限定!サラマンダーの肉を使ったから揚げはいかが?」


テンクウの居酒屋でサラマンダーのから揚げが売り出された。から揚げは好評で、客足が1・5倍に増えたそうな。

ブームでもないのにウーパールーパーネタ。さらに、話が進むにつれてグダグダ感がハンパない。こんなことなら、最後までウーパールーパー飼育ネタで進めればよかったよ。

他にも複数個、ネタを温めてはいるのだが・・・。そっちのほうがマシだったかも。

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